東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

2023年度 伊東クルージング

2024年04月27日 20時46分58秒 | 通常練習

お世話になっております。470スキッパー2年の大下です。

半年以上前にはなりますが、当時1年だった同期何人かでOBさんのクルーザーに同乗させていただき、相模湾を横断して伊東へと行くクルージングに行かせていただきました。ただ、その時のブログを投稿していなかったため、今更にはなりますが、新歓の時期に合わせて投稿させていただきます。文章自体は当時書いたものなので、それなりに臨場感があるのではないかと思います。以下、本編になります。

 

 9月2日、朝9時ごろ。各自海に集合してクルーザーに搭乗しようとなったとき、はじめに行ったのはクルーザーの掃除でした。係留している間に鳥の糞がかかっていたみたいです。朝ということもありテンションも低い中みんなで掃除を始めたため、ちょっとした憂鬱に包まれたまま出発しました。  

そして、掃除が終わった後ついに出発。晴天の青天井の下、心地よい潮風が吹いていました。基本はみんなで和気藹々とおしゃべりしていました。通常の部活とは異なって同期しかいない状況だったからか、普段はしないような会話も弾みました。また、他には舵を握らせてもらったり、自由に昼寝したりとそれぞれが有意義な時間を過ごしていました。僕は個人的に釣り糸を借りて釣りをしていましたが、結局何も釣れませんでした(というか、実際にはトラブルが起こって途中で道具が流れて中断することになりました)。  

夕方17時ごろ。ようやく伊東に到着しました。海にいる間ずっと目的地が見えてはいましたが、遠くから見ても半島の大きさがなかなか変わらず、近づいているようには思えなかったため、到着した時はちょっとした興奮を覚えました。  

そこから、クルーザーの片付けを軽く行った後、伊東の街を散策し、夕飯を食べに行くことになりました。その道中では「伊東に行ったら絶対食べるべき!」と船長に太鼓判を押されていたアイスクリームを食べました。今思うと、食事前のデザートって何か少し変な感じですね。夕飯では金目鯛を始めとした海の幸を堪能させていただきました。本当に美味しかったです、ありがとうございました。

 夜は多くの人が船中泊をさせていただきました。船の上では好きな音楽をかけながらオンラインでできるゲームをして過ごしていました。かなりゲームが白熱してしまい、気づいた時には深夜3時になっていました。船酔いしやすいタイプの僕は翌日に響きそうだったのでその時点で寝ましたが、他の人はその後も起き続け、人によっては完徹したみたいです。完徹組は船を降りて散歩し、コンビニで買ったカップ麺を食べて時間を潰していたみたいです。  

9月3日、朝8時。朝/昼ごはんを各自揃え銭湯で前日の汗を洗い流した後、横須賀の方へと出発しました。ほとんど寝ていない人ばかりだったため、前日のようにはいかず多くの人が寝ていましたが、雄大な自然の中で爆睡するのもクルージングの醍醐味の一つなのかな、と思いました。横須賀に到着したのは夕方18時ごろでした。  

こんな感じで今回のクルージングは幕を閉じました。海にいるという高揚感に包まれながらゆったりと時間を過ごしたりするのは至福の時間で、部活での動作を覚えて、レスキューに乗りながら色々なことを学んで、みたいな時間とは大きく異なりました(もちろん、こういう時間も好きですよ)。ヨットって競技としてもレジャーとしても本当に素晴らしいものなんだな、というのをこのクルージングを通じて実感することができました。ヨット部に入った僕の選択は間違っていなかった気がします。  今回のクルージングを企画して下さった方、お手伝いしてくださった方々、本当にありがとうございました。 ここで深まった同期内の仲やヨットへの愛を礎にヨット競技の方で精進していきたいと思います。