昨日いつもの様に水を汲みに行ったんですよ。
そしたら水汲み場の前に立て看板が、なになに ゲッ~!
「ポンプ故障につき取水出来ません」って書いてあるじゃないですか!
何と言う事を、水のストックあんまり無いのに~
でもポンプが故障してちゃ仕方ないよなと諦めて帰宅。
今日の夕方とりあえず様子を見に行こうかな~と思い行ってみると、近所の友達(建材やさん)
が、ポンプの交換に来ていました。
行った時には丁度ポンプが座った所でしたが、水源の井戸を覗き込んで首をかしげているので
「どう、直った」と声を掛けると、ポンプは交換したんだけど水がね~。
そこへ、ここのお寺の住職さんが来られたので話を聞いた所、ポンプが壊れた原因は
蛇口のコックが壊れて止まらなくなった水を、声も掛けず放置したまま帰った人がいたらしく
相当量が垂れ流されてしまい、井戸が空になりポンプがエアーを噛んで空回りし続け焼き
付いてしまったそうです。
なんて心ない人なんでしょうね!
多くの人が頼って汲みに来る大切な水なのに。
で、色々と住職さんとお話して色んなお話が聞けたので、ちょこっと紹介しますね。
まずここの水のシステムですが、基本的には山からの地下水脈に井戸を掘って貯めた水なの
ですが、そのまま出て来ている訳ではなく、井戸に溜まった水を汲み上げ濾過槽へ投入します。
この濾過槽は、大きさが高さ約3m、直径約1mの筒状で、中には砂が入っています。
実はこの中の砂と濾過速度のコントロールに秘密があるらしいです。
この濾過槽は、アメリカの某大学教授と日本の某大学教授が共同研究で開発した濾過槽らしく
ここにあるのは、2台目の濾過槽だそうです。
濾過槽なので当然物理濾過+生物濾過を行う訳ですが、この濾過槽では特に鉄分を分解させる
バクテリアが非常に定着しているらしく、濾過槽から出てくる水にはほぼ検出出来ない位まで
分解除去されているそうです。
通常、水道水・井戸水・湧き水等ほぼ全ての水には、多かれ少なかれ鉄分は必ず含まれている
そうで、ここの水ほど鉄分が少ない水はあまり無いそうです。
余談ですが、日本酒やビールをおいしく作るには、出来るだけ鉄分の少ない水を使うそうです。
話は戻って、その濾過した水をもう一度井戸(浅くて大きい)に貯めて、それを汲み上げて
いるそうなんです。
詳しい事は、分かりませんが濾過の後一旦貯めるのも理由があるそうです。
このシステムは、前記した大学教授が研究の為に無償でここに設置したそうです。
住職さんがしたのは、濾過槽の周りを保温材で包むのと、周りを囲って屋根を付けただけ
だと言ってました。
今日この話を聞いて私が勝手に思ったのですが、水に鉄分が無い=水が酸化しない
水が酸化しない=ソイルが酸化しにくい。
鉄が酸化すると錆になる、その錆が硬度上昇を招き突然のペーハーダウンを起こし崩壊する。
うん!理屈が合ってる。
確かに家の井戸水では半年位で硬度上昇が起こり調子を崩していた。
でも今の水はほとんど水換えしなくても水質の変化が少なく、いつまででも行けそうな感じ。
ほ~、なんか水槽崩壊の原因が解けたような気がするぞ~。
そりゃ錆水の中で生き物は住めないですよね~。
要するにえび飼育に向いている水とは、鉄分の少ない水なんじゃないですかね?
これはあくまで私の思い付きなので正解か誤りかは分かりませんが、少し水の事が解った様な
気がしてます。
もし共感出来た人は、参考にしてみて下さいね。
それともみんなもう知ってた?
そうだったらはづかし!
そうそう悲しい事に、水が溜まるまで1週間位は取水禁止だって
明日、森の水だより買いに行こっかな~。
活字だけのブログじゃちと寂しいので、