桂木嶺のGO TO THE THEATER!~Life is beautiful!~

歌舞伎中心とした演劇・クラシック音楽・美術展・映画など芸術全般のレビューを書きます。優れた芸術は応援します!

大播磨!名調子!たっぷり!明日は大千穐楽!

2017-09-24 21:31:52 | 吉右衛門さん関係

ちょっと、今日の感想を、パーヴォ兄貴にだけおおくりするつもりでかいてみます♪(^_-)-☆


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ちょいと、そこのパーヴォ兄貴、あんたってひとはとんだタマのおあにいさんだね!天下の大播磨があんたのために用意してくれた歌舞伎座の一等席のチケットをみすみすふいにしちまうだなんて、なかなかふてぇ野郎だね!しかも仲立ちしたのは、この桂木嶺さまだ!ちょっとはお礼のひとつもいうべきじゃないのかい? しかも大播磨に恥かかせるとは、ずいぶんなことをしておくれじゃないか!あたしゃ、穴があったら入りたい気分だったよ!

ちょいと、パーヴォ兄貴、あんた日本にきてちやほやされて、ちょっくら勘違いしてるかもしれないが、この桂木嶺さまが、30年来恋いこがれているのは、あんたじゃない、大播磨の吉右衛門さまときてるんだ。ちょいと付文されたからって、あんた、つけあがっちゃぁいけないよ!

あんたもクラシックじゃスーパースターだが、大播磨は誰にもかなわない天下一の名優だ。ダスティン・ホフマンだって、ロバート・デニーロだってかなわないくらい、きょうの「幡随長兵衛」はかっこよすぎて涙がでたよ。あんな大親分、世界中どこのだれだって演じられねぇやな。男もほれるが女がもっと惚れる。魁春さんなんかみてみなよ、あんなに色気のある魁春さん、見損なうなんて、あんたもとんだ野暮天だねぇ。

それに大向こうのお兄さんがた、頼むから、女の劇評家のわたしに大向こうをさせないでおくれよ。はずかしいったらありゃしない!あたしにまで恥をかかせる気かい?こちとらだって、もとをただせば江戸っ子だ、気がみじけぇから、男のあんたがたがびびってやらない「大播磨!」とあたしがかけてあげてるだけなのさ。あんたらがしめっぽく大むこうをするから、歌舞伎座の芝居だって盛り上がらないじゃないか。明日は大千穐楽だ、しっかり大向かけておくれよ!

「血の涙・・」「人は一代 名は末代」・・・これはねぇ、黙阿弥が書いたけれども、いまの吉右衛門さんの心境だろうとあたしは思うね。おもわずたまんなくって涙がでたよ。この名台詞、名調子を、あとどれだけ聴けるんだろう!でもきっとずっとずっと、大播磨はあたしたちのために、ヒーローでいてくれると信じてる。若い時分は鉄火肌で鳴らした桂木嶺さ、あたし、ほれ込んだら命がけなんだ。パーヴォ兄貴、そんなあたしを口説こうなんておもうんだったら、10年早いよ!男の50代なんて、まだまだはなたれ、あんたは歌舞伎も知らないからまだまだひよっこさ、あたしのおめがねにかなって、日本で本気で仕事したかったら、歌舞伎のことをちゃんと知っておくんだね!

なぜっていうのかい?どういう了見かはしらないが、お江戸で仕事をするのなら、お江戸の流儀にしたがってもらうまでのことさ。渋谷村みたいないなかもんのくるところじゃない、木挽町は天下一の街なんだ!パーヴォ兄貴もきっといつかは気に入るはずさ(^_-)-☆

というわけで、みなさま、泣いても笑っても、秀山祭は明日が大千穐楽です!

わたしも幕見で急きょ参戦いたします!

見逃した方はぜひぜひ歌舞伎座へ来て、大播磨の雄姿を見届けてください(^_^)/(^_^)/(^_^)/



 

 


ケガの功名♪

2017-09-24 02:41:49 | かしこいくらし

実は半分ヘロヘロな私なのですが、(怒涛のパーヴォ月間!!!)

