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トンデモビデオ「911 ボーイングを捜せ」(2)

2005年12月27日 | 911ボーイングを捜せの嘘
in article "[AML 5114] Re: 映画と講演のご案内"
**** wrote:
>いま、問題となっているのは、「ボーイングをさがせ」というビデオに限られたものなのでしょうか。
>それとも、アメリカ政府が発表しているものに対する、陰謀説すべてなのでしょうか。


『911 ボーイングを捜せ ― 航空機は証言する』、『911 In Plane Site』につ
いて検証してます。

>私は、「ボーイングをさがせ」というビデオを観たいと思いながら結局観ることができませんでした。

私も見ておりません。

>その番組の中では、リモートコントロールで貿易センタービルに誘導させたという証言シーンもありました。が、このようなものは参考にしません。

当然です、そのような証言のできる立場にある人は非常に特殊な立場にあります。
もしその証言が本当であるならば、もっと簡単に事実検証する方法があります。遺族を追跡取材することです。遺族には小さな子供もいます。かならず嘘であるならぼろが出ます、しかしアメリカのジャーナリストはそれをやらない。フリーのジャーナリストでも可能な取材です。

>ただ、ペンタゴンに突っ込んだとさせる飛行機については、一番近くの飛行場の管制官が当該飛行機の機影がレイダーから消えて、数十分後に旅客機とは思えぬ、飛行体が出現してペンタゴン方向に向かったと証言しておりました。その管制官も複数名と記憶することから、真実味があるのかな?と思っておりました。

これも私は見てはいないのでなんともいえませんが、現時点の私の知識では嘘か捏造したのか錯覚なのかどちらかです、これは根拠があります。ペンタゴンになぜ旅客機の乗員乗客の遺体があるのでしょうか?
http://www.geocities.jp/finalflight77/9.html

以下、上記ページより一部引用します。
---
遺族は2001年の秋に部分的な遺体を埋葬用に受け取っていたそうです。この合葬では女性と子供を含む25人の遺体の一部が棺に入れられましたが、特定の故人を偲ばせるものではありませんでした。

『 子供はペンタゴンにいなかったので乗客と分かります。
 当日現場で作業にあたった海軍犯罪捜査局の女性と陸軍特務曹長です。』

『アルバレスさんは「私たちはこれら遺体の断片を大切な宝物のように扱いました。誰かの家族であり、適切に埋葬されて癒される過程が始まるように遺体が戻って来るのを遺族が待っていると承知していました。」彼女の心を乱す様相の1つは、飛行機に搭乗していた子供たちの持ち物を回収することだったと言います。「子供用の靴、彼らの小さな旅行鞄と動物のぬいぐるみを見つけて動揺しました。」』
---
>また、ペンタゴンで消防活動にあたっていた消防員の証言シーンもあったと記憶しますが、これらの映像に映っていた人たちは、すべて役者だったのでしょうか、それとも意図的に訳をかえてしまっていたということになるのでしょうか?(英語は苦手なので、どうしてもテロップに頼ってしまいます。)
>そうであるなら、とてもショックです。
>では。


もし、アメリカ陰謀説であるのであれば映像がどうの証言がどうのよりももっと簡単に検証する方法があります、遺族を追跡取材することです。そしてもしアメリカ陰謀説が正しいのであれば『911 ボーイングを捜せ ― 航空機は証言する』のようなビデオを利用するべきではありません。そうした証言証拠がこのビデオと同じような手法で捏造・改竄を行っていると疑われるからです。


どうも、みなさんは私の提示しているページを読んでくれていないようです。典
型的で一番わかりやすいトリミングの例を抜粋しておきます。

私はそれは翼のある巡航ミサイルのよう(な飛び方)だったという意味で言っている。それはまっすぐこちらにやって来てペンタゴンに突っ込んだんだ。....

