ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

おかげさまで…

2010-07-13 20:58:52 | 介護・福祉
写真は「風船」らしくなってきた風船かずらです。
ほんとに早いですね。まだまだ大きくなります。さわるとぷよぷよです。



母の退院が、一応この週末あたり、と決まりました。
いろいろご心配をおかけいたしました。

もちろん、元気になって戻ってくるわけではありません。
24時間絶食の点滴が10日ほど続きましたので、
体力的にも衰えており、入院直前はなんとか立ち上がっていたのも、
おそらくは無理だと思います。
元々持病はありますし、それが治ったわけではありませんし、
退院もよくなったからというよりは、危機は脱したし、
治療する病気もないので…と、出されるわけですね。
今の入院は、よほど継続治療が必要でないと、3ヶ月で出されます。
そうしないと病院経営が成り立たないというところもあるからです。
なんかすべてがおかしいですよね。

とりあえず、退院は決まりましたが、自宅に戻っても
もう点滴は当然欠かせなくなったので、それをしてもらうための訪問診療や、
往診をお願いする医師をお願いして…ということになります。
そのことについては、ここへくるまでにいろいろありましたからねぇ。
父にしてみれば、今後何かあっても、その病院とつながりがあるほうが、
あとあとも心配ないし、何よりあれだけ大騒ぎしてとった紹介状が
受け付けてもらえなかったりもありましたから、もう疑心暗鬼です。
新しく紹介していただくことになっている先生はいるけれど、
入院中の病院にも当然、メディカルソシャールワーカーがいますので、
母の食事のデータなども合わせて、もう一度話し合って決めました。
結局その結果、違う医師にお願いすることになりました。

正直今回もまた、いろいろあったんです。
もうお話はしませんが、ただもう「マニュアル」というものの使い方、
とてもフシギに思いました。
とりあえず、いただいたリストの中から選んでくださいとのことで、
ずっと見ていきましたら、なんと私が子供のころから家族みんながお世話になっている
いわば当時のホーム・ドクターがおりました。
両親も、何かあるとそこにかかっていますし、あの医者嫌いの母が唯一、
「あの先生は信頼できる」と、言っている医師です。
ただ、高齢なので、どうだろうかと心配していたのですが、OKでした。

それも…そういうお話になったので、とりあえず「あて先」を書かない、
つまり「医師名」を書かない紹介状をいただいて、それを持っていったのですが、
話をする前に、その先生、さかさか封筒をきってしまって「いいよ、オレがいくよ」と
言ってくださったそうです。おんとし80歳…カクシャクとなさっておられたそうで。
「そーかぁ奥さんそうだったのかぁ」と、全部話しを聞いてくれて、
「毎日点滴に行くようかなぁ」と、心配してくださったそうです。

父は、元々あの先生みたいな先生がいてくれたら…と言っていたので、
「決まったよ」と知らせに来たとき、またウルウルしていました。
思えば私がはしかになったときもお世話になっているのです。
ほんとに、お元気でいてくださってなによりでした。

これで先のことは決まりましたので、父は明日、病院で「病人食」のお勉強があるそうです。
料理も難なくこなす父ですから、楽しんでやってくれると思います。
というより、すでに息子と同じような食事形態ですから、
私が教えりゃいいんですけどね。へへへ。

手放しで喜べない退院といってしまえばそれまでですが、
入院前日のあの母の状態を思えば、かえってこられることになって、
ホッとしています。

皆様、ご心配いただきまして、ありがとうございました。


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8 コメント

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Unknown (陽花)
2010-07-14 00:50:25
退院が決まっておめでとうございます。
本当によかったですね。
やっぱりまた色々あったようですが、
ホームドクターに往診してもらえるように
決まって何よりでした。
お父様もホッとなさったでしょうね。
お家でお世話をするのは大変でしょうが、
お父様こまめですものね。
お母様もお家に帰れるの楽しみにされて
おられるでしょうね。


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ああ、よかったです。 (えみこ)
2010-07-14 03:26:00
そのうえ、ホームドクター に決定、よかったです。
年齢の近しい医師ほど気持ちを汲んでくださいますし
おかあさまもなにかと安心できると思います。
いつか来る自分の両親の姿とかさなりました。
ここには書ききれないお気持ちもあるかとおさっっします。
おだいじにされてください。
返信する
佳かったですね^^ (ゆん)
2010-07-14 08:19:03
退院が決まったのですね。おめでとうございます。
 確かに、病院に居られたほうが何かと安心な気はしますが、やっぱりおうちが一番ですもんね。
 先生が決まったこと、本当に良かったです!とんぼさんとお父様があきらめなかった成果だと思います。

 私、このごろ思うんですけど、今って『医師』という職業の方はいらしても『せんせ』と呼べる方にはなかなか巡り合えない…。
 最新医療を受けるだけが治療ではなくて、手持ちの金子の範囲で、少し乱暴な言葉でもいいから、目を見て話して下さる、そんな「手間ヒマ」掛けた医療が欲しい。
 義父母を見ていて そう思います。若い時の体に戻れるはずはないのだから…。


 とにかくひと段落ですね。
返られてからも何かと気づかいがあるでしょうが、みんな揃って、いい夏を過ごされますように

返信する
よかったと私も思っています。 (akkomam)
2010-07-14 09:10:32
  ご自宅に戻られて、旧知の先生にこれからの処置を
  おまかせすることができるようになりよかったですね。

  いろいろ大変なことや、制度との狭間で疑問に感じる
  ことなどおありになって心労も多かったとんぼさん、
  お疲れ様でした。

  お父様も介護、看護が知り合いの先生方と一緒にできる
  ことを心強く思っていらっしゃるのではないでしょうか、
  
  変化の多い天候のこの頃ですが、まわりの皆様も
  健康に充分お気をつけくださってくださいね。
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Unknown (とんぼ)
2010-07-14 17:34:09
陽花様

ありがとうございます。
入院当初はどうなるかと思いましたが、
なんとかここまで戻れてほっとしています。
父のがんばりはすごいです。
なんだかどっと力が抜けそうです。
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Unknown (とんぼ)
2010-07-14 17:35:32
えみこ様

ありがとうございます。
年をとって近所の医者にかかる…
それだけのことなのに、なんなんでしょうね。
結局はおさまるところにおさまって、
ホッとしています。長年の付き合いって
安心ですよね。
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Unknown (とんぼ)
2010-07-14 17:37:45
ゆん様

ありがとうございます。
なんというのか、確かにいろいろ制度化して、
よくはなっているのかもしれませんが、
紙と決まりごとに縛られて、
一番大事なものが、見えなくなっている気がします。
あまりにも「心」のないことの運びように、
温厚な父がぶち切れました。
まったくうっかり年も取れない??
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Unknown (とんぼ)
2010-07-14 17:43:14
akkomam様

ありがとうございます。
高齢者福祉は、初めてかかわりましたが、
ほんとに「紙にかかれたこと」の遵守の羅列で
人間はどこに置いてるの、と何度も悔しい思いをしました。
今後のことも考え、もう少し学習しておかなければ…
などとかんがえなければならないことが、悲しいですね。
またぼちぼちがんばっていきます。
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