いろいろな色。

2017年07月04日 | つれづれ


児童玄関を入ってすぐ,時計が掛けられている柱の下は絶好の展示場所です。
その折々のトピックを象徴する一品が飾られます。
今週は,梅雨の季節を彩る白いアジサイでした。
「ん?白い?アジサイ????」
よく見ると「アナベル」と書いてあります。
ググると,アジサイ科の一種で北アメリカ原産であることがわかりました。
一般的なアジサイよりも花びらは小さいけれど,大きくボール状に密集しています。
たかこ先生がご自宅の庭に咲いていたものを持ってきてくれました。
見慣れたアジサイとはまた違った美しさと見応えがありますね。


こちらは小さな図書館の窓の外に見えるアジサイです。
同じ紫色でも赤の強いものから青の強いものまで微妙な色の変化が楽しめます。
この「繊細さ」と「複雑さ」は,日本的な美しさを感じさせます。
これはこれでまた良しです。

※おまけ

アジサイを見た後,いつものようにブラブラを始めました。
1年教室をのぞきこむとちょうど図工の時間でした。
学習のめあては「いろをまぜてつくろう」。
色の3原色(赤・青・黄)をパレットに出し,組み合わせていろいろな色を出していました。
偶然にも色つながりの授業でした。


画用紙に描かれた風船を作った色でそれぞれ塗っていきます。
世界に一つとして同じものはない色の風船ができあがり,子どもたちはとても楽しそうでした。
子どもたちの活動を見ていてふと,サトウハチローの詩の一節が頭をよぎりました。
たくさん勉強して,たくさん考えて,たくさん笑って,たくさん悩んで,たくさんの人に出会って,
素晴らしい色に自分を染め上げていって欲しいなと思いました。