on-ice off-ice

氷上のスポーツ、カーリングをやっています!カーリング以外のことも書くのでon-ice off-iceです!

「朗読の日」&「グリーンチャリティリレーマラソン」

2014-06-29 22:56:30 | インポート

梅雨の晴れ間の621日、友人が出演する「第12回 朗読の日」公演に行ってきました。

001


会場の銀座博品館ホールに着いたのは開会の40分前でしたが、すでにエレベーター前には列ができていました。開場時間にはほぼ満席。司会者のお話では今日舞台で朗読するのが初めてという方もいらっしゃるとのこと。こんな大勢の人たちの前で朗読するのはさぞかし緊張するでしょう。

 私の友人は公演の中でやなせたかしさんの「足みじかおじさん」、福島の花を詠った「ここは花の島」を群読で読みましたが、それぞれの読み手の間合いがとてもよく、言葉が自然と心に入ってきました。冒頭で先生が「やなせたかしさんと言えばアンパンマンですが、今日はアンパンマンではなく足みじかおじさんの話です。」とおっしゃっておりましたが、悲しんでいる人や困っている人を知恵と工夫で癒してくれる“足みじかおじさん”は自らの顔を食べてもらって人々に元気を与えるアンパンマンのようなおじさんの話でした。

 私が見たAステージでは「伊豆の踊り子」などの名作をきちんと座って朗読する方から高校生の短歌をグループでかわるがわる読み上げる学生さんなど、内容盛りだくさんで元気を貰えた2時間半でした。

 元気を貰った翌22日、東京カーリングクラブのメンバーで「第13回 グリーンチャリティー リレーマラソン IN東京ゆめのしま」に参加しました。私たちが参加したのは「4時間リレー」でした。24時間リレー、24時間個人、12時間リレーなどがある中で最短時間です。

 小雨というより本降りに近い雨の中、17人の参加メンバーが集まりました。それぞれ、「クールカーリング」、「東京カーリングストーンズ」、「走らんか!東京カーリングクラブ」の3チームに分かれ、私のチームは「走らんか!東京カーリングクラブ」でした。

001_2

私は2年前にも参加していましたが、前回は初めてとあってスポーツクラブでのランニングマシン中心とはいえ何回も走り込んできましたが、今回はランニングマシンで走ったのが2回、参加メンバーと走ったのが1回だけという体たらく。ただ、前回よりリラックス出来ていることだけは確かでした。

 着替えてゼッケンとICチップを付けたり、初参加の人にコースを説明したりしているうちにスタート時間を迎えました。まずは一人3周ずつで次のランナーに襷を渡すことになり、私は第3走者だったのでスタートをスタンド席から見守ります。150人近くいるランナーがスタート地点の前にひしめく状態でスタートのカウントダウン、ピストルを合図に一斉に走り出していきました。

コースは競技場内のトラックを直進してマラソンゲートを出て競技場の周囲を回って競技場内に戻ってトラックを4分の3周する平坦な1.3kmで、決められた襷渡しゾーンで襷を繋ぎながら走っていきます。

 スタートしたランナーたちはすぐに競技場の外に出てゆくのですが、早い人は4分ぐらいで再び競技場に姿を現し、その後ろは長い列になって戻ってきます。同朋の3チームのタイムを計っているのですが、結構速い。「足引っ張ったらどうしよう・・・」と不安がよぎります。

 002


順調に襷を繋いで、いよいよ私の順番が回ってきました。走っている人がとにかく多いので、前の走者Yさんの服装をしっかり頭に入れて襷ゾーンの脇に待機します。無事に襷を受け取ってスタートして、仕事ひとつ終了!思ったより勢いよく走り出した感じで、このまま走ると3周持たないと競技場の外に出たところで少しペースを落として走りました。減速したのは見ている人がいないと思ったからなのですが、競技場の外でも結構人がいて、見知らぬ私などにも声援を送ってくれるので励みになるのです。周りにはシマウマの被り物を頭にのせて走る人、サンダル履きの人、AKBの服装の人などさまざま格好で走る人もいるので見ていて楽しいです。無事に次の走者に襷を渡して最初の任務を終えました。

 息を整えながらスタンド席に戻ると、意外にも「速かったね!」と言われてびっくりでした。

 全員が2度目の3周を無事にこなすと、あとはタイムアップまでの時間に周回数を均等割りしながら走ることになり、2周ずつの割り当てを決めたのですが時間が足りないとわかり、途中から1周ずつに修正しました。しかし、残り10分以降は襷リレー禁止のルールがあり、私が襷を受ける時間によって襷渡しができるかが微妙な時間になってきました。時計と走ってくる人たちを交互に見ながら、1周を全力で走るか2周以上走れるペースで走るかを考えていましたが、残り16分を切った時点で2周以上に気持ちを切り替えて待って、結局残り15分を切って襷を受けました。時間的には2周はできそうですが、既に述べ6周走っている疲れを考えると楽観視はできません。周りの走者はラストスパートをかけているか、疲れ切って歩くような速さで走る人のどちらかで、自分とペースの合う人がいませんでした。チームの記録は周回数でカウントされるので、何としても時間内に2周はしなければなりません。こうなってくると時計の針との競争です。そんな状況でも、競技場の外側で「あと1周行けるよ!」と応援するカーリングクラブのメンバーのみなさんに明るく手を振る。この程度の余裕はあったみたいです。2週目の終盤に差し掛かりマラソンゲートから競技場に戻ったところで時計を確認。「よし、充分間に合う!」と確信したのですが、一度速度を緩めるとそのまま失速して止まってしまいそうな気がしたので、そのままの速度で走り続けました。閉鎖された襷渡しゾーンを横目に通過して、あとは直線コースを走ってフィニッシュ地点を駆け抜けました。タイムアップ40秒前!前回参加したときは最終ランナーのゴールシーンをコースの外から見て「最後の走者って感動があっていいなぁ」と思っていましたが、いざ自分がその立場になって感じたのは感動というよりも安堵感でした。

 3チームの合計距離は133.52km、高低差は別としてほぼ東京-軽井沢と同じ距離、そこをみんなで協力し合って合計11時間52分24秒で走り切ったのでした。

 005

終わった後は、豊洲に出てみんなで食事!解散時のあいさつで「また来年も走りましょう!」の言葉に返事をしたのは数人…。私も返事をしかねていたのですが、終わって2日後には「また、走ってみたい!」と思えるようになりました。 

観て、走って、充実した2日間でした。

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする