すいーと雑記帳

とっこの独り言

「米兵も驚いている」らしい沖縄の空気

2012-10-11 17:21:32 | 日録・雑感など

10月11日 THU   27℃  

今朝も早起きして、「普天間飛行場・大山ゲート詣で」です。今日も6時前から30人ほどの人がすでに立っていました。

大山ゲートは、小高い丘の上にあって、かなりの坂道を登って行きます。目の下に海が見えて、夜が明けてくるにつれて海の色が明るい青色に変わってくるのが見られます。

今日で大山ゲートでの抗議行動も10日目ぐらい。「お疲れ」もたまってきたので、今朝から横着して、折りたたみの小さな椅子にチョイさんと交代で腰かけています。要するに、「白髪のバアサン、ジイサンが道路脇にへたりこんで『NO OSPREY』のプラカードを掲げているの図」になります。これは、結構インパクトあるかも・・・。(ないか?)

車を運転して 坂道をどんどん通過していく米海兵隊員 の顔・表情を一人ひとりジ~ッと見ています。

大音量でラジオをかけながら猛スピードで逃げるように去っていく人、プンとした顔をする若い女性、「余裕、余裕」という顔つきをしながら内実とても緊張しているのが見て取れる青年、等々、年齢、性別、人種、様々な海兵隊員が通り過ぎて行きますが、初めの頃と違って、ほとんどの海兵隊員は、すごく固い顔で真正面を向いたまま、こちらに顔を向けずにゲートに入っていきます。アメリカ人はもともと陽気でフレンドリーな人達だから、こういう緊張した顔を続けて見ていると、「へ~」と思います。

そんなことを思っていたら、昨日の沖縄タイムスに平安名純代さんという米国特約記者の下のような記事が載っていました。

沖縄タイムス 2012.10.10 (1面)

「想い風(うむいかじ)」 平安名純代(米国特約記者)

座り込み 米兵も驚き

「人々の笑顔があふれていた沖縄は『閉鎖された島』になってしまった」

 米軍普天間飛行場のゲート前で、オスプレイの配備に反対する市民らの抗議行動を目にした米海兵隊員が、メールでこう知らせてきた。

 車を吹き飛ばすほどの激しい風が基地内を吹き荒れるなか、ゲート前に座り込む自分の祖父母と同年代の高齢者らを、自分と同世代の若い警官らが力づくで排除する。

 「座り込みは排除されたけど、基地の周りは見えない鎖でつながれたようだ」。沖縄で初めて目にした光景に、若い海兵隊員の素直な驚きがしたためられていた。

 台風が去り、街中に嵐の爪痕が残るなか、オスプレイは普天間に飛来した。

 「墜落や事故の心配は本当にないのか」。国防総省高官に問いを向けると、「大丈夫だ。日本政府も合意した」と答え、責任は安全を担保した日本政府が持つとの認識を示した。

 一方で、米国務省内には「事故が起きたら、間違いなく日米関係にダメージを与える」と懸念し「オスプレイの配備は、古傷に塩を塗りこむようなもの」と厳しく批判した米紙ニューヨーク・タイムズの社説に一定の理解を示す高官もいる。

 現状では、オスプレイの配備は日本の防衛に不可欠だという「軍の論理」が先行している。

 しかし、沖縄の住民の視点に立ったあの社説に理解を示す高官がいるということは、日本政府が沖縄の声を代弁すれば、交渉の余地はまだあるという可能性を示すものなのではないか。

 「まるで見えない鎖で囲まれた閉鎖された島のようだ」。市民らの小規模な抗議運動で全ゲートが封鎖されたという事実は、若い海兵隊員の心に衝撃を与えた。 世界最強の軍事力を持つ米軍の海兵隊基地を、なぜ日本の警官が守るのか。

 オスプレイは普天間に配備された。しかし、沖縄の現状を注視する世界のメディアの数は確実に増えている。(沖縄タイムス2012.10月10日)

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まさにその通り! 「日本政府が沖縄の声を代弁すれば、交渉の余地はまだある」! そこが一番の問題なんですよね。日本政府がアメリカの顔色ばかり窺って、全沖縄の声を完全に切り捨て無視しているから、沖縄はいつまでもアメリカの植民地状態なのです。

一番あかんのは日本政府! 首相官邸包囲したい!

毎朝、目前を通過する若い海兵隊員一人ひとりの顔を見つめながら、「殺すなよ、死ぬなよ」と心で声をかけます。 そして Marine,go home!

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おっとっと、毎日オスプレイ抗議に気をとられているうちに、早くも1週間が過ぎて、母の人工膀胱ストマのパウチ張り替え時期を2日も過ぎていました! これはしまった、とんでもない!

「普天間詣でも結構ながら、親の介護も忘れずに・・・・」でした。 

深く反省して、今日は昨日に続いて、車椅子での夕方散歩をゆっくりゆっくり楽しんできました。やはり外の空気に触れるのはとても気持ちがいいらしくて、上機嫌です。 

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