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参照。

筋細線維

2008-12-25 20:59:31 | 解剖生理学(骨・筋肉)
 骨格筋を構成している主成分は筋細胞である。筋細胞は線維状をしているのでしばしば筋線維と呼ばれている。筋線維は細い筋原線維から成り、さらに筋原線維はより細い筋細線維から成っている。筋細線維は2種類、すなわち太い筋細線維と細い筋細線維があり、太いものがミオシン、細いものがアクチンと呼ばれている。筋細胞に運動を与えるのは細胞内に充満したこれら太さの違う2種類の筋細線維の相互作用の結果であることが知られている。とくに、この2種の筋細線維は筋収縮の機構に関係する蛋白であることから収縮性蛋白質と呼ばれている。また、骨格筋内の筋原線維のうち、約65%以上がミオシンから成っている。ミオシンは1分子の分子量約200, 000のポリペプチドであるheavy chain (重鎖) 2本と分子量約20, 000のlight chain(軽鎖) 4個から成っている。

筋細胞の細胞原形質(筋形質ともいう)内には筋原線維(筋細線維ともいう)が細胞の長軸方向に走り、
この筋原線維が収縮活動の基本となっている。
筋細胞の横紋は、筋原線維に存在する横紋の集束の結果として現れたものである。
筋原線維を電子顕微鏡で観察すると、規則的に配列する2種類のフィラメント(筋細糸)からなっている。
平滑筋線維のフィラメントでは2種類のフィラメントが区別できるが、太いフィラメントは不定に存在している。
心筋原線維の横紋構造は骨格筋と同じ。
骨格筋には肉眼的に赤くみえる赤筋と、白っぽい白筋とがあり、赤筋は筋原線維が少なく、筋形質が豊富で、白筋は筋原線維が密在し、筋形質が少ない。
赤筋は緩慢な持続的な運動を行い、疲れにくく、白筋は急速な運動を行い、疲れやすいとされる。


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