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気まぐれ読書・映画・音楽の記録。本文に関係のないコメントについてはご遠慮させていただきます。

「どこでおひるねしようかな」

2009-06-30 | 絵本
お昼の食事をすますと、だいたい眠くなるものです。幼稚園、保育園でもお昼寝の時間がありますね。この絵本にでてくる動物たちも、それぞれとても眠くなって、寝るのにちょうどいい場所を探しました。「ほんの すこし あかるくて、すこし くらくて しずかでね、きもちのいい かぜの ふくところ」を探して。 それで、りすは木の上に、ねこはやわらかい草の上、うさぎはスグリの木の横へ、ぶたは池のそばと、それぞれ自分たち . . . 本文を読む

かっぱのすりばち

2009-06-29 | 絵本
かっぱのすりばちがあるのは福島県南部、茨城県との境。水と自然がきれいな、標高560mの高原。 塙町片貝に住む菊池トヨさんの昔話の語りを佐藤修さんがまとめ。 廣田弘子さんが絵本としての再話。藤原あずみさんの絵です。 かっぱって、昔話絵本の題材としてとても魅力的な生きものです。 わたしは、カッパの本やお話に妙に惹かれます。 だから、この素敵なそして、哀しくて切なくて、人の心。子どもの心。大人 . . . 本文を読む

原 優子「絵本の国のぬいぐるみ」

2009-06-28 | 実用書
ぐりとぐら、ぐるんぱ、こねこのぴっちなど人気絵本のキャラクターをカンタン手作り。月刊「MOE」の好評連載をもとに、絵本の主人公のぬいぐるみの作り方を型紙つきで紹介。初めてでも作れます 原 優子ぬいぐるみ作家。1976年東京都生まれ。文化女子短期大学部服装学科服飾専攻卒。1997年那須テディベアミュージアムオープニングコンテストでグランプリ受賞。ぬいぐるみメーカー「サン・アロー」のデザイナーを経て . . . 本文を読む

北尾トロ「男の隠れ家を持ってみた」

2009-06-26 | 新書・社会
家庭に不満はない。仕事もまあ順調である。でも、このままでいいのだろうか。男性の多くが感じるだろう漠然とした不安をぼくも抱いていた。そうだ、知らない町で、自分を見つめなおしてみよう。ぼくは、馴染みのない駅で降り、あるアパートの一室を“男の隠れ家”として借りることにした。仕事場と自宅、そして隠れ家を行き来する生活が始まった。笑えてしみじみ、北尾トロの真骨頂。 ~北尾トロとして付き合うとき、僕はやは . . . 本文を読む

石垣りん「やさしい言葉」

2009-06-25 | 詩、短歌、俳句
たしかに在るものを たしかに見つけた たしかな言葉。それがあまりにも遥かで 幻のよう。地球は青かった。 時代と人間の表裏を鋭く見通し、確かな目で綴られた詩集。1984年花神社刊の新装復刊。 戦争、家族、仕事、石垣さんは、日々の生活の中で、確かな言葉を詩の世界で、感じてそれが彼女の、生きる証であったと思います。 たくさんの詩を読みまた、日々の営みから生まれた、また、感じられた飾らない言葉の数々 . . . 本文を読む

椎名誠「わしらは怪しい探検隊」

2009-06-23 | 新書・社会
“おれわあいくぞう ドバドバだぞお…やって来ました「東日本なんでもケトばす会」ご一行。ドタバタ、ハチャメチャ、珍騒動の連日連夜。男だけのおもしろ世界。 潮騒の島、神島…三重県にあるあの三島由紀夫潮騒の舞台島の周囲約4㎞、人口1200人の島に、天幕をはり男ばっかりの東ケト会、探検隊ご一行さま到着…。 巨大な蚊の襲撃にあったり、島一周を試みて、潮に流されたり、海パン一丁のロッククライミング?野性味 . . . 本文を読む

荻原浩「ちょいな人々」

2009-06-22 | 小説
おっちょこちょいだけど愛すべき人たちの破天荒なユーモアワールド。 「ちょいな人々」~社内女性のほめ言葉に有頂天になる中年課長。 「ガーデンウォーズ」~隣の独居老人の庭の樹木VSガーデニングの主婦真っ向から対立する二人が、休戦した訳は…。 「占い師の悪運」~脱サラした占い師の人生はいかに。これで生計立てるのも楽じゃないけど、何よりその、人柄は占い師向きじゃあないでしょう。 「いじめ電話相談室 . . . 本文を読む

