Why don't we choke the alligator? / 広瀬量志郎

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やっぱり天才だった

2006年09月30日 | LIFE
やってしまった。
調子にのってたら夕食に失敗した。
まぐろフレーク丼を作ろうとしたのだ。

だし取るのがめんどくさくてインスタントで済ました。
玉葱切って、ゆでて、缶詰開けて、卵でとじた。
缶詰を味見した時点で異様な甘さに嫌な予感はしたのだ。
まぐろフレーク丼はとても食べられるものじゃなかった。
半分でギブして捨てた。

すまないまぐろフレーク。
こんなことなら猫のえさにでもなればよかったろう。
今日も一日非生産的に過ごした上、
唯一の生産物を捨てるとは何て人間だ。

そもそも、この缶詰はもらいものなのだ。
小倉君ごめん。
想像力が足りんかったわ。
たぶんいらんことばっか考えてるせいやわ。

しかしまずいものはまずい。
これ以上食べると健やかな生活に支障をきたす。

何かこのままじゃ引き下がれない。
だしをとろうと思った。
集中だ。
コンセントレーションだ。

昆布の匂いが湯気に混じって気分が和む。
胃の機嫌も治まっていく。

そして完璧なだしがひけた。
塩をほんの少し、しょうゆをたらり、麩をうかべて吸い物にした。

うますぎる。
やっぱり天才だ。
昔の人が天才なのだ。

官能果実

2006年09月29日 | LIFE
再びうどんを作ろうと思い立ちスーパーへ。
きしめんを3束100円で購入する。
これで3日は生き延びれる。

何かデザートを買おうと思った。
柿がとてもうまそうだ。
そして対抗はメグプリン3個パック。

ああ、僕にあと少しの金があったなら。
こんなとこで真剣になって悩むこともないのに。

僕は柿を推す。
僕に推す。
が、相手は3個パックだ。
かつての猪木の試合のようだ。

柿は例えるなら吉江。
下部への膨らみ具合がとても吉江だ。
ごめん、分からない人には何も分からない。
説明しても分からないので言わない。
ここだけ押さえてくれればいい。
柿は吉江なのだ。

こう考えると僕は柿を買うしかない。
だって柿は吉江なのだ。

うどんを作ったらやっぱりうまかった。
自分が天才である確信を深める。

皿を洗って、拭きながら柿を眺めた。
見れば見るほど吉江だなと、しばらくは思ったのだけど、
そのうちその考えは変わった。

こいつは男か女かで言えば女だなと思った。
何で最初から気づかなかったのだ。
これのどこが吉江なんだ。
あれはただのデブ。
この膨らみはもっと女性的なふくよかさじゃないか。

見れば見るほどその通りだった。
外皮のかちっとしたいでたちといい、
熟れた実のやわらかさといい、
ほってたみたいな橙色といい、
官能フルーツじゃないか。

柿が話し始めるとしたら当然、
「~ですのね」「~はお好き?」「~じゃありませんこと?」
といった正しい官能言葉を使うだろう。
柿と会話するんやったら何を話そう。
「食べてもよろしいですか?」
やっぱりもろ官能だ。

食べたらやっぱり官能的に甘くてうまかった。

カフェオレ

2006年09月28日 | LIFE
昨日の雨が嘘みたいだ。
あまりにきれいな秋晴れなので布団を干した。
ついでに虫の湧いた米びつも干した。

うどんを作って食べたら世界一うまかったので喜んだ。
自分は天才じゃなかろうかと思った。
料理にみりんは必要ないと聞いたので、
入れないで作ったら完璧だった。
今までのみりんを煮切る手間は何だったんだ?
これはさっさとみりんは飲んでしまえということなのだろうか。

みりんでカクテル作れないかな?
みりんソーダとか。
みりんフィズとか。
みりんアンドウォッカとか。
意外と飲めるんちゃうの。

料理がうまくいくと一日がうまく転がる気がする。
朝食のみそ汁が不味いのは犯罪的な気がする。

甘いものが欲しかったのでカフェオレにした。
カフェオレは僕にとって雪の日の休校みたいなもので、
毎日は要らないけどたまにあるととてもうれしい。

カフェオレにする時はどばどば砂糖を入れる。
ミルクもたっぷり入れる。
頭の中心が緩むように甘いやつが好きだ。

飲むとやっぱり緩んでしまう。
ブラックのコーヒーより温度は低いのに、
カフェオレのほうが温かい。
計ることのできない温かさというものがある。
しあわせとはたぶんこのため息なのだ。

酒を目の前にしてもしあわせだけど、
あれとはちょっと違う。

きっと何やら色んなものがめぐりめぐってうまいカフェオレが飲めた。
ラッキーだ。

飲んじゃった

2006年09月27日 | LIFE
飲んじゃったー。
金無いのに飲んじゃった。
つけで酔うまで飲んじゃった。

ほんとに死んだらいいのに。
いま帰って料理酒まで飲んでるし。
素粒子まで消え去ればいいのに。

おれねー酒飲むレベルが上がったですよ。
ダメな飲み方を習得した。
自分の言った事は全て忘れるし。
人の話はうなずきながらスルーできる。
目の前のアルコールに100%の愛情を注げる。

何かぴしっとしたバーでさ、
飲める大人になりたいと思ってたんですよ。
「かしこまりました」って言葉が帰ってくるようなバーでさ。

無理ね。
一生無理。
だっておれカウンタ-で寝そべってるし。
退屈な授業聞くみたいにくだけてるし。
顔はへらへらのへらへらに笑って、威厳もくそもないし。

だめだなーおれは。
生命保険も失効してるしなー。
死んでも何も残らんな。

でも気分いいな。
忘れるために飲んでるんじゃないんですよ。
聞いてる?
ちゃんと聞けって。
これは逃避ではないと思うんやって。

何の話やったっけ?
愛?
イエス・アイ・ドゥー?

