とほほブログ

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「名誉ある孤立?」どっかで聞いた言葉だが(^^;、名誉などない。

2005年07月30日 | この国のゆくえ
日本が人権問題を提起して孤立したのであれば、それは名誉ある孤立と言うべきものだ。反省する必要も外交方針を変える必要もまったくない。

以上はブログ朝鮮民主主義研究センターでの論評である。

アホとしか言いようがない。名誉などそこにはない、そこにあるのは醜い日本のエゴイズムである。日本が拉致問題を人権問題として扱っておれば今回のようにはならなかったのである。拉致問題を協議にのぼらせるのも可能であったろう。「救う会」や「家族会」の活動は人権とは何かを全く理解していないのだ。先の投稿「日本政府の外交失態(六カ国協議の顛末)」でも言及したが、北朝鮮への抗議は正しい、拉致問題は一刻も早く解決すべき問題である。しかし経済制裁の声は拉致被害者の人権、北朝鮮人民の人権を少しも考慮しない愚挙であったから、国際社会の賛同を得られないのだ。横田さん達は本当は良くわかっている。

人権とは「あっちの人権」とか「こっちの人権」とか言う利害を発生させる概念ではない、人権を語るときには関係する全ての人間の人権を顧慮してこそ人権問題として訴える事が出来るのだ、人権論の基礎もわからないような輩が「人権を武器に振り回す」事ほど愚かしい事はない。

拉致事件については韓国・中国も被害者でありその問題の解決は日本以上に切望している。が、しかし日本は自国のみのしかも経済制裁という愚挙をちらつかせエゴイスティックな主張ばかりをしている。これでは韓国中国の拉致問題まで解決の見込みがない、日本の愚挙に付き合っていられないのだ。拉致問題は現実に被害者が存在し今も北朝鮮国内に幽閉中であり、右翼の威勢の良い掛け声ではどうにもならない状態なのだ。

テロリストに人質に取られている状態なのだ、経済制裁とは差し入れを打ち切れ、と言う意味だ誘拐され篭城しているところに差し入れをするな、などという家族がどこの世界にいる。金正日の残虐性は周知の通りだ、下手な交渉は人質の生命にも関わる問題だ。

再度言って置こう、拉致問題を北朝鮮が認めたのは、長期にわたる「日朝国交正常化交渉」の中で初めて認めたのだ、20数年間とぼけとおしたあの金正日がである、これは一つの成果だった、韓国中国の拉致問題にも一筋の希望が見えてきた。この成果をぶち壊しにしたのは「救う会」の活動である。拉致問題解決に貢献したのは横田さんらの地道な活動と政府の息の長い正常化交渉の功績であり「救う会」の功績はどこにもない、「救う会」のしたことをそれをぶち壊した事だ、猛省せよ。

人権問題を主張して国際社会から孤立する、などと言う事は決してない。問題を歪曲化し摩り替えた議論をしてはならない。とにかく貴様等に微妙な外交問題を扱う能力はない、おとなしく家族会を開放し「救う会」は解散しろ。