「パパが宇宙をみせてくれた」

2009-06-21 | 絵本
ウルフ・スタルク作、エヴァ・エリクソン絵、ひしきあきらこ訳 「宇宙って、いったいなんなの?」「この世界ぜんぶさ」そういって、パパがぼくをつれていってくれたところは…?はじめてみる宇宙。パパとすごした時間。ウルフ・スタルクの、少年時代の楽しい思い出を描く。 ある日の夕方、パパがぼくにいった。「ウルフ、いまから宇宙をみせにつれていってあげよう。」 はじめてみる宇宙。パパとすごした時間。 今日は父 . . . 本文を読む

剣岳・点の記

2009-06-20 | 映画
日本地図完成のために命をかけた男たちの記録  ここにあるのは、決して名誉のためではなく、利のためでもない、仕事に誇りをもって挑む男たち。 いま、わたしたちが失くしつつある、日本の心の物語である。 ■監督 木村大作  ■公開 2009年 6月20日■キャスト ○浅野 忠信 :柴崎芳太郎(陸地測量部測量手)    ○香川 照之 :宇治長次郎(測量隊案内人) ○松 . . . 本文を読む

林望「帰宅の時代」

2009-06-19 | 新書・社会
低成長時代の今、働く者たちは生き方を変えなくてはいけない。「自分らしさ」を磨くことこそ、会社が求めていることであり、自立した生き方にもつながる。そのために必要なことは、まず帰宅。自分を見つけ、磨く術は、意外と身近なところにたくさんある。在宅をこよなく愛するリンボウ先生による、新しい日本人の生き方指南。 ビジネスマンの、会社一辺倒の生き方が変わった。大切なのは「自分らしく」いられるかどうか . . . 本文を読む

伊坂幸太郎「モダンタイムス」

2009-06-18 | 小説
検索から、監視が始まる。 漫画週刊誌「モーニング」で連載された、伊坂作品最長1200枚。 熱い(厚い)一冊に3日かかりました。 久々の伊坂作品。前作の魔王を読んでいないのですが、十分楽しめました。 タイトルでおわかりのように、チャップリンの映画の名文句が引用され、登場人物のネーミングもパロディーっぽくて、気に入った。しかも、不慮の死を遂げる(不倫相手にさされて死ぬ)作家の井坂に言わせるセルフ . . . 本文を読む

あの日、「ライ麦畑」に出会った

2009-06-16 | エッセイ
大ベストセラー 『ライ麦畑でつかまえて』 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 エッセイ・アンソロジー12人の人気作家が 「永遠の青春小説」にまつわる 心の奥にそっとしまわれた思いや 忘れかけていた<あの頃>の記憶を 描く珠玉のエッセイ集。<青春のバイブル>として読み継がれている少年の物語。 なぜ、この小説が尽きない輝きを放ち続けているのか――。 本書はそんな作品の不思議な魅力について、 12人の作家 . . . 本文を読む

中村成子「梅しごと」

2009-06-15 | 実用書
中村 成子「始末の心」を大切に、素材の味を引き出した、ぬくもりのある家庭料理を伝えている。2001年、島根県仁多郡奥出雲町「食」の交流館『一味同心塾』の館長に就任。また2004年からは、隠岐郡海士町崎地区の『食の学校「蘇婆訶塾」』にもかかわり、都市と過疎地の両方で食の研究に携わりながら、テレビ、新聞、雑誌でも活躍している ~日本の風土は、季節のめぐりの中でなんとこまやかに生命をまもってくれること . . . 本文を読む

小栗左多里「ハワイで大の字」

2009-06-14 | 漫画
著者初の爆笑海外ルポ!マウイ、ハワイ、カウアイ、オアフ島、ハワイ4島珍道中!二人が南国で見つけたものは。 小栗 左多里岐阜県生まれ。95年にデビューラズロ,トニーハンガリー人の父とイタリア人の母の間に生まれ、米国に育つ。自他ともに認める語学好き。1985年より日本を拠点とするライター。英語と日本語で文書を書く傍ら、1994年から多文化共生を研究するNGO「一緒企画(ISSHO)」を運営 ハワイの . . . 本文を読む

津村記久子「ポトスライムの舟」

2009-06-13 | 小説
お金がなくても、思いっきり無理をしなくても、夢は毎日育ててゆける。契約社員ナガセ29歳、彼女の目標は、自分の年収と同じ世界一周旅行の費用を貯めること、総額163万円。第140回芥川賞受賞作。 現代の等身大の30歳、女性を恋愛ごともなく、仕事、親、仕事仲間、友人の限られた人間関係の中で、日々思うことを淡々と描く。 大学時代の女友人4人。29歳。主人公契約社員のナガゼ、会社を辞めカフェ経営のオー . . . 本文を読む