かおさんのみみはねこのみみ

ふたのないたからばこ
〜コトバのむこうにあるもの〜

Lot

2017-05-10 | 日記
同じものを作っても、ロットが違うと
色目だったり、微妙な成分配合が違うので、
毛糸には、必要分をまとめて購入するように書いてあるし、
シャンプーなどには、詰め替えの際には洗ってから、と書いてある。

いまだに、まだまだ、ライブの度に、波がある。
手ごたえのあったライブができると、
あの感動をもう一度、と思って、
次にも同じセットリストを持っていって、結局こける、
ということはよくある、というより、絶対うまくいかない。
場所と時間、そこにいる人ひとりひとりの熱のようなもの。
開けてみないとわからないのが真相だけれど、
それでも、やっぱり想像力を駆使して、いろいろ悩む。
そこにいる(だろう)人の顔は、とても重要だ。

歌いに行っている場所のほとんどが、予約不要のところなので、
「行くよ!」とメッセージをもらうこともあるし、
サプライズ的に「来たよ!」と言いながらのこともある。
どちらも、とてもうれしいことで、
少しでもいっぱい届くようにと思う。
歌いに行く場所に、そんな風に足を運んでくれる人と、
そこに行くと、必ずそこにいてくれる人がいる。
マスター、ママさん、オーナー、店長・・・そのハコの主。
その人のかもす波長は、少なからず空気を動かしていると思う。
そういうのを、ライブに限らないけど、
相性っていうんだろう。


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安いワイン

2017-05-10 | 日記
世の中に、どれくらいの数の酒があって、
それくらいの銘柄があるんだろうか。
ひとつの銘柄だって、毎年、作柄や気候の具合で、
微妙に味わいが変わったりするのではないだろうか。

ラベルにはたいてい、中の酒の味わいについて、
説明が書かれている。
甘口辛口、酸味や苦み、フルーティーさ、深みについて。
それを読んで、わたしたちは思いを巡らす。

巡らせて、巡らせて、
いくら巡らせても、それは想像であって、
淡く期待と妥協をもって開封して、
自分の想像力についての検証と評価を得る。

味覚は、ほかの感覚に比べても、
特に個人によっての好き嫌いが大きく分かれる。
それを、言葉でしか説明ができないというのは、
味覚にとって、とてもハンディキャップになることだと思う。

酒の場合は、言葉の説明に加えて、
製造メーカーの情報や、価格、
そして、それらを総合して、過去の失敗失望も含めての
経験値も判断材料になるが、
やはり、いつもそれは小さな小さな博打みたいなものだ。


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