2月3日(水)
今日は参院本会議で各派代表質問の2日目。
自民・公明・共産の野党3党の質問は、
大半を「政治とカネ」の問題に費やし、
残りを政策批判にあてている。
質問の組み立ては同様となるので、
共産党の質問に自民党議員が拍手をおくり、
「いい質問だ」と合いの手が入る。
私も議員生活11年目となるが、
何か「自共連立野党」的風景を初めて見て新鮮だった。
さて、野党の質問の政策批判で気になった点は、
来年度予算案で学校の耐震化予算を削減したと批判していること。
「いのちを守る予算」を謳いながら、
子ども生命は守っていないではないかと批判している。
これは明らかな誤解であり事実誤認である。
確かに、公立学校施設整備費の総額全体は、
昨年の1051億円から1032億円に減額となっている。
しかし、これは耐震化事業以外の施設整備について、
その中身を精査した結果である。
耐震化事業だけに限って言えば、
昨年度の783億円から910億円へと逆に増額されているし、
対象棟数も1900棟から2200棟に増えている。
民主党の政策の根幹の1つは「チルドレン・ファースト」。
学校耐震化事業を後退させるはずがありません。