Why don't we choke the alligator? / 広瀬量志郎

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春先の蛇

2005年03月30日 | LIFE
もう春なわけだけど、
僕の暦は夏と冬しかない。
前夏→本夏→残夏→冬。
そうゆうふうにめぐっている。

つまり気分はもうすぐ夏なのだ。

毎年思うのだけど、とりあえず何ヶ月か待てば夏が来るってのはほんとに素晴らしい。
とりあえず何ヶ月か待てば金が貯まるとか、
とりあえず何ヶ月か待てば立派になれるとか、
そうゆうことはないじゃないですか?
そこには行動が必要なわけで。

でも夏は待ってるだけでやって来る。
夏が来ればうれしい。
待ってるだけでうれしさが手に入る。
人生はちょろい。

そんなことを昼過ぎの布団の中でくねくねしながら考えていた。
ほんとは来るべきグレートな夏のために荷造りとか色々しなきゃいけなかったんだけど。

グッド・バイ

2005年03月29日 | LIFE
久々に学校に行った。
退学届けと置きっぱなしにしてるギターを取りに。

入学した時、とりあえず友達を探しに軽音とジャズ研に行った。
ジャズ研は痛かったのでパスして軽音にちょこっと顔を出していた。
でも部費を払うのがいやだったのでフェイドアウト。
学校からもフェイドアウト。

春休みの学校はがらーんとしていた。
学生と留学生らしき外国人がぽつぽつといただけ。
サークルボックスはしーんとしてた。
開いてるんだから練習すりゃいいのに。

友達に何かあいさつするべきかなと思ったけどしなかった。
携帯壊れて連絡先も分からないし、それに何を言うべきなのか思い浮かばない。
きっと道でばったり会えば言葉も何か出てくるんだろうけど、
わざわざ連絡して言うべきことは何もない。
どうでもいいわけじゃないけど無いものは無いのだ。

車の中でビートルズを聴いていた。
今日は『All you need is love』がいいなと思った。
Nothingという単語が耳に残る。
NothingがあるからこそサビのLoveがいきるのだなと。

相変わらず歌詞が書けない。
言いたいことはたくさんあるのか。
言いたいことは何もないのか。
そんなに違いはないような気がする。

Buena Vista Social Club

2005年03月27日 | LIFE
僕は外大で一年間ドイツ語をやってた。
一応3月いっぱいは現在進行形なのかもしれん。
もう辞める。

なぜドイツ語なんて選んだのかと言うと入りやすかったからで、
実際、社会人入試を受けたのは僕だけだった。
試験は大教室でやるけど面接は僕1人。
僕だけのために先生が2人。
時間はたっぷりある。
話すことは何も無い。
「・・・」の頻発する面接だった。

別にドイツ語が好きでも嫌いでもなかったけど、
唯一のモチベーションはドイツの映画監督ヴィム・ヴェンダースが好きだったことだ。

『ベルリン・天使の詩』がすごく好きだ。
コロンボのピーター・フォークが出てるんだけど、
コーヒースタンドでの会話が何度観てもいい。
確かに長いっちゃ長すぎるのかもしれない。
でも感動的な何分かのために退屈な1時間があるのもまたよし。
少なくとも僕にとって退屈なシーンはない。
人それぞれ感じ方があるとは思うけどね。

そのヴェンダースが撮った『Buena Vista Social Club』のサントラを買った。
何て言えばいいんだろう?
あまりの素晴らしさと、その普通さに感動する。

特別なことをやってるって気負いはまったく感じられない。
まぁ実際無いんだろう。
注目されようがされまいが、関係なくこの音楽がある。

昼間は葉巻工場やなんやで働いて、夜はダンスホールに集まる。
バンドは歌う、客は踊る、そうゆうシンプルなこと。
かつてはそうゆうのが普通だったんだ。
今はもう違う。
けど、まぁそれはそれでしょうがない。
もう時代は変わったのだ。

リズムとかハーモニーとかももちろん素晴らしいけども、
何よりその音楽的姿勢が素晴らしいと思う。
きりっとしててほんとにかっこいい。

映画は言わずもがなで最高にかっこいい。
ぼろぼろのアメ車とハバナ帽!

