![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/0b/f4d2e926e32e087f3278776a87620180.jpg)
最近入手のもの、絹の半襦袢です。テーマは「車内風景?」「汽車雑景?」
私も絹の二部式を持っていますが、けっこう気楽で便利です。
残念ながら、少々あちこちにダメージがあります。
解いて洗って、もし仕立てられるようなら、半襦袢にするか、
それとも羽裏に使ってもおもしろいですね。
大きく切符のカタチにかぶさっているのがデザインの特徴でしょうか。
一枚ずつ見ると面白いです。まずはこちら。
お弁当食べてる人がいます。左はし、欠けちゃってますけど、
カンカン帽のおじさんでして、しわくちゃ顔で「のび」をしているようです。
和装洋装、男性女性、ちょんまげの人も見えますね。にぎやかそうです。
席がきついということは、三等車でしょうね。
断髪令(正式には散髪脱刀令)が出たのは明治4年、
列車がはじめて新橋と横浜間を走ったのは明治5年ですが、
この「断髪令」というのは「ちょんまげをやめなさい」という命令ではなく、
「もうちょんまげを結わなくてもいいよ」というお達しです。
ずっと結っていた人もいたようですね。
さてお次は「一等車」と思われるほう、いすもりっぱでゆったりです。
右側上の女性は履物を脱いで、窓側を向いて座っています。
車窓の景色を楽しんでいるのでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/24/41a6cdc55b005a0d5afe386c7e53f80b.jpg)
そういえば…まぁあまり電車に乗るわけではないのですが、
最近の子供さんって、こういう乗り方をあまりしないみたいな気がします。
なんかゲームやってたりして…。そうでもないのかな?
さてお次はこちら、食堂車でしょうか…。
ちょっと調べたら、食堂車が日本で初めて走ったのは明治32年だそうです。
つまりこの半襦袢の絵はずっとあとになって「鉄道図柄」のエピソードを、
時代考証とかそういう細かいことはヌキで、描いたものなんでしょうね。
ナイフとフォークの洋食ですよ。さすがにちょんまげ、いません。
そういえば、東海道新幹線にビュッフェがあったころは、よかったなぁ…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/90/8730fa3a9f32373f9ddff22194e7b7c5.jpg)
そしてこちらは…上の端の大きい人は「おすもうさん」に見えます。
それから軍人でしょうか。一番端は欠けてますが矢絣に海老茶の袴の女学生。
真ん中を歩いている黒い服の人は、検札の車掌さんだと思うのですが、
足元の丸いもの…なんだかわかります?なんでしょう…真上から見た絵なので、
高さがわからないのですが、横に落ちてるのを見ると吸殻みたいにみえるんですが…。
このころの列車って、真ん中に灰皿ついてたんですかねぇ…
これはナゾの物体です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/fa/6d96608a39dfe9491a76e90838cae9f3.jpg)
それと重なるようにある地色の違う絵は、どうも機関室内部のようです。
いっしょけんめ石炭いれているのでしょうか。
そして、このすぐ横の絵がこちら、貨物室ですね。
かばんや小包を整理しているところでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/ee/228a2154c674e84e7591be6b1c7981cc.jpg)
チッキなんて言葉を知っているのは、私くらいまででしょうかねぇ。
チッキは「チェック」或いは「チケット」が語源といわれていますが、
要するに鉄道による「宅配便」です。ただし、配達エリアが限られていて、
それ以外は駅までとりに行きました。荷札を何枚も書かされるんですよ、確か…。
で、この貨物室なんですが、左側の黒地に赤い文字…「常盤山」と読めるんです。
黒地に赤といえば「関取の明け荷」ですねぇ、調べたらちゃんといました。
やっぱり「あの絵」はおすもうさんだったんですね。
ちなみに明け荷は、十両以上の関取しか持てません。
各一個ですが、横綱だけは「化粧回し」があるので三個持っていいことになっています。
あれを担ぐのは幕下以下なんですが、中にまわしも入っているため
「ふんどし担ぎ」といわれるんです。
最近は大相撲もつまらなくてみなくなりましたが、
千代の富士のあの高く上がる四股、かっこよかったなぁ…(ふるっ!)
この絵札のような柄が、ぽんぽんととんでいるのですが、
あいだに流れている曲線は、全部二本線…つまりレールですね。
こんなふうに、ちょっと凝っててちょっとおもしろい、
そんな柄が…何で今はないんじゃーっ!と、毎度空に向かって吼えとります。
まずはきれいに解いて洗いましょう。
やっとお天気も「夏」を思い出してくれたーと思ったら、
晴れは続かないって…なんなのよぉ~。
私も絹の二部式を持っていますが、けっこう気楽で便利です。
残念ながら、少々あちこちにダメージがあります。
解いて洗って、もし仕立てられるようなら、半襦袢にするか、
それとも羽裏に使ってもおもしろいですね。
大きく切符のカタチにかぶさっているのがデザインの特徴でしょうか。
一枚ずつ見ると面白いです。まずはこちら。
お弁当食べてる人がいます。左はし、欠けちゃってますけど、
カンカン帽のおじさんでして、しわくちゃ顔で「のび」をしているようです。
和装洋装、男性女性、ちょんまげの人も見えますね。にぎやかそうです。
席がきついということは、三等車でしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/b4/2ad58b0e70502796a0429286395562da.jpg)
断髪令(正式には散髪脱刀令)が出たのは明治4年、
列車がはじめて新橋と横浜間を走ったのは明治5年ですが、
この「断髪令」というのは「ちょんまげをやめなさい」という命令ではなく、
「もうちょんまげを結わなくてもいいよ」というお達しです。
ずっと結っていた人もいたようですね。
さてお次は「一等車」と思われるほう、いすもりっぱでゆったりです。
右側上の女性は履物を脱いで、窓側を向いて座っています。
車窓の景色を楽しんでいるのでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/24/41a6cdc55b005a0d5afe386c7e53f80b.jpg)
そういえば…まぁあまり電車に乗るわけではないのですが、
最近の子供さんって、こういう乗り方をあまりしないみたいな気がします。
なんかゲームやってたりして…。そうでもないのかな?
