樹生の樹 番外編

「樹生の樹」エピソードを父親視点で投稿

プロジェクト「COMBAT BOOTS」

2016-10-05 00:00:00 | 装備年鑑
いつき隊員が新兵訓練施設「TANPOPO」に
所属し訓練課目の一つ「SRC ウォーカ」の
操縦に必死に取り組んでいた頃
民生品の靴では、いつき隊員の足に
フィットするものがなく
見兼ねた めーたさんが専用の靴の開発を
申請しようと軍医に相談したが
あっさり「いつき隊員に必要なし」と
脚下された。めーたさんは落胆した。

話を聞き付けた「技術研究本部」の
”戦闘装備開発専門官”が
新兵訓練施設「TANPOPO」を訪れ
めーたさんから状況報告を受け
早速、いつき隊員の訓練の様子及び
足の状態確認等の現地調査を実施した。

現地調査結果は次のとおり
◎いつき隊員の足
時折の緊張のため足の指先に過度の力が入る為 足の甲高い。
◎ SRCウォーカの操縦

訓練教官が片足づつ手を添えて前に出す。
訓練教官が声をかけると
足を突っ張るように地面を押す。
SRCウォーカがゆっくり進む。
上半身はうつ伏せで固定され動きは少ないが
前進する気迫が見受けられる。
この繰り返しで10m位進ことがやっとである。

以上の調査結果から
「訓練次第でSRC 操縦技術も向上が望める」と考察

即日、開発専門官からめーたさんに「いつき隊員用の戦闘ブーツ」開発の為
プロジェクトチームを発足する事が伝えられた。
「戦闘ブーツ開発」プロジェクトチームは
開発専門官とほのき隊員の2名
勿論、めーたさんの名前はそこにはない。

この開発においても「TOYOTA モデル EM6000B」の
活躍は目覚ましかった。

しかし、この頃「TOYOTA モデル EM6000B」の機能は
すでに操縦士の意思に反応しきれなくなっていた。
操縦士のずば抜けた操縦技術と精神力に対応しきれず
「TOYOTA モデル EM6000B」悲鳴にも似た
機械音を時折、発するのであった。

装置のオーバーホール(点検整備、部品交換等)を行ったが
抜本的な解決策を見いだせないでいる。
(操縦士としてアムロ・レイの気持ちを痛感するのであった。)

開発構想から数年
ほのき隊員の献身的な支え(工具取り、布の裁断の補助等、頼もしい助手)もあり
遂に完成の日を迎えたのである。
(プロジェクトX 地上の星 セルフで流しながら観てください↓)


シールズ ブーツ 冬季バージョン↓(同盟軍 海兵隊マーク入り)


靴底は100均マット等を利用
側面は100均マットの内側にモコモコの生地を
外側に黒色の生地を縫い付けている。
◎開発のポイント
 下図の赤い矢印部分で足の甲の高さを調整
ちょうど足の甲に当たる部分(モカ部分?)は少し大きめにカットし 矢印の部分を手縫いする。(蝋糸で縫っています。根性縫いです。)


その後 開発された夏季バージョン↓
(所さんの世田谷ベースマーク入り)


CONVERSEをパクりました。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「お宅のお子さんに必要ですか?」
製作の原点はこの一言に

靴は歩くためだけに生まれたのか

靴を履く
脳が靴を感じる

学校に行く
買い物に行く
公園に行く

楽しい事が待っている
笑顔の時も
緊張して身構える時も

脳は靴を感じてる

いつきのために 靴を作る
いつきのために 靴の意味を造る

靴は一度作るとハマります。
帽子より簡単で特に手で縫い合わせる工程は
根性が要りますが 一針、一針、徐々に靴の形に
なっていく事がとても楽しく感じます。
 
また 冬が近づいて来ています。
いつきの靴を新たに作る為に
プロジェクトチームは再活動準備中です。








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