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連合艦隊司令長官「山本五十六」

2012-01-11 | 映画

同作は、さまざまな資料をもとに、史実では語られることのなかった山本の実像に迫る意欲作。自らの意思に反して戦争を始めなくてはならなくなった苦悩の聯合艦隊司令長官時代、早期終戦による講和を目指しながら志半ばで命を落とすまでを描くとともに、戦争に勝つのではなく、一刻も早く終わらせることを考えていた男の姿に焦点を当てる。

柄本は、三国軍事同盟賛成派勢力による危険を察知し、山本を海軍中央から遠ざけるために聯合艦隊司令長官に任命する海軍大臣・米内光政を演じる。山本や米内とともに三国同盟阻止に尽力した軍務局長・井上成美役は柳葉。阿部が反戦を唱える数少ない海軍司令官で、ミッドウェー海戦で壮絶な最期を遂げる悲劇の名将・山口多聞に扮する。

さらに、聯合艦隊で山本の“心の叫び”を感じ取る三宅義勇作戦参謀を吉田、独創的かつ効果的な作戦を発案し続ける黒島亀人千人参謀を椎名、同郷の山本とともに帰郷を誓うゼロ戦パイロット牧野幸一を五十嵐が担当。また、山本の唯一無二の親友である元海軍中将・堀悌吉を演じきる

 

一人の軍人に焦点を当てた戦争映画。

役所広司の名演技とともに単なる戦争映画ではなく、トップに立つ理想の人間の魅力と懐の厚さなどもしみじみ感じた。

戦闘場面が極力少なく、会話と食で構成されています。

雪国。長岡で生まれた山本の温かな人となりに、魅力を感じます。

 

過去から我々は何を学ぶのだろう…。

昨年、既読の「永遠の0」により、太平洋戦争を一人の人間。その命の尊さからしみじみ思うところがあります。

大量に失われる命も、たった一人の命も。等しくそれぞれに命の重さは一人一人。

東日本大震災後、10ヶ月。ゆたかとは、程遠い先行き不安定な日本経済のまっただ中。

ただ、今、生きること。生き抜くこと

そんなこと、ぼんやりと

描けない未来の前に今に立ち止まっている気分だ。

 



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