(2015.10.18再訪)
来年1月から、NHK大河ドラマで放映される「真田丸」。主人公 真田幸村の出身地である上田市はこれから注目を浴びるでしょうが、長野市松代町も真田家が幕末まで治めたゆかりの地ですので注目は必至。大河ドラマの影響力がいかほどのものか分かりませんけど、盛り上がって欲しいですね
その松代町には、温泉が多い長野県の中でも超個性的な「松代温泉」があります。茶褐色の含鉄泉系強塩泉は、長野県では他に小赤沢温泉(栄村)があるくらい。その稀有な温泉を近代的な施設である国民宿舎松代荘で気軽に楽しめる(しかもかけ流し)のですから、有難い限りです
私にとって松代荘はお気に入りの施設ですので、既に数回訪問しているのですが、2年半前に訪問した時にお湯が薄くなった印象が残っていたので、お湯がどうなったか確かめるために久しぶりに訪問しました。
まずは内湯大浴槽に入湯。見た目はいつもどおりの茶褐色の濁り湯で、薄い感じはしません(透明度10cm程度)。味見してみると、最初に入った頃と比較して少し薄いような気がするも、顔をしかめる程の塩辛さがありますそして香りも鉄に硫黄が混ざった臭いがして、浴感は十分前回入湯時に感じた物足りなさは今回は感じませんでしたまあもともと濃すぎるくらいの温泉なので、ちょっと薄くなったところで効能は変わらないでしょうけど
続いて露天風呂に入湯。前回は緑褐色の濁り湯でしたが、今回は内湯同様いつも通りの茶褐色の濁り湯ただし内湯より若干透明度が高いようです。また味の方は逆に内湯より濃く、香りは鉄より硫黄臭が前面に出ている感じ。これはお湯が内湯より新鮮なためと考えられ、露天風呂からお湯が小川のようにオーバーフローしているのを見ると納得ができますこの施設で一番湯が良いのは、間違いなく露天風呂でしょうね
内湯には大浴槽の他に、小ぶりの半身浴槽があります。半身浴槽は源泉投入量が一番少なく、最も新鮮味は薄れていますが、湯温が低いのでゆっくり浸かるならこの浴槽でしょう。あまり入っている人はいないけれども、体に負担を掛けず長湯できるので、私はこの浴槽も好きです
前回入浴時と比べると、ほぼ復活と言っていい浴感にまで戻っていました。ここは長野県を代表する温泉施設の一つだと思っているので、一安心です濃度が変化する理由は分かりませんが、それだけ温泉は「生き物」ということなんでしょう。色々な温泉を巡るのも楽しいですけど、同じ温泉の変化を観察するのも、なかなか面白いですね
(2010.11.3)
長野市松代町は、真田十万石の城下町。街中には数々の文化財が点在していますその街中から少し外れた所に、松代温泉 国民宿舎松代荘がありますこのブログで一番最初に紹介した加賀井温泉もすぐ近く。同じ温泉地として一括りにしてもよさそうですが、違う名前にしているのには理由があるのでしょうね
松代温泉の特徴は、何と言ってもその色と味でしょう源泉は無色透明ですが、鉄分を多く含むため、湯船では鉄分の酸化により茶褐色の濁り湯となっています透明度は10cmもないので、浴槽内を移動するときは気を付けないと転びそうになりますまた味も強烈に塩辛く、口に含んだだけで吐き出したくなるほど析出物が多いため、浴槽の原型がだいぶ変わってきています。かなり濃い湯なので、長湯には注意が必要ですね
この施設ですばらしいのは、上記のお湯を何も手を加えずにかけ流ししていること湯量が豊富だからこそできることですが、大規模な施設では循環させていることが多い中で、こういった施設があることはありがたいことです。街の近くで本格的な温泉を楽しめるとあって、かなり人気が高い施設です
長野市には数多くの温泉施設がありますが、個人的には松代荘はベスト3に入る施設だと思っています