電気的な自己

2005年03月26日 | LIFE
今日は昼間から四条に居た。
賃貸契約とかがあって出なきゃいけなかった。

バイクが壊れてるから歩いて移動した。
僕は歩くのは好きなので苦にならない。
千本今出川から烏丸今出川のエリッツへ。
そして三条の十字屋を経てLOFTのKEYへ。

KEYでGODINというギターの売り出しをやってるので弾いてきた。
僕はギターを5本持っているけどそのうち2本は借り物で2本はジャンクだ。
つまりそろそろ自分のギターがいるんじゃないかってことだ。

一人でやってる時はアコギをマイクで拾えばよかったけど、
バンドとなるとそうゆうわけにいかない。
ハウリングに気をつかうのはストレスになる。

GODINというのはハウリングに強くていい音がするってんで弾いてみたけど、
???という感じでした。
いいPAさんがつけばもっといい音がするのかもしれないけど。
今日弾いた感じでは使いやすいエレアコというだけだった。
ソロ弾くにはいいんだろうけどね。
ストロークにはやっぱエレアコ臭がきつい。

やっぱアコギがいいな。
自分のサイズにぴったりくる感じがいい。

でもこれからやるべきことは電気的増幅だ。
心地よい環境は否定しないと。
よって僕はエレキギターを探す。
僕をびしっと叩いてくれるようなやつを探す。

いいことばかりは

2005年03月25日 | LIFE
今度はバイクが壊れた。
ワイヤーには寿命というものがあるのだ。
悪運とか言ってはいけない。

近所の修理工場までバイクを押していったんだけど、
軽くめまいがするほど息が切れた。
たかだか200mくらいで。
修理工の人の話を聞きながら「運動しなきゃな~」と思いつつ、
絶対しないのはわかってた。

ボーカルの人はわりかし健康に気を使う。
歌はもろに体調の影響をうけるしね。
僕もボーカルの人なんだけど健康には気をつかわない。
煙草だって控えない。
オチもない。

ところで僕は引越しすることになった。
新居は深草の龍大の近くになりそうだ。
決め手は大家さんの「ここはうるさいからお勧めしませんよ」の一言だった。
うるさいってことは僕もうるさくしていいわけで、
やや迷惑な音量で音楽聴いてもいいだろう。

最近はストーンズをよく聴いている。
8ビートってなんてかっこいいんだろう。
今更なのかどうなのかそう思う。

だめだな。
文が続かない。
まぁ、こんな時もあるさ。
オーライオーライ。

当然、歌詞も書けないわけだけど別に問題はない。
変な言い方だけど、いつだって歌詞は書けないし曲だってできない。
できないけどやればできる。
矛盾しまくりだけどそうなんだ。

できることやってもしょうがないもんね。

スタジオに入る前はいつもびびっている。
今日うまく歌が出てくる保障はどこにもない。
何を歌うかも決まってないし、メロディだって覚えてない。
歌詞なんて言葉ですらない。

バンドでこうゆう音楽がやりたいってのは無いけど、
そうゆう緊張感だけは持っていようと思う。
気抜いたら後ろからシンバルが飛んでくるようなのがいい。

山下洋輔のエッセイ(或いは小説)ではシンバルに生首が乗って飛んでいく。
トリオでJAZZという面目の殺し合いを演じる。
すごい。

今はストーンズの『Let it bleed』をかけていたんだけど、
6曲目『Midnight Rumbler』。
シャッフルからイーブンの8ビートへ、そしてまたシャッフルへ。
ぞくぞくするな。
かっこいいなんてもんじゃない。

ほら書けた。
よしよし、書けば書ける。
今日はストーンズのおかげだな。
楽しくなってきたとこでラストナンバー『無情の世界』になった。
いや、素晴らしい。
You can't always get what you want♪
僕は祝福されてる。

Up&down slow fast

2005年03月20日 | LIFE
僕はかなり気分の浮き沈みが激しい。
かなりと言っても誰とどこをどう比較したのかと言われると困るけど。

沈むとこだけじゃなくて浮くときも激しい。
これは僕のことをしばらく知ってる人はわかると思う。
何でそんな無茶な計画を立てるの?ってことを本気でやる。
左利き転向計画とかね。
あれは本気だったってのが痛すぎる。

初めてMD作品を作った時は「AKIRAの中で月を壊すシーンに共感する。」
という痛いを通り越して狂ってる言葉がノートされてる。

でも、ある程度ハイじゃないと曲が出来にくいのも事実で、
それを薬に頼ってると依存症になってしまうんだろう。

初めて機材を借りてレコーディングした時は
一週間ほとんど寝ずにレコーディングした。
おそろしくハイで毎日新しいアイデアが出てきた。
自信に満ち溢れてて、そのままの勢いで学校を辞めた。

