半月遅れでお誕生日祝い

私の誕生日祝い（もうめでたくもないんですが）のランチを、今日ダンナさんとしてきました。

本当は私は9月生まれだったんですが、ちょうど誕生日に父の還暦祝いをすることになり、私のお祝いは後回しとなっていたんです。
もうトシですし、今年はお祝いはナシで、とすることもできたんですが、勿論別途祝ってもらうことにしました
ちゃんと誕生日や結婚記念日、あとクリスマスくらいは、なあなあにしないできっちりお祝いをしたいんですよね。
そうじゃないと全てが日常に埋没してしまって、あまりよくない気がするんです。
特にウチは子供がいないので子供がらみのイベントもないし、ダンナさんは非情緒的だし・・・。
そんなに大仰にしなくてもいいから、ちゃんとやりたいと思ってます。
ダンナさんの誕生日の時は、彼からのリクエストで「外食じゃなくていいから好きなものを好きなだけ食べたい」というので、
当日は栄養や献立のバランス無視で、「ダンナさんの希望の料理を全て作る」ということを結婚以来続けています。
希望の料理はこの1年で私が作ったものの中から選んでもらい、希望を伝えてもらうやり方です


ということで、今回は自宅から車で多少走ったところにある、地元食材を使ったカジュアルフレンチのお店へ行ってきました！
初めて行くお店だったのですが、ご夫妻だけで切り盛りしているようで、席も20人座れるかどうかという小さなお店。
電話で予約していたお昼のコースを頂きました。


オードブル。

近くの海で養殖しているというサーモンと、蟹のマリネの上に雲丹が載ったもの、そしてカニ足（笑）
チコリの上に載ったやはりマリネ（上にはパルメザンチーズがかかってました）。これはサクサクした食感がよかったです。
カニ足は特にカニ酢みたいなものはついていなかったのですが、身が詰まってて甘みがすごくあり、何もつけなくて正解、という美味しさでした。
雲丹も生臭さは全くなく、本当に美味しかった。


スープは、キノコのスープ with焼き松茸！

これで更に二人のテンションは上がりました！（笑）
生クリーム系のポタージュなのですが、食べるとキノコの匂いがほんのりとして、こういう表現が適切かわかりませんが、離乳食とかリンゴのすりおろしみたいなトロトロ加減！
私はポタージュ系やクラムチャウダーが水っぽくサラッとしているとがっかりしてしまうタイプなので、これは本当にうれしかったですね。
あまりの美味しさに、ダンナさんと何が入っているかを熱く議論したのですがたぶんポルチーニ茸と、他にもいろんなきのこ（ポルチーニOnlyだともっと匂いが強くなるのでは？と思ったので）と、あとネギ系も恐らく入っているんじゃないか・・・などなど推理していました。
松茸は勿論今年初松茸！軽く焼いてあって香ばしくて、歯ごたえもあってよかったです。


メインは、魚料理か肉料理を選ぶスタイルだったので、一つずつお願いしておき、半分こすることにしました。

これは魚料理。

車海老を焼いたもの、パプリカ＆ピーマンの天ぷら？あと、白身魚のポワレに海老が更に載っていて、そこへホワイトソースとイクラが散りばめられていました。
これがまた美味！
パプリカは厳密には「天ぷら」なのかはわからないのですが、食感的には「衣の薄～い天ぷら」でした。


肉料理。

牛モモ肉の煮込み。

本当にすごく柔らかくなるまで煮てあって、柔らか～い角煮みたいな感じになってます。
味付けも甘辛い感じなのですが、時折ブラックペッパーが粒ごと入っているのでそれを噛んだりするとスパイシーにもなります。
今回のテーブルセッティングはカジュアルということもあり割り箸も添えられていたのですが、お肉が本当に柔らかいので、このお料理はお箸が一番食べやすかった。
写真はこれだけダンナさんが撮影。なので少々引き気味です（笑）撮れた写真を見て「もっと上から撮らないとダメなのかー」と申しておりました


デザート。

チョコタルトとクルミのアイス、柿と巨峰（種なし）がついていました。
チョコタルトは、うーん、ひょっとしたら市販のもの？という感じでした。アイスは美味しかった。
あと、ここは野菜やハーブが美味しかったですね。
ここに添えられたミントもですが、オードブルにあったクレソンも本当に新鮮で葉がパリッと張っていました。自家栽培なのかもしれません。
柿は、実はダンナさんが苦手なので、私がすべて食べました（笑）
巨峰は皮を途中まで剥いていてくれたので、フォークで押さえて、手で剥きました（笑）
以前学校でテーブルマナーの講習があったのですが、その時の講師の方が「皇族の方はブドウもナイフとオークで皮をむくことが出来る」と話していた気がするんですが、本当ですかね？
だとしたら、すごい特技ですよねハイソサエティの教育って凄まじいなあ、と当時思った記憶があり、巨峰を見るといつもそのことを思い出してしまいます。

最後にホットコーヒーで締めくくり、美味しい食事が終了。
ここはよかったです。お店はちょっと古い感じで、店内もフレンチというよりは洋食屋さんみたいな感じだったので、ダンナさんは「大丈夫か？」と思ったらしいんですが味はよかったです。
また来たいですね。普通のランチとかも他の方が食べていましたが、美味しそうでした。

特にドラマチックでもなんでもなく、単に外食が多少豪華だったくらいなものでしたが、楽しかったです。