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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者

2022年08月07日 | 映画
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者
を観ました。


〈ジュラシック・ワールド〉のあった島、イスラ・ヌブラルが火山の大噴火で壊滅、救出された恐竜たちは、世界中へと放たれてしまった。
あれから4年、人類はいまだ恐竜との安全な共生の道を見出せずにいる。恐竜の保護活動を続けるオーウェン(クリス・プラット)とクレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、人里離れた山小屋で暮らしていた。そこで二人が守っているのは、14歳になったメイジー(イザベラ・サーモン)、ジュラシック・パーク創設に協力したロックウッドの亡き娘から作られたクローンの少女だ。
ある日、オーウェンは子供を連れたブルーと再会する。ところが、何者かによって、ブルーの子供が誘拐される。オーウェンはブルーに「俺が取り戻してやる」と約束し、クレアと共に救出へ向かう。
一方、サトラー博士(ローラ・ダーン)は、世界各地から恐竜を集めて研究をしているバイオテクノロジー企業の巨人バイオシンをある目的から追っていた。そこへグラント博士(サム・ニール)も駆けつけ、マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)に協力を求める。
人類と恐竜の共存の前に立ちはだかる、バイオシンの恐るべき計画とはー?
オーウェンとクレア、そして3人の博士は大切な命とこの世界の未来を守ることが出来るのか?


コリン・トレボロウ監督です。
2作目はプロヂューサーなので1作目からぶりの監督です。

元来恐竜好きだったのでジュラシック・パークシリーズは本当に好きで昔はフィギュアも集めた程でした。
ジュラシック・ワールドシリーズもジュラシック・パークをオマージュしたような1作目は面白かったのですが。
創造した恐竜が出てきた時点でコレは怪獣映画と懸念したのですが。
2作目はその毛色がより増して、今作も引き続き恐竜との共存のメッセージ性とお約束の悪用しようとする悪人たちとの戦い。
自分がジュラシック・パークやジュラシック・ワールドシリーズに求めるものはなかなか無くなってしまいました。

個人的に馴染みのマルタ共和国を舞台に恐竜と追いかけっ子したりするのはかなり違うものですね。
ヨーロッパの町並みを舞台にド派手に立ち回るのはベタなハリウッドアクション映画みたいだし、そういうミクスチャーな内容はこのシリーズには求めていないのです。
ジュラシック・ワールドならではの世界観は結構壊れてしまった印象で残念でした。

昔は大物だった恐竜たちが脇役的なスパイスになってしまったのは致し方無いとは言え少々寂しい。
その分、数で勝負な感じは見応えの点では悪くはなかったです。
ジュラシック・ワールド以降はヴェロキラプトルやティラノサウルス・レックスはかなりツール化してますが今作はそこは更に助長してました。
劇場映えする様式美みたいになってますね。

今作では羽毛恐竜も登場しててそれなりに恐竜学の発展も反映してて良かったです。

恐竜に襲われそうになるハラハラドキドキシーンもシリーズで生み出されたものをトレースするものが殆どで。
今作で新たに誕生したようなインパクトシーンはなかった気がします。

ストーリーは前作同様に恐竜との共存をより強めにしたようなテーマで。
一応それなりのクライマックスには辿り着いています。

ジュラシック・パークからの主要キャラが勢揃いする後半はそれだけで非常に豪華さがあってサブイボです。
今作からの新たな運び屋キャラの女性がとても活躍してその主要キャラに交じるに遜色なかったです。

主演のクリス・プラットは今作もやることはほぼ変わらずだが事実婚のあいてと天涯孤独系キャラからマイホームパパなキャラにシフトチェンジしていた。
今やすっかりアクションスターで存在感はバッチリ。

ブライス・ダラス・ハワードはクリス・プラットと夫婦になり前作で助けた少女と家族となってすっかりいい人でした。
変わらずべっぴんさんですっかりこのシリーズの顔という印象です。

ジュラシック・パークシリーズのローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニールはいい感じで歳を重ねていて素晴らしい存在感でした。
完全に映画の中の人って感じで豪華さ抜群でした。

ディワンダ・ワイズが運び屋パイロット役で非常に活躍していました。
困難をクールに乗り越えて主人公たちを助けていて非常に印象的なキャラでした。
今作の最大のポジティブ要素だった気がします。

主人公たちの娘的な役のイザベラ・サーモンが前作から引き続き出ていました。
なかなかいい感じのキュートさを持った美人になってきて将来が楽しみです。

流石に見応えはありますが内容は凡庸なハリウッド映画になってしまった印象が強いです。


そんなわけで7点。
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