当たり前だけど、そんな勢いっていつまでもは続かない。
しかし僕の場合その当たり前ってのがわからない。
毎回そうゆうことがあるたびに何で?って思う。
あの根拠のない自信はどこへ?
根拠がないから根拠なく失われてしまう。

そこで根拠を求めたのが失敗だった。
もう僕は悟ったぞ。
あん時は保障付きの自信が欲しくてとりあえず勉強した。
コードの本を買ってきてコードワークを覚えた。
バイエルをやってピアノを触れるようになった。
英詞を書き写して知らない単語は辞書をひいた。
知らないバンドがあるのは恥と思ってCDを買いまくった。

その結果、まともに外も歩けない不安神経症人間が誕生した。
当たり前だ。
一生懸命不安を煽ってたようなもんだ。

もうそんな自信はいらない。
根拠無しでいいよ。
僕は僕のことを信じる。以上。

Little Barrie

2005年03月19日 | LIFE
やっと買えた。
前から欲しかったけど試聴で我慢してたLittle Barrieのアルバムを買った。

僕は滅多に新作を買わない。
買う時はだいたいアマゾンで買う。
でも今日はどうしても今日聴きたかったからツタヤで買った。

西院のツタヤは品揃えがとてもいい。
インディーズが充実している。
インディーズの試聴コーナーにはいつもいいのが入ってる。

店内では神経症的なJ-POPが流れてるからはやく試聴機に逃げなきゃいけない。
買うか買わないか悩んでいるとJ-POPに汚染される。
しまいに帰りたくなってくるから、試聴機→うろつく→試聴機→うろつく・・・
という押しては引くの論理で応戦する。

今日はBASTROの再発盤を聴いて体力補給して考えた。
♪Krakow,Illinois / Bastro
他はこちらもしくはツタヤ西院店で試聴しよう。

で、落ち着いて(?)考えた結果、僕はLittle BarrieのCDを買うことにした。
めでたしめでたし。

今、帰って聴いてるわけだけどこれがほんとにかっこいい。
僕はギタリストのボーカルが好きで、このBarrie Cadoganの歌い方がすごく好きだ。
出すぎず隠れず、クールでホット、馬から落馬なかっこいいボーカルです。
演奏もCOOL!の一言。
肉感的なグルーヴが何よりも素晴らしいと思う。

前にも貼ったけどもう一回リンクを貼る。
未聴の方は是非。
って僕が進めても一文の得にもならんのだけど。
Little Barrie HP

時計仕掛けの小室ファミリー

2005年03月18日 | LIFE
FRICTIONの幻のライブ盤『ed'79Live』が再発されるらしい。
詳しくはこちらへ。

これはすげーってんでフリクション関係のページをめぐってた。
フリクションについてはここで詳しく出てる。
要するにすごいバンドだったわけです。
リーダーのレックはフィッシュマンズの『Weather Report』でギターを弾いてたりする。

それでインタビューを読んでたらレックのこんな発言が。
「詞も無理して日本語にすることないんじゃない?英語は生活に混じってんだし。」

今のはインタビューの一部で、もっと他にもおもしろい発言があるんだけれど、
僕は読みながら「時計仕掛けのオレンジ」を連想していた。
あのキューブリックが撮ったやつ。
ウルトラバイオレンスでハラショーな映画だよ。

その物語の世界では英語とロシア語が混じった若者言葉が使われている。
これがまたすごいおもしろい。
ところで筒井康隆の造語もかなりおもしろい。
「減る」と書いて「ディミニる」と読む。
ハラショー。

元に戻すと、あの言葉が混じってる感じが日本のリアルなんだなぁと考えてた。
そうそう、和とか美しい日本語とか心からFUCKだ。
右翼化するのは危険信号だよ。
90年代にアメリカでカントリーが売れまくったのと、
近年のJ-POP右翼化に似たものを感じてるのは僕だけなのか?
というか僕のただの思い過ごしか?
思い過ごしは僕の得意技だからこれもそうなのかもしれんけど。
誰か的確に語れる人間求む。

まぁ、とにかく「日本語の響きを大切に」とかって胡散臭くて吐き気がするね。
リアルな日本って言ったらこれしかないだろ。

僕が育った国を日本と言うならば「日本」と書いて「ゴミ」と読みたい。
そこでは文法とかどうでもいいんだ。
美しいもクソも何でもいい。
我々は刹那的な快楽を要求する。
Yeah~Me sing!Body feels excite!

うむ、今日は何か過激だな。