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政府、社会の問題、提言など

社会、経済、政治などの問題点について投稿して行きます。 又、テレビ報道しない重要な出来事や、注目すべき出来事も対象です。

原子力空母「ジョージ・ワシントン」(09/25)入港!~横須賀(その3)

2008年09月25日 00時37分33秒 | 社会
晴れぬ視界:ヨコスカ・米原子力空母配備/上 被爆経験…続く恐怖、後遺症 /神奈川

 ◇信用できぬ「安全」--裏付けせぬ国や市

 眼下の東京湾を米軍艦船が行き来する。米軍横須賀基地がある横須賀市中心部から南東約4キロ、高台の新興住宅地に建つ自宅で、主婦の村山恵子さん(69)が語る。「放射能は目に見えないから怖いんです」。6歳の時、長崎市で被害に遭った「入市被爆者」だ。

 最近発覚した米軍艦船事故が村山さんの頭をよぎる。配備間近の原子力空母「ジョージ・ワシントン(GW)」内の火災、原潜「ヒューストン」の放射能漏れ。「米軍は何か起きても公表しないことがある。信用できません」と怒りをにじませる。

 生家は爆心地から約1・5キロだった。長崎県島原市のおば宅にいて直撃は免れたが2日後、母弟と長崎へ。数日後から下痢続きの急性症状に襲われた。弟は体中からうみが出て15歳の若さで、母は子宮がんで25年後に他界。村山さん自身も背中にうみがたまり、病気がちになった。68年に夫の転勤で横須賀に移り住んだ後も、忘れたころに現れる皮膚のできものに「がんでは」とおびえる。

 「放射能の恐怖と後遺症は延々と続くのです。悲しみと憎悪も」

 その放射能を抱えるGWは、安全なのか。米海軍作成の「原子力軍艦の安全性に関するファクトシート」(06年)は、艦内の加圧水型原子炉に関し「4重の防護壁があるため、爆発しても放射能が短時間に放出されることはない」と言う。

 昨年11月、原子力空母事故を想定した初の合同防災訓練に、米軍が応じた。ただ「放射性物質が漏れ、住民や環境に悪影響が出る事故は起きない」と言い張り、市民は参加できず、今年も同様だ。一方、市は「安心感確保のため」(蒲谷亮一市長)、市民参加の別訓練を10月下旬に行う。

 県原爆被災者の会横須賀支部「なぎさ会」(258人)の楠本光雄事務局長(72)は「シートを信用し、受け入れを容認しているのに矛盾した対応だ」と批判する。

 シートを盾に安全性を強調する国や市。GWに立ち入る権限がないのは事実だ。だが村山さんは言う。「裏付け調査もせずに、うのみにする姿勢はあまりにも安易だ」。不信や不安も重なり、悪夢がよみがえる。

   ◇   ◇

 GWが25日、米海軍横須賀基地に国内で初めて配備される。放射能漏れ事故や米兵犯罪の恐れがもたらす不安、「仕方ない」というあきらめや無関心。たちはだかる軍事機密の壁。原子炉を積んだ巨大艦船と、軍都ヨコスカはどう向き合っていくのか。視界は晴れぬまま、その日が来る。

毎日新聞 2008年9月21日 地方版

http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20080921ddlk14040129000c.html



【神奈川】
横須賀市『態勢は万全』 原子力空母25日入港 市民団体 直前デモ

2008年9月13日
 二十五日に決まった米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)の横須賀基地への入港に向け、横須賀市は万全の受け入れ態勢を強調する一方で、市民団体は、入港直前に連日のデモや集会を行い、原子力空母の配備に反対する。県警や横須賀海上保安部も警備を強化する予定で、市内の緊張感が高まりそうだ。

 同市役所内で十二日、記者会見した蒲谷亮一市長は「市がなすべきことはしてきた。準備はすでに整えている」と強調。放射能漏れの監視強化や、原子力災害が発生した場合の対応を含む米海軍との防災協定の締結など、市が推進する対策への理解を求めた。

 一方、GW配備に反対する市民団体は、入港直前に抗議行動を活発化させる。基地周辺では、地元主婦らの団体が二十日から連日の座り込みを行う。二十四、二十五日には数千人規模の反対集会が開かれ、入港日には早朝からヨットなどの洋上デモも行われる。

 反対運動に取り組む会社員の新倉裕史さんは「二十五日は幕引きの日ではない。原子炉とともに暮らす不安が増し、横須賀の新しい市民意識が生まれる日になる」と語る。

    ◇

 GWの入港日が決まったことで、松沢成文知事は十二日、「日米安保体制のもと空母配備は抑止力として重要と認識しているが、県民の安全安心を図ることが第一と考えている。入港にあたっては安全航行確認体制や防災体制の強化に万全を期していただきたい」とコメントした。 (新開浩)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20080913/CK2008091302000111.html