来年1月から、NHK大河ドラマで放映される「真田丸」。主人公 真田幸村の出身地である上田市はこれから注目を浴びるでしょうが、長野市松代町も真田家が幕末まで治めたゆかりの地ですので注目は必至。大河ドラマの影響力がいかほどのものか分かりませんけど、盛り上がって欲しいですね
その松代町には、温泉が多い長野県の中でも超個性的な「松代温泉」があります。茶褐色の含鉄泉系強塩泉は、長野県では他に小赤沢温泉(栄村)があるくらい。その稀有な温泉を近代的な施設である国民宿舎松代荘で気軽に楽しめる(しかもかけ流し)のですから、有難い限りです
私にとって松代荘はお気に入りの施設ですので、既に数回訪問しているのですが、2年半前に訪問した時にお湯が薄くなった印象が残っていたので、お湯がどうなったか確かめるために久しぶりに訪問しました。
まずは内湯大浴槽に入湯。見た目はいつもどおりの茶褐色の濁り湯で、薄い感じはしません(透明度10cm程度)。味見してみると、最初に入った頃と比較して少し薄いような気がするも、顔をしかめる程の塩辛さがありますそして香りも鉄に硫黄が混ざった臭いがして、浴感は十分前回入湯時に感じた物足りなさは今回は感じませんでしたまあもともと濃すぎるくらいの温泉なので、ちょっと薄くなったところで効能は変わらないでしょうけど
続いて露天風呂に入湯。前回は緑褐色の濁り湯でしたが、今回は内湯同様いつも通りの茶褐色の濁り湯ただし内湯より若干透明度が高いようです。また味の方は逆に内湯より濃く、香りは鉄より硫黄臭が前面に出ている感じ。これはお湯が内湯より新鮮なためと考えられ、露天風呂からお湯が小川のようにオーバーフローしているのを見ると納得ができますこの施設で一番湯が良いのは、間違いなく露天風呂でしょうね
内湯には大浴槽の他に、小ぶりの半身浴槽があります。半身浴槽は源泉投入量が一番少なく、最も新鮮味は薄れていますが、湯温が低いのでゆっくり浸かるならこの浴槽でしょう。あまり入っている人はいないけれども、体に負担を掛けず長湯できるので、私はこの浴槽も好きです
前回入浴時と比べると、ほぼ復活と言っていい浴感にまで戻っていました。ここは長野県を代表する温泉施設の一つだと思っているので、一安心です濃度が変化する理由は分かりませんが、それだけ温泉は「生き物」ということなんでしょう。色々な温泉を巡るのも楽しいですけど、同じ温泉の変化を観察するのも、なかなか面白いですね
(2010.11.3)
長野市松代町は、真田十万石の城下町。街中には数々の文化財が点在していますその街中から少し外れた所に、松代温泉 国民宿舎松代荘がありますこのブログで一番最初に紹介した加賀井温泉もすぐ近く。同じ温泉地として一括りにしてもよさそうですが、違う名前にしているのには理由があるのでしょうね
松代温泉の特徴は、何と言ってもその色と味でしょう源泉は無色透明ですが、鉄分を多く含むため、湯船では鉄分の酸化により茶褐色の濁り湯となっています透明度は10cmもないので、浴槽内を移動するときは気を付けないと転びそうになりますまた味も強烈に塩辛く、口に含んだだけで吐き出したくなるほど析出物が多いため、浴槽の原型がだいぶ変わってきています。かなり濃い湯なので、長湯には注意が必要ですね
この施設ですばらしいのは、上記のお湯を何も手を加えずにかけ流ししていること湯量が豊富だからこそできることですが、大規模な施設では循環させていることが多い中で、こういった施設があることはありがたいことです。街の近くで本格的な温泉を楽しめるとあって、かなり人気が高い施設です
長野市には数多くの温泉施設がありますが、個人的には松代荘はベスト3に入る施設だと思っています