常夏ならば振り向くかも

語り部である私が提供する、今そこにあるチープでホットな噺の数々を口承するブログ。一話解決を目指して今日も喋ります。

ハゼの引き始めで第三にすることは

2007年09月04日 | 『ハゼラvsコワッパ』 大懐柔銚場決戦
江戸川河口。ここもハゼ釣りのメッカである。そして私が昔親父に連れられて来たポイントは、必ずといって良い程釣れる所だった。

「なぜ最初から其処にしなかったんだい?」前回の場所でリベンジしてこそ!嬉しさも100倍なはず。

それだけ


江戸川河口に着いた私達は、そこも人がわんさかしていた。
ただ境川の時と違って、他人のバケツを覘いてみると釣果があった。


「どうだよ!みんな上げてんべ」
「いいっすねー、期待できますよ」


支度を済ませてさっそく投げる。すっかりまっさんもkataageも竿の投げ方が上手くなった。それ以上に野次の投げ方は一級品である。

「ん?」

どうした?


「なんか、なんかなぁ」

「なんかじゃわかんねーよ」
きているかなぁーと


「また地球が釣れたんじゃないの」


地球
環境を保全する試みは世界各国で進められている。日本では近年リサイクル・リデュース・リユースとゴミに向ける関心は増えたものの、依然としてゴミへのマナーが疎い。釣り場ではゴミを持ち帰り、少しでもいいから他のゴミも拾ってあげましょう。


「とりあえず上げてみろ
「それより殿でいい、イソメこれでいいんすか?



「きてるきてる!しなってるもん
ええっーーーーーーーーーー


「リールを!リールを巻け!

振り返れば「…そもそも虫自体苦手だし」から始まったまっさんのハゼ釣り。
一度目は何回も地球を釣ってばかりいた。二度目の釣りは投げるごとに岩へ引っ掛け、仕掛けを紛失していた。最後は犬を魚肉ソーセージで釣ろうとする始末。

彼の将来を“地球を釣った”人間よりも“地球を救った”人間になって貰う為に、どうしても一匹釣らせたかった。それが今回ついに…!










「うわっわわw」
「まっさん、これだ!これがあの!!」

ハゼ
鯊。水底を好んで住むダイバーな魚。海水と淡水が交わる河口に生息する。形は頭の上に目が並んでおり口とのバランスがチャーミングであるものの、そのヒレを生かした素早さは中々のもの。
簡単な釣りとはいえ量をあげるのには、それなりの経験と釣れる場所を知っているかが雲泥の差を分ける。秋はハゼが川を上って来る季節。週末河口で多くの親子連れをみかけたらば、きっとハゼ釣りで安値家族サービスだろう。

(それはそうと、ようやくハゼに対するトピックスを書けて嬉しいのだ


「初めてで嬉しいなー嬉しいな!」

「ほーら、よいこだよいこだ」

良い子だと思うならばそのまま川に返してやれ!



「俺もきてんな」
お見事一匹を上げた。
その間にまっさんも一匹上げて、私が二匹と連ちゃんフィーバー。気分上々↑↑

「まっさん!これがハゼなのだね!ハゼなのだよー」
「うんうん殿でいいそうだね~ハゼはいいね、殿でいいね~」

機嫌が良いまっさん


「ほらまっさん!生で食ってみろ」

                                  「あーーーん」

 

ハゼ釣りにすっかりハマったまっさん。バカの壁も越えたようなので、後は好きにすることにしました。


ただし一人を除いては





                                                    


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