ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

柄合わせのお話をしようと…

2014-07-15 20:02:11 | 着物・古布

 

以前にも出てる「ふる~~いゆかた」、40年物、さらに熟成中?

 

着物の柄合わせのお話を書こうと思い、いろいろ見本になりそうなゆかたなど

出して写真を撮りはじめたら、電話で父がこれから行くよ…。

ならば一度中断してと思ったら、続けて電話で、息子がお世話になってる施設から、

トップの方が変わったのでごあいさつにと…わざわざきてくださることになりました。

で、結局、このゆかたの写真を撮ったところで、本日「これまで」になってしまったというわけです。

息子もだいぶ回復していたので、ニコニコでお迎えしました。

 

大柄や飛び柄などの着物を縫うときは、こんなことをアタマに置いて考えてみるといいですよ…

というようなお話のつもりだったのですが、今日は前フリどころか、予告編にもならないお話ですみません。

まぁこのゆかたの場合、かなり大きな柄であると同時に「立湧」というタテの流れのある柄です。

もう一度出すと前とうしろでこちら。

帯は大人用の兵児帯で、うしろは背中がよくみえるようにただ巻いてるだけです。

 

    

 

これは、母が呉服屋さんと勝手に話し合って決めているので、私はノータッチなんですが、

こういう立湧の時は、後ろの左右で立湧が合うようにする…。

前の方は、おくみと前身頃のところ立湧の線がズレて並んじゃってますね。

これはあんまりかっこよくないわけです。

ただ、これは「蝶」がとても大きくて、しかも数が少なくて蝶と蝶の間が空いています。

実はこういう柄は、背の高い人の方がいいのですが、母はどうしてもこれを着せたかったようで…。

小さい私の体に合わせて、できるだけ蝶が裾や前に出るように…と決めたようです。

 

このゆかた、さすがにちとヨレ気味なのと、肩先とか袖の裾あたりに黄ばみが出ちゃってます。

最近はこういう柄ゆきがなくなりましたね。

ピンクや黄色のゆかたも目立つけど、実はこれだけ大柄のほうが、目立つという意味では目立ちます。

「印象に残る」といいますかね。

若いころは「蝶」というのがあまり好きではなかったので、もう一枚の桔梗柄ばかり着ていたのですが、

いまになって、これももっと着ておけばよかった…なんて思っています。

 

そんなわけで、息子の様子見ながらですが「柄合わせ・色合わせ」なんてことを書きたいなと思っています。

今日は父が「隣の奥さんからのおみやげ」を持ってきてくれました。

お友達と「ドイツ8日間の旅」をしてきたそうで…「ロマンチック街道」ですね。

チョコレート、おいしいです。お城、いいなぁぁ。

 

       


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4 コメント

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Unknown ()
2014-07-17 01:02:49
浴衣を数枚しか縫った事が無いのですが
柄合わせとなると 手元で出来なくて
廊下に反物を拡げて行ったり来たり・・・
柄合わせは大変ですね。
着丈によっても柄の出方が違いますし
あちらをたてれば こちらがたたず
本当に頭を悩ませます。
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Unknown (天鼓)
2014-07-17 18:12:29
蝶だけならまだ考えやすかったんでしょうが、立涌も大柄で、これは柄合わせ難しかったでしょうね。
衽の膝の辺りとか、後ろは帯の上も下も、柄がよく見える位置に蝶が欲しかっただろうなあと思います。

こういう大柄ですっきりしたもの、浴衣もですが振袖も少なくなりましたね。
若いうちこそ着られる、いい柄置きだと思うんですが、なんだかちまちました柄ばっかりで。
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Unknown (とんぼ)
2014-07-17 20:52:55
惠様

私も、そんなに縫っていませんが、
あれはほんとに大変です。
一番最初の練習用にと中学で縫ったのは、
ただの赤と白の縞でした。
母がきっと「その面倒がないように」と、
文句言わなかったのでしょうが、
縫いあがったら、最初から「寝間着」でしたっけ。
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Unknown (とんぼ)
2014-07-17 20:54:49
天鼓様

母は自分がこういうのを着たいときに戦争でしたから、
私にはあれこれと、着せたがりました。
今になってありがたいと思っています。

最近のゆかたは、色柄まで洋風で、
なんかちっともインパクトありませんね。
こんな柄のほうが、今の時代ならよっぽど個性的で
インパクトあると思いますが…。
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