先週のことですが、O嬢に誘ってもらって「
小林少女」の試写会に行ってきました。
イマイチっ!
というのが、正直な感想。
いや、頑張っていたよ、柴崎コウちゃんもさ。本当に頑張ったと思うのよ、それも見えるのよ。動きも、とってもキレイだったわ、なめらかだったし。
でもねぇ……なんていうか、空気が合わなかったというかねぇ…。
地のものは、地で…っていう感じなの。
カンフーものは、あっちの世界だから良いし、面白いんだろうな。
台本もね、届かないの。なーんか、すべって行くのよ、頭の上を。納得できない。
「カンフーハッスル」も、「小林サッカー」も、「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」「マッハ」も、面白く観たよ。小林寺モノは、好きですよ。この手のは、単純・明快・爽快なところが、良いと思うのよ。
なんていうか……違うって気がして仕方ないの。アメリカで食べるお寿司みたいに、まあこれも寿司って言ったら寿司…かねぇって感じなの。だから、どこか別の場所で観たら、面白かったのかもしれない。
舞台が日本じゃなくて、香港だったら面白かったのかもしれない。
私の頭が堅いのかなぁ……どうもイマイチ感が拭えないのだ。
コウちゃんは、本当に頑張ったんだと思うよ。でも、ごめんね。
そして、時々コウちゃんが水野美紀に見えて仕方なかった。更に水野美紀だったら、もっと動くんだろうなぁ……っと。
体がとんなに細くても、やっぱり体に染み付いている人間には適わないんだなぁっと思った。「かちこみ!ドラゴン・タイガー・ゲート」の男の子三人は、無茶苦茶細っこいのに、腰が据わっていて、ワイヤーアクションで跳んでても、飛ばされている感が無かったもんなぁ。
ラストは、男の人ってやっぱり「母」が最強かの。男は誰でもマザコンなんだって、そんな言葉を見せつけられた映画だった。
あっ、岡村は良かった。あの人の、冷酷な部分が上手く生きていたよ。そして、動くのも戦うのも、とても楽しそうだった。トオルより、動き的には上だった。もっと役者やればいいのになぁ。
本広監督の、本広グッズというかキャラは、あちこちにあって、くすすっと笑った。でもクマさんがどこにいるかは分からなかったよ。きっともう観に行かないから、このまま分からないままなんだろうなぁ、残念。