所長 「スバルのXVが新しくなったのぉ。」
助手 「発売はまだですけどね。」
所長 「ん、まだ出とらんのか、道理で見掛けんと思ったんじゃ。」
助手 「発表は先月の6日に済ましてますけど、発売自体は来週の24日ですね。結構じらしますよねぇ。」
所長 「じゃな。」
助手 「3月のジュネーヴ・ショーのあとすぐに受注を開始してますし、待ち遠しく思ってるヒトも多いと思いますよ。」
所長 「じゃろうな。先代がよぉ売れたから期待は大きいじゃろうな。」
助手 「内容はすでに公開されてますけど、どうですか。」
所長 「そうじゃな、ま、先代の正常進化ってトコじゃろうな。ベースのインプレッサのプラットフォームが新世代に変わったから、その分の進化が一番大きいんじゃろ。」
助手 「ですよね。先代で人気の高かったスタイルやカラー、使い勝手なんかは、そのまま継続してますし、ベースのインプレッサの質が上がった分、XVもより魅力的になりそうですね。」
所長 「言えとるの。」
助手 「今回も売れそうですね。」
所長 「じゃろうな。」
助手 「どうです、最後の愛車にXV。」
所長 「最後の愛車って、勝手に最後って決めつけるな。」
助手 「いや、だってそろそろ、運転もおぼつかなくなってきたんじゃないですか。最近、高齢者の事故も問題になってますしね。」
所長 「まだまだお前なんかよりよっぽど上手いわ。」
助手 「みんなそう言うんですよね。プライドの高いお年寄りほど厄介なモンはないですよね。」
所長 「・・・・。」
助手 「ま、買うんならせめてXVのようなアイサイト付きのヤツにして下さいね。万が一ってコトもありますし。」
所長 「・・・好き放題言いよってからに。衰えに関しては否定できん部分もあるしの。ま、言うとる間にお前もそうなるんじゃけどな。」
助手 「ボクはまだまだ先の話ですよ。」
所長 「じゃから言うとる間じゃって言うとるんじゃ。」
助手 「はい、はい。」
所長 「馬鹿にしおってからに。で、何の話じゃったかの。」
助手 「やっぱりだいぶ危ないですね。最後のクルマにXVどうですかって言ったんですよ。」
所長 「おー、そうじゃったな。XVなんじゃけど・・・。」
助手 「あれっ、お気に召さないんですか、あんなに気に入ってたのに。」
所長 「いや、いいクルマなのは間違いないんじゃろうけど。なんて言うか、先代にあった意外性と言うか、やられた感があんまり感じられんのじゃ。」
助手 「何ですか、それ。」
所長 「ほれっ、先代のXVってベースがインプレッサとは俄かには信じられんぐらいの出来じゃったじゃろ。」
助手 「先代のインプレッサに乗ってるヒトに怒られますよ。」
所長 「インプレッサが悪いと言っとるんじゃなくって、全然違うクルマに見えたって言っとるんじゃ。でも、よぉく見るとライトとか窓枠とかインプレッサそのまんまじゃろ。でも全体の印象が随分と違って見えたのに驚いたモンじゃ。」
助手 「車高を上げて、ホイールアーチと下回りに樹脂製のパーツを付けただけとはとても思えない変身ぶりでしたよね。」
所長 「じゃろ。で、インプレッサが新型に切り替わって、グッと格好よくなったじゃろ。」
助手 「やっぱり先代のインプレッサのオーナーに喧嘩を売ってますよね、所長。」
所長 「ワシの中の基準での話じゃ。」
助手 「わかってますよ、続けてください。」
所長 「で、そのカッコいい新型のインプレッサをクロスオーバー化すれば、どれだけ格好良くなるか想像もつかんじゃろ。先代のインプレッサでさえ、あれだけ格好良くなったんじゃからな。」
助手 「あーあ、もう知りませんよ。」
所長 「で、出た新型XVをみたらじゃな。」
助手 「見たら、どうでした。」
所長 「なんて言うか、想像しとったモンそのまんまじゃったんじゃ。」
助手 「想像通りだったんならいいじゃないですか。」
所長 「先代にあった意外性とか、驚きとか、そういったモンがまったく感じられんかったんじゃ。」
助手 「それはそうでしょ。ベースのインプレッサも、クロスオーバー化したXVも見てるワケですし、そうそう違って見えるワケないじゃないですか。」
所長 「まぁ、そうなんじゃけど、なんて言うか、先代のXVがあまりにも衝撃的で期待が高すぎたんじゃろうな。」
助手 「わからなくもないですけどね。」
所長 「まぁ、まだ写真で見ただけじゃし、実際街中で出くわすようになったら、また違って見えるかもしれんがな。」
助手 「そう言えば所長、先代のXVも出たときはあんまりいいように言ってませんでしたっけ。」
所長 「・・・・。」
参考資料
スバルXV(株式会社SUBARU)
スバルXV(轟クルマ文化研究所)
スバル・インプレッサ(轟クルマ文化研究所)
助手 「発売はまだですけどね。」
所長 「ん、まだ出とらんのか、道理で見掛けんと思ったんじゃ。」
助手 「発表は先月の6日に済ましてますけど、発売自体は来週の24日ですね。結構じらしますよねぇ。」
所長 「じゃな。」
助手 「3月のジュネーヴ・ショーのあとすぐに受注を開始してますし、待ち遠しく思ってるヒトも多いと思いますよ。」
所長 「じゃろうな。先代がよぉ売れたから期待は大きいじゃろうな。」
助手 「内容はすでに公開されてますけど、どうですか。」
