快読日記

日々の読書記録

「生きていてもいいかしら日記」北大路公子

2008年04月27日 | エッセイ・自叙伝・手記・紀行
《既刊の2冊も読みたいです》





とにかく面白いという巷の評判は嘘ではありませんでした。

そして自分との共通点がたくさんありました(体脂肪率が高い、嫁に行ってない、出無精、酒好き、たぶん国文学科出身、テレビ好き、たぶん相撲好き、父親が甘党 など)。

偉人伝を読むと「こんなにがんばっている人がいるんだから、私はそんなにがんばらなくていいや」と思う、というあたりですでに他人とは思えません。

青木るえかのエッセイにも似た匂いを感じます。


これまで30代独身女性!みたいなのを売りにしているものはたくさんあったけど、
それが40代となるとアンタッチャブルな領域に追いやられていたと思うんです。
日の当たる場所には出られないような。

北大路公子はそのパイオニアではないかと。
こういう人が先を歩いてると思うと頼もしいですね~。

■4/27読了
毎日新聞社 2008年刊 【日本のエッセイ】