[情報] かつて一世を風靡したSPARC Solarisはまだまだ頑張る気らしい

==============================
[情報] かつて一世を風靡したSPARC Solarisはまだまだ頑張る気らしい
==============================

富士通が SPARC サーバ M10 と Solarisの組み合わせの IaaS クラウドを提供開始。とのこと。

　　ZDNet 真に基幹システムを動かすクラウドの条件とは
　　https://japan.zdnet.com/extra/fujitsu_201704/35097921/

サーバには SPARC M10
ハイパーバイザに Oracle VM
FCストレージの ETERNUS
の組み合わせ。　もちろん、OSは Solaris。

SPARC, Solaris と言えば、1990年代、RISCプロセッサとUNIXがスターだった時代に一流スターの代名詞だった。
ほかにも色々あった MIPSやPA-RISCのUNIXは既になく、後発のItanium, Powerもすっかり死に体の雰囲気の中、SPARCはどうなるのかと思っていたけれど、まだまだやる気らしい。

とはいえ、Amazon AWS や Azure のような檜舞台のスターダムではなく、オンプレミスに残るトラッドな基幹系システムのひとつの選択肢として提供されるようだ。　それを証拠に、Solaris8 といういにしえのOSすらサポートされる。　塩漬けで、ずっと動き続けてきた基幹系システムのハード寿命の終焉に伴う置場所の変更(オンプレ→クラウド)や基幹系に対する検証環境の提供等が狙いなのだろう。

記事の中でも、オンプレミスの環境をそのまま(古いOS、アプリもそのまま)移行できることを売りにしている。

このような、かたくなに古い環境のまま走り続ける基幹系システムはある程度の数存在するのだろう。
メインフレームがいまだに亡くならないように、これらも今後、残り続ける。それはそこに(華やかさはないけれど)市場があるという事。　そう判断してこのサービスが作られたのだろう。

富士通 FUJITSU Cloud Service U5
http://jp.fujitsu.com/solutions/cloud/iaas/u5/

若いころ、憧れでもあり、色々とかかわったSolarisとSPARCがいまだ生きていることにノスタルジーを感じてしまった。