この間、ウォーカーエヴァンズの写真集を手に入れた。
なんせ全文英語なので詳しいことはチンプンカンプンだが、
ほぼ年代順に彼の作品を集めたものらしい。
ウォーカーエヴァンズといえばFSAであり、
“Let Us Now Praise Famous Men”なのだが
こうしてみると、ニューヨークでのストリートスナップやら、
タヒチ、ハバナでのショットやら、いろいろな写真が
撮られているのが興味深い。
その中でちょっと目にとまったのが、
日本の写真家の作品の元ネタみたいな作品である。
地下鉄の車内でのポートレート、列車の窓からの風景写真、
どれも何十年も前、すでに世にあったものなのだ。
なーんだ、という感じでもあり、やっぱり
小賢しいネタは結局野暮になってしまうのか、とも
思ってしまった。