きのうもNHK交響楽団 定期演奏会Aプロに行ってまいりました(^^)

演奏自体は本当に素晴らしくてよかったです♪幸せでした!

ところが、ちょっとアクシデントがありました。

実は(気持ちはわかるんだけど)隣に座ったおばさまたちが、大のパーヴォファン♪

もうコンサートが始まる前から大騒ぎしているわけです。(私も人のことが言えませんが)

コンサートマスターのマロさんがチューニングをしているのに、大騒ぎしているので、

わたしも「しずかにしてください」とやってみたのですが、全然きかず・・。

で、頭がガンガンしてきたのでした(;^_^A

おばさまたちもそうでしたが、後ろにすわっていたひとたちもうるさくてびっくり。

一応クラシックのコンサートなんだから、しずかにしようよ~!!!とおもったのですが、

楽章と楽章のあいだで、おしゃべりをはじめてしまうので、さらに唖然。

せっかくのパーヴォとN響とデニスの音楽が~!!!!💦💦💦💦

 

そこで、思い切って次の休憩で「座席をかえてもいいですか?」とスタッフの方にご相談しました。

すると、ホールのスタッフの方が素早く対応してくださいました(^^)/

「こちらへどうぞ(^_-)-☆」とご案内されたのが、

なんと、さきほどラフマニノフの世界を見事に演奏された、ピアニスト・デニスさんが

すぐ目の前に座っているではありませんか!!!(@_@)(@_@)(@_@)

おもわず、「あなたデニスさんですか?」と英語できくと、デニスさんがニッコリと「そうです!」というので

「あなたの演奏、すばらしかったですよ!」といいましたら、デニスさんがもうニコニコ♪

なかなかのナイスガイでしたね!!ラッキー♡♡


そして、スクリャービンの交響曲第2番が始まりました♪

パーヴォの指揮はもう絶好調♡

 

 

しばしうっとりしていたのですが、私がおもわず、終演後に「ブラボー♡マエストロ!!」と叫んでしまったら、

デニスさんもおもわずビックリ♪

デニスさんと話し込んでいたエージェントの方が、日本語で、

「貴女、ヤルヴィさんのファンの方?」というので、

「ハイ、パーヴォさんが大好きなんです(^_-)-☆」

といったら、デニスさんとエージェントの方がニコニコされて・・。

「すごい人気ですね、ヤルヴィさん♪」

とふたりで大変感心されて、帰って行かれました。


そして、またまたパーヴォのサイン会(またいったの?とみなさん、あきれてらっしゃるとおもいますが)にまいりました。

考えてみたら、毎公演、パーヴォは終演後サイン会を開いておられるわけです。

本当に頭が下がります。それだけ「一期一会」を大切にされておられるのでしょうね。

いつもは、CDジャケットにサインをいただくのですが、

思い切って、私が愛用しているタブレットの裏面に、パーヴォのサインをしていただきました♡

幸せでした~(^_^)/


パーヴォはあいかわらず優しくて、素敵でした~♡♡♡

なんだかもうおぼえていただいたような?

いつもパーヴォにお会いすると、私が、「あなたの演奏は最高でマーヴェラスで・・・」というので、

パーヴォがクスクスわらっておられるのでした。

感激屋さんなんだな、とおもわれたのでしょうね。

そして、思い切って、こう英語で言ってしまいました♪

「パーヴォ、あなたはスーパースターです(^_^)/(^_^)/」

といったら、パーヴォがてれまくってしまって(かわいい・・)♪

でも、とってもうれしそうに、タブレットにサインしてくださったのでした。

(もうこのタブレット、死んでも手放しません!!!)

まわりのスタッフの方も、なんだかニコニコしてくださったので

うれしかったですね!

そして、さらにうれしかったのは、山野楽器のトークショーでお目にかかった

パーヴォファンのみなさまにまたお目にかかれたこと!

わたしのつたないブログやTwitterも読んでくださっているそうで、

ますます感激♪ 感謝しております!

ときどき暴走してしまいますが、パーヴォへの愛をこれからも頑張って語っていきたいと思います!


幸せいっぱいのかつらぎでした(^_^)/