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草食男子はもう古い!?コゲメン流行予想

2009-09-07 11:16:05 | 人:世相・若者の生き方

今年に入り、「草食男子」がもてはやされたが、本当に人気があるのは「コゲメン」(こげている男=熱い男)だという。現在、映画化などで大人気の「Rookies」や「ごくせん」、「クローズZERO」で数多くの「コゲメン」達が活躍している影響だろう。彼らのテーマは「夢」や「絆」 。「Rookies」では、甲子園に出場するという熱い夢や、チームメイトとの友情が力強く描かれており、大河ドラマの「天地人」では、上杉景勝と直江兼続の主従関係、つまり絆の強さが美しく表現されている。それを演じる彼らこそ「コゲメン」であるのだ。

代表的コゲメンは、「Rookies」出演の市原隼人や桐谷健太、「クローズZERO」の大東俊介が挙げられる。彼らはスクリーン上だけではなく、プライベートでも熱いようだ。インタビューやテレビ取材でも一切手を抜かず、その熱さが伝わってくる。芯からの熱さが、演技にもつながってくるのだろう。

「コゲメン」 が注目されているのか。それは、ドライな人間関係や熱くなれない人たちが増えている現代において、日々味気なさ、物足りなさを感じている人が、潜在的にたくさんいるということではないだろうか?さらに、そんな男性たちがイケメンだったなら、人気が出るのは当たり前のことかもしれない。「Rookies-卒業-」の初日舞台挨拶で、出演キャストたちが撮影時を振り返り、男泣きした。長い撮影で、キャスト同士に絆が生まれ、かけがえのないものとなったのだろう。そんな「コゲメン」 キャストたちの映画は、公開9日間で早くも動員約270万人、興行収入約33億円を突破して、2009年最大のヒット作のひとつとなった。

以上を考えると、草食男子が主体の世の中になってきているとはいえ、本当はみな、本来の男性らしさを持った「コゲメン」も求めているのかもしれない。女性側からすれば、「もっと多くのコゲメンたちが現れてほしい!」 、男性たちは、「自分たちもコゲメンになりたい!」とひそかに憧れているのでは?

コゲメンって http://blog.television.co.jp/entertainment/entnews/2009/06/20090618_06.html



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