所長 「そうじゃな、ま、先代の正常進化ってトコじゃろうな。ベースのインプレッサのプラットフォームが新世代に変わったから、その分の進化が一番大きいんじゃろ。」
助手 「ですよね。先代で人気の高かったスタイルやカラー、使い勝手なんかは、そのまま継続してますし、ベースのインプレッサの質が上がった分、XVもより魅力的になりそうですね。」
所長 「言えとるの。」
助手 「今回も売れそうですね。」
所長 「じゃろうな。」
助手 「どうです、最後の愛車にXV。」
所長 「最後の愛車って、勝手に最後って決めつけるな。」
助手 「いや、だってそろそろ、運転もおぼつかなくなってきたんじゃないですか。最近、高齢者の事故も問題になってますしね。」
所長 「まだまだお前なんかよりよっぽど上手いわ。」
助手 「みんなそう言うんですよね。プライドの高いお年寄りほど厄介なモンはないですよね。」
所長 「・・・・。」
助手 「ま、買うんならせめてXVのようなアイサイト付きのヤツにして下さいね。万が一ってコトもありますし。」
所長 「・・・好き放題言いよってからに。衰えに関しては否定できん部分もあるしの。ま、言うとる間にお前もそうなるんじゃけどな。」
助手 「ボクはまだまだ先の話ですよ。」
所長 「じゃから言うとる間じゃって言うとるんじゃ。」
助手 「はい、はい。」
所長 「馬鹿にしおってからに。で、何の話じゃったかの。」
助手 「やっぱりだいぶ危ないですね。最後のクルマにXVどうですかって言ったんですよ。」
所長 「おー、そうじゃったな。XVなんじゃけど・・・。」
助手 「あれっ、お気に召さないんですか、あんなに気に入ってたのに。」
所長 「いや、いいクルマなのは間違いないんじゃろうけど。なんて言うか、先代にあった意外性と言うか、やられた感があんまり感じられんのじゃ。」
助手 「何ですか、それ。」
所長 「ほれっ、先代のXVってベースがインプレッサとは俄かには信じられんぐらいの出来じゃったじゃろ。」
助手 「先代のインプレッサに乗ってるヒトに怒られますよ。」
所長 「インプレッサが悪いと言っとるんじゃなくって、全然違うクルマに見えたって言っとるんじゃ。でも、よぉく見るとライトとか窓枠とかインプレッサそのまんまじゃろ。でも全体の印象が随分と違って見えたのに驚いたモンじゃ。」
助手 「車高を上げて、ホイールアーチと下回りに樹脂製のパーツを付けただけとはとても思えない変身ぶりでしたよね。」
所長 「じゃろ。で、インプレッサが新型に切り替わって、グッと格好よくなったじゃろ。」
助手 「やっぱり先代のインプレッサのオーナーに喧嘩を売ってますよね、所長。」
所長 「ワシの中の基準での話じゃ。」
助手 「わかってますよ、続けてください。」
所長 「で、そのカッコいい新型のインプレッサをクロスオーバー化すれば、どれだけ格好良くなるか想像もつかんじゃろ。先代のインプレッサでさえ、あれだけ格好良くなったんじゃからな。」
助手 「あーあ、もう知りませんよ。」
所長 「で、出た新型XVをみたらじゃな。」
助手 「見たら、どうでした。」
所長 「なんて言うか、想像しとったモンそのまんまじゃったんじゃ。」
助手 「想像通りだったんならいいじゃないですか。」
所長 「先代にあった意外性とか、驚きとか、そういったモンがまったく感じられんかったんじゃ。」
助手 「それはそうでしょ。ベースのインプレッサも、クロスオーバー化したXVも見てるワケですし、そうそう違って見えるワケないじゃないですか。」
所長 「まぁ、そうなんじゃけど、なんて言うか、先代のXVがあまりにも衝撃的で期待が高すぎたんじゃろうな。」
助手 「わからなくもないですけどね。」
所長 「まぁ、まだ写真で見ただけじゃし、実際街中で出くわすようになったら、また違って見えるかもしれんがな。」
助手 「そう言えば所長、先代のXVも出たときはあんまりいいように言ってませんでしたっけ。」
所長 「・・・・。」
参考資料
スバルXV(株式会社SUBARU)
スバルXV(轟クルマ文化研究所)
スバル・インプレッサ(轟クルマ文化研究所)
>乗用車に樹脂プロテクターを装着したけど、ボディ替えまではしていないタイプのSUVって、日本では違いが伝わり難いのか短命に終わるのが多いと思います。XVはその中では珍しく実績を出している印象です。
専用ボディのクルマと比べると、どうしても「なんちゃって」感が漂ってしまいますよね。
>ただ、XVが実績を出しているとしても、種車の意匠から姿が容易に想像できる種類であるのにわざわざコンセプトカーを作ったり、サプライズ扱いする程の事なのかという思いも少々あります。XVの存在意義自体を否定する気は毛頭ありません。
言われてみれば、確かにコンセプトカーをつくる必要性はありませんよね。ま、車種の少ないスバルとしては、インプレッサとは違うクルマとして見せたいってコトなんでしょうけど。
ただ、XVが実績を出しているとしても、種車の意匠から姿が容易に想像できる種類であるのにわざわざコンセプトカーを作ったり、サプライズ扱いする程の事なのかという思いも少々あります。XVの存在意義自体を否定する気は毛頭ありません。