肯定的映画評論室・新館

一刀両断!コラムで映画を三枚おろし。

『えびボクサー』、観ました。

2005-09-28 11:26:19 | 映画(あ行)
えびボクサー

パンド

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 『えびボクサー』、観ました。
場末のパブで働く元ボクサーのビルは、マンネリ化した毎日から
抜け出そうと日々何かを探していた。そんなある日、友人から
巨大えびの存在を聞かされ、人間対海老のボクシングを思いつく‥‥。
 『えびボクサー』のタイトルからして、もっとメチャメチャ
やってくれるかと期待をしたら、映画は予想に反して“おとなしめ”。
肝心要(かなめ)の海老ちゃんは、エサをちゅーちゅー吸い取るだけで、
立ってトレーニングさえしやしない。挙句の果てにゃー
海老を取り巻く人間どもが延々ヘタな三文芝居をやりやがる。
オイラがここに望むのは甘っちょろい人情ドラマなんかじゃねぇ。
蔑(さげす)まれても、罵られても、ニコちゃんマークで笑ってる。
そんな逞(たくま)しくも、救いのないおバカな映画なのサ(笑)。
「名作」よりも「迷作」であって欲しい‥‥。
「傑作」よりも「珍作」であって欲しい‥‥。
だって、はなからオイラはこの映画に芸術性など期待してないんだもの。
ボクシングをしない海老なんて、さっさと海に帰って寝ちまいな。
さもなきゃ海老フライにして食っちまうゾ(笑)。


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