ゴジラ FINAL WARS スタンダード・エディション東宝このアイテムの詳細を見る |
『ゴジラ FINAL WARS』、観ました。
北海道沖から謎の巨大怪獣のミイラが引き上げられた。生物学者の音無美雪と
共にミイラの謎を調査する地球防衛軍の尾崎真一。そんな中、世界各地に
怪獣たちが同時発生。そして突如、巨大な円盤が上空に現れる‥‥。
思い起こせば、今のオイラの映画人生は、園児の頃みた『ゴジラ対ヘドラ』が
スタートだった。子供ながらに見たゴジラの姿は大きくて、ヘドラの不気味に
光る真っ赤なおメメを覚えてる。そんなゴジラが今作もって、一先(ひとま)ず
小休止に入ると言う。せめて、最後の花道は見事に締めくくって欲しいとオレ。
だから、この期待と不安が交錯する胸のうち‥‥ゴジラフリークの方たちなら、
きっと分かって頂けるよね?
さて、映画は、やれガイガンだの、やれカマキラスだの、やれクモンガだの、
他にもキングシーサー、ヘドラ、エビラなどなど‥‥挙句にゃハリウッド版
ゴジラまで登場して(笑)、いかにも締めくくりに相応しい“同窓会的な雰囲気”が
漂っている。うん、確かに往年のゴジラシリーズを知る我らオールドファンには
嬉しい限りなんだけどサ。一方で、あまりに駆け足過ぎて、もう少し
“ONE ON ONE”のバトルに時間を掛けても良かったかなと‥‥。オイラ的には、
カマキラスの俊敏さと、パワーアップ(?)ガイガンの雄姿に思わずニヤリ。
それから、X星人扮する北村一輝のブチ切れ演技にも大興奮。そのワル乗りぶりは
オイラの心の“眠れる悪魔”を呼び覚ます。何より、北村本人が楽しみながら
演じてるのが伝わってきて、観てて痛快、ホント楽しかったです。勿論ね、
ツッコミどころ満載で欠点も沢山あるんだけど、平成のゴジラシリーズの中では
稀(まれ)にみるテンションの高い映画であったのは事実。ラストシーン、
ミニラと一緒に朝焼けの向こうに去っていくコジラが、一瞬振り返って、
「ガオ~~~ッ!」と一鳴き。そのココロは“いつか又、必ず帰ってくるゼ”と
宣言しているようでありました。