わからんわ。
愛してますよ。

ポーグスさんへのラブレター

2006年09月26日 | LIFE
トラックバックをしたい。
それでトラックバックした。
これ以上何書けばいいんだろう?

久保憲司さんのバウンスでやってるコラムが好きで、
読んでるのだけど、
だけど、
だから何なんだ。

好きなんですよ。
音楽が好きな人が音楽が好きだと言ってるのが好き。

ラプチャーとか知らないんだけどね。
どうでもいいんだ。
聴きたきゃそのうち聴くし。

好きな気持ちをそのまま持ち続けるって大変なんですよ。
知らないうちにねじまがっていくのです。
音楽について書いてるブログは山ほどあるけど、
好きであることの説明なんて聞きたくない。

好きはもうゴールなんですよね。
甲本ヒロトが言ってた。
ギター、ジャーン、気持ちいい、それはもうゴールなんだ。
ゴールしてからじたばた言ってもしょうがないんだ。
ゴールしたら、後は続けるだけなんだ。

僕は文中でちらっと触れられてるポーグスが好き。
最高に好き。

『久保憲司のロック千夜一夜』
http://www.bounce.com/interview/article.php/2896

頭のiPod

2006年09月24日 | LIFE
1967年の、たぶん夏。
67年はきっと一年中夏だった。
The Young Rascalsの『Groovin'』が全米No.1ヒットした。

それから39年の月日が流れ、
2006年の夏が終わった頃。
その曲は広瀬量志郎の個人No.1ヒットした。

こないだバイトさぼりながらミスドで聴いてから、
ずっと気になっていたのだ。
今この曲が流れてたことに感謝したりして、
ああ、おれこの曲好きなんやと気づいたりしたのだ。

あの曲いいよなーから、
あの曲好きだなーへ、
そしてあの曲はおれのもの、になる。

一瞬にして恋に落ちるように好きな曲もある。
試聴惚れというか、『ばらの花』とかそうだったな。
あれはラジオだったな。
冬だったな。

でも段階的に自分の中に入ってくる曲もいい。
ずっと知ってた。
高校生の頃からどっかで聞いていいなとは思ってた。
それが少しずつ、色んなとこで顔を出し、
ついには頭の中にずっと残っていくのだ。

いつでも呼び起こせる状態。
これが、この曲はおれのもの、なこと。
この世からレコードやCDが消滅しようが関係ない。
それはもう僕の中だ。

そうして僕の中に曲が増えて行くのはとてもうれしい。
年とっていくのも悪くないと思う。
いま何曲あるのか数えた事はないけど、
そんなにたくさんはない。
自分の意志とは関係ないところで曲は追加されるのだ。
頭のiPodはそんなに高性能ではないのだ。

もうおれのやから誰にでもあげる。
欲しけりゃ持っていけばいいんちゃう?
何人たりとも僕の中からは持ち出せないよ。

Groovin' / The Young Rascals

雲とパン

2006年09月23日 | LIFE
今日は空が秋してたので眺めてた。
広いし、変化に富んでる。
そして思う。
あの雲うまそうだ。

僕には雲が「もちもちちぎりパン」に見えてしょうがなかった。
確かに空腹ではあった。
そのうち僕は雲はパンであると真剣に思うようになった。

どうせ手は届かないのだ。
あれがパンであったって誰も困らないじゃないか。

今は雲に身をやつしてはいるが、
あれはパンなのだ。
僕の目はごまかせんぞ。
パンはパンらしく僕の腹に収まったらどうなのか。

眺めていると色々な種類のパンがまさに雲隠れていることを発見した。
西の空のクリームパンはかなり巨大だった。
東の空にはちぎった食パンが潜んでいたし、
南の空にはチョココロネがいた。

こんなことを考えてたら余計に腹が減った。
寒かったしたいやきを買った。
子供がたいやきをを見て言ってた。
すごーい、お魚さんみたいー。

たいやきが魚なんは当たり前やろ。
想像力が足りひんぞ。
お前雲食えるか?

今日はタイトルなし

2006年09月22日 | LIFE
こうしてブログなんか書いてると友達と連絡がとれてうれしい。
別に携帯でも出来るのだけど。
わざわざメールするでもなく、
何となく繋がってるくらいがいい。

これを書きながらふと幸せであると思ってしまった。
やべー。
老衰の域だ。

煎茶を入れて飲んだ。
やっぱり幸せだ。

いいのか?
こんなダメな人間がのほほんと生息してていいのか?

全財産が1000円切ってて、
冷蔵庫には茄子と冷凍の枝豆しかなくて、
今日したことと言えば起きて1時間後にビールを飲み、
洗濯してギター弾いてただけだ。

こんなの生きてていいのか?
さらに幸せだと?

もちろんいいのだ。
幸せを恐れる者は幸せになれんのだ。

続きを書く時間が無くなった。
仕事行かな。
まあ何でもいいや。
とりあえず何かしあわせな秋の夕暮れでありました。