ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

消えた…

2010-01-26 22:51:04 | つれづれ
やってしまいましたがな…。
これをやっちゃぁ「だから別に書いてコピれと言っとろーが」と叱られるのですが…。
すみません、ついこっちに書いてしまうのですよ…。
て、今は新しいタブで、元のページは途中まで書いてそのまま置いといて、
別タブで別のページが開けますから、そっちで気になっていたヤフオクを覗いてました。
今日はお買い物ではなく、とても気になる「ハギレの山」があったのです。
84入札で18万8千円になってました。
その中のたった一枚がほしいと思ってみていたんです。
いつか単品ででてきてほしいなぁ…なんぞと欲ボケしてて、
そっちをしめるつもりが…ブログの原稿ページのほうをしめちゃったわけで…。
投稿していなかったので、きれいさっぱり消えてくれました。

というわけで、本日ドジ話だけ…ではさみしいので…。
トップの写真の本を読み始めたら、おもしろくて、それで結髪について書いてたんです。
ひとつだけ…ちょっと書きますね。
江戸時代の庶民の女性は、髷をおさまりよく結うために「中剃(なかぞり)」といって
頭のてっぺんからややうしろのところを剃っていました。みんな「ハゲ」があったわけ?
で、母方の祖母がこれがあったのだそうです。
母は、髷を結いすぎてハゲたのだと思っていたそうで…。
祖母は存命なら130歳になろうとする人ですから、母が小さいときは、
まだ髪を結っていたそうです。しばらくしてからは「束髪」になったそうですが、
母の話では「時々お使いで『シャグマの毛たぼ』を買うてきて」といわれたと。
この「シャグマの毛たぼ」というのは、現代では美容院で髪を膨らますのに詰め込む
あの黒いモシャモシャの、あれです。私の若いころは「アンコ」って言ってましたね。
祖母は年をとって髪が薄くなって、それをつめていたのだそうで…。
「シャグマの毛たぼ」なんて、面白い名前だなぁ全国区の名称ではないのかな、
と思って、調べましたところ、しつかり全国区でした。
シャグマは「赤熊」とか「赭熊」とか書かれます。
赤、ですが、実は「ヤクの白い毛」だそうでして、これを染めたんでしょうかねぇ。
いずれにしても、この本の後ろのほうにも「シャグマ髷」というのが出てきます。
まだちゃんと読んでいないのですが…。

で、このシャグマ、実はそれ以外の使われ方の方が有名でした。
あの「獅子頭」の白い毛、とか「払子(ほっす)」とよばれる僧侶の道具。
見たことありますよね、えらいお坊様が持つ、棒の先に白いふさふさのついたもの。
あれもシャグマだそうです。
ヤクさんも、いろんなところでヤクに立ってる…あっシャレじゃないです。

そんなわけで、それでなくても時間を見てあわてて書いていたのに、
またしても「ブツ欲」で失敗した今日のとんぼでした。
「結髪」のお話しは…またいずれ、本を読み終わってから…数年先かも…?!

本はこちらです。私が買ったときは、もっと安い「中古」があったのですが…。
あっそれを私が買ったのか…。カバーにちょっと破れがあったので、安かったのかな。

江戸結髪史
金沢 康隆
青蛙房

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8 コメント

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Unknown (陽花)
2010-01-26 23:17:37
あぁーやっちゃった・・ですか。
綺麗に消えたら同じ事をもう一度書く気には
なりませんよね。ガックリでしたね。

若い頃美容室でアップにしてもらったら、
沢山入れてボリュームを出してくれる毛たぼ
「シャグマ}っていうんですか。
初めて知りました。
返信する
Unknown (裄雅)
2010-01-27 07:22:22
あらら…やってしまいましたね(汗;

昔は、自分も連発したり
「ページの有効期限切れ」
(長文記事とか書くと表示されるのです)
とかで、戻るボタン押したら消えてたって事が度々でした。

今は、自動保存のあるブログなんで安心です!
返信する
へこみますよね。 (柳蛙)
2010-01-27 16:52:38
記事と一緒に、一瞬自分も真っ白になります。
あの脱力感といったらないです。
別タブで他のを見ていて、買い物カゴが自動で空っぽになった時もがっくりしました。

シャグマのケタボ、うちのばあちゃん(90です)が現役で使ってます。
もう自分で丸く結えないし、洗わない(洗えない)ので髪を切れと言われても、絶対切ろうとしません。
いくつになっても、髪は女の命のようです。
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うー! (りら)
2010-01-27 18:53:45
凹みますよねぇ・・・・
特にとんぼさんは毎回力の入った内容をじっくり書かれてますものねぇ。
でも、読みたいです~!
是非また書いてください。

あれ?昔、日本髪を結っていた女性の頭頂の禿げって、元結をぎゅっと締め過ぎるのでできるのでは無いのですか~?
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Unknown (とんぼ)
2010-01-27 19:52:00
陽花様
一瞬何がおきたか…です。
書いたことも、あれっと抜けました。
おなじことを書くのはしんどいですよねぇ。

昔の美容院って、やたら逆毛を立てて、
このアンコ入れましたよね。
いれたところがだんだんかゆくなったものです。
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Unknown (とんぼ)
2010-01-27 19:55:54
裄雅様
ほんとに、心底がっかりしますね。
自動保存があると便利ですね。
「紙」をアップして書けばいいんですが、
あれも読みにくかったりするもので…。
まいど手抜きをしては、大コケしてます。

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Unknown (とんぼ)
2010-01-27 20:01:43
柳蛙様
あの「真っ白状態」は、誰にも当たれませんしねぇ。
ほんっとため息もでませんでした。

「髪は女の命」…87歳のうちの母もです。
いくらボサボサになっても、切ろうとはしません。
「髪を結う」ということが、やっぱり
女でいること…なんですかね。
がんばれ、おばーちゃん軍!
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Unknown (とんぼ)
2010-01-27 20:07:37
りら様
なんかもう、ムダとわかっているのに、
「残ってないか」と、戻ってみたり、
むなしい努力をしちゃいました。
たいしたことは書いてませんが、
まるっきり同じ文を書く、っていうのは、
ムリですからねぇ…。

「中剃」は、当初庶民の習慣だったようです。
このこお話しについて、また書こうと思っています。
前髪のちょっと上も剃ったんですよ。
どっちもきれいに結うため…なんですが、
そのために「解いたら間抜け」でも、
かまわなかったんですねぇ。
オシャレって昔からタイヘンだったんですわ。
返信する

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