と言う部分だけを抽出していると言うことです。

【私はこの飛行機、アメリカン航空のこのジェット機がやってくるのを見たんだ。私は納得がいかないと思った、本当に低空だったんだ。】
と言う部分などはカットしているのです。
翻訳が問題だなんだと言うレベルではありません、カットされている部分の英文

I looked out my window and I saw this plane, this jet, an American
Airlines jet, coming. And I thought, 'This doesn't add up, it's really
low.'
です、中学生レベルの読解力で十分に意味の通じる英文です。
---
"I was sitting in the northbound on 27 and the traffic was, you know, typical rush-hour -- it had ground to a standstill. I looked out my window and I saw this plane, this jet, an American Airlines jet, coming. And I thought, 'This doesn't add up, it's really low.' "And I saw it. I mean it was like a cruise missile with wings. It went right there and slammed right into the Pentagon.
"Huge explosion, great ball of fire, smoke started billowing out.
And then it was chaos on the highway as people tried to either move around the traffic and go down, either forward or backward.
"We had a lady in front of me, who was backing up and screaming, 'Everybody go back, go back, they've hit the Pentagon.'
"It was just sheer terror.""

"(訳文) 私は、27号線(ワシントン大通り)を北に向かって走っていたんだが、知っての通り、いつものラッシュアワーで、流れは完全に停滞していたんだ。窓の外を見たら、私はこの飛行機、アメリカン航空のこのジェット機がやってくるのを見たんだ。私は納得がいかないと思った、本当に低空だったんだ。 そして見たんだ。私はそれは翼のある巡航ミサイルのよう(な飛び方)だったという意味で言っている。それはまっすぐこちらにやって来てペンタゴンに突っ込んだんだ。.......(後略)"

実際の発言はかなり長いのに、やってきたのはアメリカン航空機だという、一番肝心の部分をカットしてあります。これは非常におかしいことです。どちらとも取れる発言になっています。むしろ、ミサイルであったという印象が強くなるでしょう。これを、ペンタゴンの検証の冒頭に置くというのは、旅客機以外のものが使われたという誤解に導くためとしか考えられません。
---

in article "[AML 5122] Re: 映画と講演のご案内"
"****" wrote:
>「テロリストはでっち上げ」と、はっきり言っているのですか? ブッシュ政権がテロリストの行動を察知し、あるいは教唆するとか、彼らを利用して911を企画したという主張なのではないのですか?

では、なんといっているのでしょうか?何が言いたいのでしょうか?
****さんにお尋ねします。

以下のような証言がありました。
【私は、27号線(ワシントン大通り)を北に向かって走っていたんだが、知っての通り、いつものラッシュアワーで、流れは完全に停滞していたんだ。窓の外を見たら、私はこの飛行機、アメリカン航空のこのジェット機がやってくるのを見たんだ。私は納得がいかないと思った、本当に低空だったんだ。
そして見たんだ。私はそれは翼のある巡航ミサイルのよう(な飛び方)だったという意味で言っている。それはまっすぐこちらにやって来てペンタゴンに突っ込んだんだ。】


問題のビデオでは、この証言の中から
【私はそれは翼のある巡航ミサイルのよう(な飛び方)だったという意味で言って
いる。それはまっすぐこちらにやって来てペンタゴンに突っ込んだんだ。】

と言う部分だけを放送しました。このビデオの作者は何のためにそんなことをし
たのですか?

答えなさい。

>> それはジャーナリズムとしていかがなものかな、と思います。嘘八百を垂れ流して自分の責任ではない、と言うことでできません。
>「嘘八百」と決め付けるには、少し早急ではないですか?


上記のようなレトリックを嘘八百である、と言っているのですよ。まともな学識者であればこんなことを一箇所だけでもやっていればほぼその論説やそれを行った人間を信じなくなるでしょう。それをやっているのはこの一箇所だけではありません。

>私が犠牲者の親族ならば、真実を知りたいと思います。真犯人は誰なのかと。ですから、911事件の真相を探ろうとする運動が、犠牲者とその遺族を誹謗中傷していることにはならないと思いますが、どうでしょうか?

ごまかすのはいい加減にしなさい。ビデオでは、ペンタゴンに突っ込んだのは航空機ではなくほかの何かだ、と言っているのですよ。と言うことはペンタゴンには遺体はなかった、と言っているのですよ。つまり犠牲者が遺体を受け取ったと言うのも嘘だし埋葬したと言うのも嘘、遺族と呼ばれる人たちにはそのような親族は存在しない、遺族というのも偽者だ、やつらは芝居をしている。と言っているんですよ。これを冒涜であり誹謗中傷である。と言っているのです。

では、あなたがペンタゴンに突っ込んだのは飛行機ではなかったが犠牲者は確かにいた真相はこうだ、と言うストーリーを犠牲者を冒涜しないように作り上げてみなさい。矢追純一さんの秘密の空軍基地で宇宙人と一緒に飛行機に乗っていた人たちは今暮らしているのでしょうか?矢追純一さんなら何か知っているかもしれませんね?(^^;

もうひとつ、ではあなたはその犠牲者が存在していることは認めるのですね?始めにこれを確認しておきます。その上でこのビデオを上映することは真相究明に役立つとおっしゃっているのですね?