さてお次はこちら、食堂車でしょうか…。
ちょっと調べたら、食堂車が日本で初めて走ったのは明治32年だそうです。
つまりこの半襦袢の絵はずっとあとになって「鉄道図柄」のエピソードを、
時代考証とかそういう細かいことはヌキで、描いたものなんでしょうね。
ナイフとフォークの洋食ですよ。さすがにちょんまげ、いません。
そういえば、東海道新幹線にビュッフェがあったころは、よかったなぁ…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/90/8730fa3a9f32373f9ddff22194e7b7c5.jpg)
そしてこちらは…上の端の大きい人は「おすもうさん」に見えます。
それから軍人でしょうか。一番端は欠けてますが矢絣に海老茶の袴の女学生。
真ん中を歩いている黒い服の人は、検札の車掌さんだと思うのですが、
足元の丸いもの…なんだかわかります?なんでしょう…真上から見た絵なので、
高さがわからないのですが、横に落ちてるのを見ると吸殻みたいにみえるんですが…。
このころの列車って、真ん中に灰皿ついてたんですかねぇ…
これはナゾの物体です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/fa/6d96608a39dfe9491a76e90838cae9f3.jpg)
それと重なるようにある地色の違う絵は、どうも機関室内部のようです。
いっしょけんめ石炭いれているのでしょうか。
そして、このすぐ横の絵がこちら、貨物室ですね。
かばんや小包を整理しているところでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/ee/228a2154c674e84e7591be6b1c7981cc.jpg)
チッキなんて言葉を知っているのは、私くらいまででしょうかねぇ。
チッキは「チェック」或いは「チケット」が語源といわれていますが、
要するに鉄道による「宅配便」です。ただし、配達エリアが限られていて、
それ以外は駅までとりに行きました。荷札を何枚も書かされるんですよ、確か…。
で、この貨物室なんですが、左側の黒地に赤い文字…「常盤山」と読めるんです。
黒地に赤といえば「関取の明け荷」ですねぇ、調べたらちゃんといました。
やっぱり「あの絵」はおすもうさんだったんですね。
ちなみに明け荷は、十両以上の関取しか持てません。
各一個ですが、横綱だけは「化粧回し」があるので三個持っていいことになっています。
あれを担ぐのは幕下以下なんですが、中にまわしも入っているため
「ふんどし担ぎ」といわれるんです。
最近は大相撲もつまらなくてみなくなりましたが、
千代の富士のあの高く上がる四股、かっこよかったなぁ…(ふるっ!)
この絵札のような柄が、ぽんぽんととんでいるのですが、
あいだに流れている曲線は、全部二本線…つまりレールですね。
こんなふうに、ちょっと凝っててちょっとおもしろい、
そんな柄が…何で今はないんじゃーっ!と、毎度空に向かって吼えとります。
まずはきれいに解いて洗いましょう。
やっとお天気も「夏」を思い出してくれたーと思ったら、
晴れは続かないって…なんなのよぉ~。
おもしろいし、本当に珍しい柄
ですね。
とんぼ様は珍しい柄を見つけるのが
お上手ですねぇ。
センスだとか感性だとかきどったもんじゃなくてただただ遊び心ですよねー。お茶目だったんですね、昔の人って。
ヤフオクには出さないんですかー???
半襦袢・・・・帯になりませんかしら?
それにしても、妹尾河童のお父さんのような図版師がいたのですねぇ。
こういう柄を見せていただくのは、本当に嬉しいことです。
いつもありがとうございます!
長襦袢、羽裏などに使ったら気分は...でしょうね。
現在もいろいろ楽しむことにはことかかないようですが、
私はこの世界の遊び心のほうがずっと好きですね。
手元にほしい!って思いました。
目の付け所がユニークですよね。
なんかマンガチックで見ていても楽しいです。
こういうのって出会いなんですよ。
ぱっと出会う…それがまた楽しみなのですが、
最近はなかなかありません。
きっと作るほうも楽しんで、やっていたと
そんな気がします。まさしく「遊び心」ですね。
イマドキはなかなかです。
これはといて見た具合ですねぇ、
かなりシミが多いんですよ。
そうなんです、シミなどよけると、
使えるところは、かなり少なくなりますから、
はめ込みかなと思いますがつけ帯でもいいから、
帯でしめてみたいですね。
ほんとうにも昔のこういうものは、
粋でシャレてておもしろいですね。
イマドキの「和風」の竜がのたくってるのとか
そんなのよりずっとイケてると思います。