【核兵器禁止条約の署名式典が開かれ、51か国署名】米ニューヨークの国連本部で
核兵器禁止条約はオーストリア、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、ニュージーランドなどが交渉を主導し、今年7月に国連で122か国の賛成多数で採択された。50か国の批准をもって発効する。
北朝鮮の核開発に伴う危機感が広がる中、51か国・地域が署名に臨んだ。
ただし、米、英、仏、ロシア、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルの核保有9か国は条約に反対の立場で、いずれも交渉に参加していない。また、世界で唯一の被爆国で核廃絶を長く訴えてきた日本も、交渉をボイコットした。
日本は核保有国が参加しておらず建設的な話し合いは困難だとして、条約に不参加の立場を取っている。
署名式には、日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳代表委員(85)ら被爆者や、田上富久・長崎市長らが駆け付け、各国の署名を見届けた。各国が署名を完了するたびに議場からは拍手が起きた。
田中代表委員は署名式後、記者団に「長年の念願がかなった」と喜びつつ、「一緒に闘ってきた被爆者たちが亡くなってきた。そういう人たちにきょうの日を見せたかった」と無念さをにじませた。日本政府に対しては「唯一の戦争被爆国と言っている国が早くこの条約に参加するよう求めていく」と語った。
核兵器禁止条約はオーストリア、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、ニュージーランドなどが交渉を主導し、今年7月に国連で122か国の賛成多数で採択された。50か国の批准をもって発効する。
北朝鮮の核開発に伴う危機感が広がる中、51か国・地域が署名に臨んだ。
ただし、米、英、仏、ロシア、中国、インド、パキスタン、北朝鮮、イスラエルの核保有9か国は条約に反対の立場で、いずれも交渉に参加していない。また、世界で唯一の被爆国で核廃絶を長く訴えてきた日本も、交渉をボイコットした。
日本は核保有国が参加しておらず建設的な話し合いは困難だとして、条約に不参加の立場を取っている。
署名式には、日本原水爆被害者団体協議会の田中熙巳代表委員(85)ら被爆者や、田上富久・長崎市長らが駆け付け、各国の署名を見届けた。各国が署名を完了するたびに議場からは拍手が起きた。
田中代表委員は署名式後、記者団に「長年の念願がかなった」と喜びつつ、「一緒に闘ってきた被爆者たちが亡くなってきた。そういう人たちにきょうの日を見せたかった」と無念さをにじませた。日本政府に対しては「唯一の戦争被爆国と言っている国が早くこの条約に参加するよう求めていく」と語った。
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