>「でっちあげ」が本当かどうかは分かりませんが、国防省やCIAなら、「でっちあげ」は可能だと私は思います。実際、「大量破壊兵器存在」というでっちあげをやったという前科があるではないですか。それともう一つ、あなたの言っていることも、相当に根拠がないと、私には思えます。

では、そこで見つけられた遺体は全て国防省やCIAのでっち上げだというのでしょうか?
あなたは論理的に物事を考えていますか、そうしますとあなたの言っていることはこういうストーリーになります。
【レーダーから消えた航空機に変わり、得体の知れない飛行体がペンタゴンに突っ込んだ、そして国防省やCIAはそのあとに航空機に乗っていた乗員乗客を虐殺しばらばらにした上で事故現場にばら撒いた。】
無意味でしょう?虐殺してばら撒くくらいなら、最初から航空機を突っ込ませたら良いことでしょう。

>ここにおける、こういう論争はここで終わりにしますが、私個人としては、きくちゆみさんであろうと誰であろうと、権威に立ち向かって真実を探ろうとする人々の行動のほうを支持します。何故なら、こういう動きを妨害するということは、私たち一人一人の安全をも妨害することにつながると思うからです。

あなた(^^;
論争をしているつもりだったのですか(^^;(^^;
それはそれは、、、、。

真実を探ろうとする人々に嘘八百を植え付けているのですよ、このビデオは、事実認定とは如何に行われるべきかもわからない人間の「真実」と言うのは古今東西「妄想」でしかないのです。


私の尊敬する多くのジャーナリストの一人に本多勝一氏という高名なジャーナリストがいる。彼の業績は近代戦争史において多大な情報と真実をもたらし、その、問題点を見抜き錐でコンクリートをえぐるようにしてその中の真実を白日の元にさらす能力、と筆力は多くの読者の磐石の支持を得ている。

へそ曲がりで他人の言説は全て斜めに見る私でさえ(^^;
本多氏の言説はほぼ無批判で受け入れる可能性がある(^^;(^^;
我々には生きる時間が限られている、この世の中にある全ての情報を検証し判断していくのはほぼ不可能である、であるから検証なしでも受け入れることのできる人物を自分の中に持っていることは必要である。もちろんそこには私の厳しい審査がある(笑)
その審査に通った一人が本多勝一氏である。

そんな本多勝一氏であるが、その舌鋒が辛らつであるためか、ひがみ根性の敵も多いようだ(^^;
このAMLでも一昔前にはそうしたヒガミ屋さんたちが本勝批判をおおいに繰り広げたものである。いや、批判と呼べるものか否かもあやしいが、とにかくその人たちが言うことは「カンボジア、カンボジア、カンボジア、、、」である、本勝氏について何かと言うと「カンボジア」である。

私には何の事だかさっぱりわからないのだが、拾い読みしているとどうやら本多氏は以前に「ポルポト派擁護」の論陣を張ったことがあるらしい、つまりそれを攻撃しているのである。つまり、ヒガミ屋さんたちの主張は本勝というのは「ポルポト共産党を擁護しその虐殺は嘘だ」と言うデマを吹聴していたというのだ。

しかし、そんな話を聞いても私の支持は一向に揺るがない「おそらく、ポルポト擁護というよりは、当時の少ない情報の中で反共イデオロギーで凝り固まった根拠薄弱なポルポト攻撃を批判した、と言うことなんだろう」と考える。なぜだろうか?それは普段の本多氏の言説がそれほど慎重であるからだ、かなりの確固とした裏取りがないとはっきりとした結論は出さず、正確な情報を我々に提供してくれているからだ。
そしてなにより本多氏自身が「ポルポト擁護は間違いであった」と言明していることである。そしてその後より深い正確な情報を発信し続けた、と言うことである。ここに我々が本多氏に抱く磐石の支持があるのだ。

「間違いを認める」誰にでもできることではないだろう、本多氏が偉大であるゆえんである。
きくちゆみさんからの弁明に続く


*コメントは思考錯誤まで