張り板を…

お天気続きで、ありがたいです。

昨日のうちに、あの「星空柄」着物を、夜なべ仕事で解きました。
なんたってしーーっかり縫ってありまして、目が細かくて細かくて…。
ずいぶん時間がかかってしまいました。

今日は身頃を伸子張りしました。
ちりめんかと思っていたのですが、洗ってもほとんど縮みがなかったので、
おくみは久しぶりに「張り板」で。この張り板は父のお手製です。

実はあまり得意じゃありません。いつも糊付けナシのものばかりなので、
乾いてくるととんでっちゃうし～～。
大型の洗濯バサミで、てっぺん挟んでおきました。

張り板で乾かすときは、糊をつければいやでもぴたっとついてくれますが、
水分だけだと貼りにくいです。少し水の絞りを少なくして、
ペタッとくっつくように…まっすぐ貼るのがまたねぇ…。
ゆがんだらそのまま乾いてしまいますから、
張り板の横の直線を目安に、気を遣って貼りました。
母は、小さいのは「糊を溶いた液」につけて貼っていたように思います。
刷毛ではいてたのは伸子のほうだけ…。

貼った後、中の空気を抜くのに絞ったタオルで押さえたりたたいたりして、
まっすぐにしながら、シワを伸ばし、密着させます。
本当は立てておくのですが、今日はけっこう風があり、
乾いたらゼッタイ飛んで行く…ので、横に寝かせるくらいに置きました。
両方ともきれいに乾きました。さて、何にしましょうかねぇ。

暑くもなく寒くもなく、ほんとにいい陽気ですが、
こういう時期は短いんですよね。帯つきで歩けるのもあとひとつきくらい？
羽織や道中着を着ると、ヘタな帯結びを隠せるので重宝なんですが、
帯つきでささっと歩くのもまたいいものです。
最近は「横幅隠し」にも羽織かなーなんて思っています。
と思ったのですが…羽織があまりないんですよ、道中着ばっかり…。
元々私の若いころは羽織丈が短かったので、キライだからいらない、と
嫁入りにも二枚しか持ってこなかったのです。
あのころは、丈が長いのがほしい、といっても、
呉服屋さんが「ながいのなんてヘン」と、やはり当時の状況で言ってたんですね。
最近は「いいじゃない、好きなんだから」で通せるようになりましたから、
長くして…というのですが、それでも「キリってもんがある」と、いわれるんです。
私は、てろんとした細身の羽織で、単色のものなら
着物が２０センチくらいしか見えなくてもいいって言うんですが、
「限度越えすぎ！」と、ただいまそれで攻防を繰り返しております。
今日洗った「星柄」は、ちょっとハリがあるので、ダメかなーですね。

本日のおまけ画像、夕方新聞を取りに出たら、夕焼けのおしまいごろ。
ぱっと見たら、なんか「オオカミ」に見えたんです。
あわててカメラを取りにはいっている間に、
ちょっと「耳」が寝ちゃったみたいです。オオカミさんに見えますか？


　　　


こちらは昨日の夕焼けです。お日様がじゃーねぇと、手を振ってる感じ。


　　　　　　


秋の日はつるべ落とし、昨日も今日も夕焼けさんは忙しく消えてゆきました。