原子力空母NO!/横須賀でパレード

2008/09/21
 二十五日に予定されている米海軍横須賀基地への原子力空母ジョージ・ワシントンの配備に反対する「原子力空母はいりませんパレード」が二十一日、横須賀市内で開かれた。地元の主婦が中心となって結成した市民グループ「いらない!原子力空母」が主催、約二百五十人が参加した。

 パレードの前には、同市汐入町一丁目のヴェルニー公園でミニ集会を実施。参加者が「戦争に協力する町にはしたくない。原子力空母のいない町にしましょう」などとメッセージを読み上げたほか、コンサートも開かれた。

 参加者は、同公園を出発して京急横須賀中央駅前を経由し、市役所前公園までを行進。「市民の手あつめて止めよう」と書かれた横断幕を掲げ、歌を口ずさみながら約二キロの道のりを歩いた。

 参加した主婦のひとり(64)は「配備された後も、活動を続けていきたい」と話していた。同グループは、市民の目線に立った原子力空母配備の反対活動を行おうと七月に結成。定期的に市内で活動を行っている。

• 原子力空母配備に抗議/横須賀で座り込み活動 - 2008/9/20
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http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiisep0809548/



【神奈川】
『GWの入港に反対』 横須賀基地隣接公園 抗議の座り込み始まる

2008年9月21日
 原子力空母「ジョージ・ワシントン(GW)」の米海軍横須賀基地(横須賀市)への入港に反対する座り込み行動が二十日、基地に隣接する公園で開かれ、地元労組などから約六十人が参加した。二十五日の入港前後に予定される一連の抗議行動の皮切りとなる。 (新開浩)

 公園内に敷いたシートに座った参加者らは、「原子力空母反対、GWは横須賀に来るな」などとシュプレヒコールを上げた。

 座り込みに参加した同市内の公務員青木啓悟さん(40)は、「GWでは五月に火災事故が起きており、安全性に疑問がある。米軍は住民に対する安全説明の意識が低い」と語った。

 また、米海軍佐世保基地がある長崎県佐世保市から参加した坂本浩さんは、「空母は米国の力の象徴で、他国にとっては脅威だ。市民を命の危険にさらす存在だ」と訴えた。

 二十一日には、横浜市内でも市民団体が原子力災害をテーマに集会を開催。近くに米海軍厚木基地がある小田急線大和駅前でも、米軍機の爆音に反対する座り込み行動が行われる。

 また、GW入港の前後には基地周辺で数千人規模の反対集会や、洋上デモも行われる。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20080921/CK2008092102000113.html



米原子力空母「ジョージ・ワシントン」横須賀母港化反対の座り込み始まる

原均2008/09/22
横須賀市長が母港化に同意し、市議会も住民投票実施を2度にわたって多数決で拒否するなか「ジョージ・ワシントン」は確実に横須賀へ向かってきている。現地・横須賀のヴェルニー公園では、抗議の座り込みが行われている。

 米原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀寄港(母港化)が25日に迫り、20日から24日まで、現地・横須賀のヴェルニー公園で抗議の座り込みが行われている。座り込みをしているのは労組や市民団体で構成する「原子力空母横須賀母港化を許さない全国連絡会」。

 初日の20日は、日照りが強い中を昼過ぎから夕闇が迫るまで、地元だけでなく東京や長崎などからの参加者を含めて約80人が座り込んだ。労組青年部が組織的な参加を行ったせいもあり、若者の姿が目立った。

 同公園は横須賀港のすぐ隣にあり、市民の憩いの場になっている。当日は土曜日で、多くの市民が散策や買い物をしていた。公園内に原子力空母の危険性を訴えるパネルが展示され、かなりの数の市民が足を止めて見入っていた。

 母港化反対の文字を入れたアドバルーンが揚げられたところ、アドバルーンの下は一躍子どもたちの人気スポットになった。

 ところが、まもなく港に2隻の米軍警戒艇が現れ、約10分間にわたってアドバルーンや座り込みを撮影していった。アドバルーンの英文(「原子力空母反対」)が気になったらしく、座り込みの参加者からは「テロリストだと思ったか?」と失笑がもれた。

 自民党総裁選に伴って総選挙が予想されているが、横須賀は小泉純一郎元首相のお膝元で、今のところ共産党が対立候補に名乗りを上げているだけである。したがって原子力空母母港化についての民意を総選挙で計るのは実態的に難しい。市長が母港化に同意し、市議会も住民投票実施を2度にわたって多数決で拒否するなか、「ジョージ・ワシントン」は確実に横須賀へ向かってきている。

 24日までの座り込みに続き、25日の入港の前日と当日は各団体の反対集会がこのヴェルニー公園で連続して開催される。

◇ ◇ ◇

関連サイト:原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会

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http://www.news.janjan.jp/government/0809/0809217746/1.php




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