すべての組織には「中心」というものがあり、中心には必ず霊的な意味が注ぎ込まれています。
「天皇」の存在などもこのことと関連していると思われます。
地球にも中心があり、世界の国々の中心は「日本」になります。
組織にはすべて中心があります。
この「中心」のことについて、2週間近く遅れてしまいましたが書いてみます(今ちょっと、やりたいことが出来て熱中していてなかなかブログを更新できない。この状態はしばらく続く)。
物質を構成している最小の単位は原子番号でおなじみの「原子」ですが、その中心に位置し核子の塊があり、それを「原子核」と言います。原子は中心の原子核と電子とで構成されます。さらに原子核は原子核は陽子と中性子で構成されます(しかし細かいことを言うと、陽子も中性子もさらに小さなクォークで構成されます)。
原子核の周りを電子が周っています。原子は1億分の1センチぐらいの大きさで原子核はさらにその千分の1ぐらいの大きさです。
つまり物質というのは石でも鉄でも隙間だらけなのです。星空の宇宙のように。
逆に物質の組織として大きいものとしては恒星(自ら光を出す星)を中心に太陽系などがあります。これを集めたものが天の川、つまり銀河系と呼ばれます。アンドロメダ銀河などもそうですが、さらにこれを集めたものを「島宇宙」と呼びます。その宇宙の中心に位置するものが「セントラルサン」と呼ばれる太陽です。
私たちの身体も思考の中心としては脳があり、肉体の中心としては心臓があります。
私のホームページの第5章「意識の進化論(動物と人間との違い① ― 本能)」にも書きましたが、動物の魂は繋がっていて、グループソウルとして集結しています。渡り鳥の行動や魚が群れを成して移動する様子などはまさにそういう「一体」の表れなのです。そして彼らの中にも中心がいるのです。女王蜂などはそれを的確に体現したものです。
最近良くあることで、イルカや鯨が集団で岸に打ち上げられるのも、多分このことが関係していると思います。
人間の魂は動物とは違い独立して確立するように出来ています。人間の場合には本能的に一体を体現するのではなくて、愛によって一体を体現するべく学んでいます。
愛を簡単に一言で言えば、愛とは自分と他人とを別けないことです。
オリンピックで日の丸を揚げたいというのは愛国心ではありません(愛国心が愛に根ざしているものならば・・・)。 厳密には、いわゆる愛国心は愛ではありません。
そもそも競争というのは自分と他人とを別けることで、愛とは正反対のものなのです。
世間一般では、なんでも一番にならないと気が済まない人のことを誉める傾向にありますが、これは霊的観点から意識の進化を考えると「未熟者」ということになります。
私たち人類は、最終的には個々が独立しながら役割を持って一体化するのです。それが愛の究極です。
本当は私たちはひとつなのに、分かれているのは「愛を学ぶため」ということが出来ますが、役割が違うからとも言えるのです。
そして役割にも、中心という役割が存在しています。中心が偉いわけではありません。役割に上下関係はないからです。
日本の天皇に付いて考えるとき、この中心の摂理として観点から天皇制を考えることをしないと、その意味は判らなくなるのです。
これも興味のある方は、参考として先述した私のHPの箇所に〈蜜蜂の秩序〉として紹介しましたのでお読み下さい。
日本人は理屈では判らなくても、霊的(無意識)にはそのことを理解していて、「国体」などと言ったりします。証明することが出来ないのですが、魂的には分っているのです。そしてこの日本の形を全世界が羨むのも、日本人だけではなくて、外国の人も国民には中心人物が必要であるということを無意識には理解しているからです。魂はそのことを知っているからです。
しかしなぜ日本だけにこのシステムが残っているのかというと、それは日本が地球の中心としての位置づけ、役割を持っているからです。
天皇制が神によって2600年も一系の天皇として守られてきたのはそのためだと言っても良いでしょう。
日本は世界の雛形になります。
世界地図と日本地図を広げて、その地形の類似点を挙げていけば、枚挙に暇がありません。次から次へと出てきます。地理的な観点から少しそれを紹介しますと、
先ず世界の五大陸ですが、日本の北海道、本州、四国、九州とそれぞれが非常に良く似ています。
北海道 ―― 北アメリカ大陸
本州 ―― ユーラシア大陸
四国 ―― オーストラリア大陸
九州 ―― アフリカ大陸
南アメリカ大陸に相当する日本の大島がありませんが、南アメリカ大陸は大陸は裏返すとアフリカと良く似ていますので、南アフリカの右にまたユーラシア大陸が続いている状態で、振り出しに戻るとも考えられます。
この五大陸と日本の大島を細部にわたって見てみます。地図上で具体的に日本と世界の位置を確認すると、
まず、「房総半島」は「朝鮮半島」に酷似しています。
関東だけを見ても非常に象徴的な類似点が多く、これだけでも奇蹟です。
「御前崎」は「インド」に類似し、
その上に日本一の山「富士山」があり、
インドの上には世界一の山「エベレスト」があります。
御前崎と富士山との間を「富士川」が流れ、
インドとエベレストの間を「ガンジス川」という大河がそれぞれ流れています。
その他、
「東京湾」は「黄海」に当たります。
「伊豆半島」は「インドシナ半島」
「伊豆諸島」は「フィリピン諸島」
「駿河湾」は「ベンガル湾」・・・
これを挙げていると切がありません。
これは「宇宙の理」という雑誌に昨年詳しく書いたのですが、そのうちその記事を私のホームページでアップする予定です。
そのときは、このブログでもお知らせします。
早く知りたい方は自分で地図を見比べてみてください。
今日の最後に、以前紹介した「前生のおもいで」にも
「中心(指揮をとる者)」と役割について語られているところがありますので、それを再掲載してみます。
素手で石を切る「石切の先生」の言葉です。
「一人ひとりがそれを分担し、できあがったものを集めることによりひとつの大きなものが生じたのはよくわかったろう」
「いいか、二人以上の集団ができると、その中にはあるエネルギーが生じてくる」
「そして、目的ができると、方向性と意思がそのエネルギーにできあがる」
「すると、それぞれの人たちにそれぞれの役割が与えられることとなる」
「企画をする者もいれば、指揮をとる者もいる」
「製作だけに当たる者もいる」
「だが、それぞれの役割に上下はない」
「すべての役割がそれぞれ必要とされているのだ」
「これが、全宇宙・全階層を貫くひとつの大きな原理だ」
「そのエネルギーの意思と方向性が人々に役立つものか」
「あるいはそれが邪魔のものでないかどうか」
「いかに、従うべきエネルギーの意思にそえるか」
「今までの勉強でそれは充分にわかるはずだ」
「もうお前たちは実際の作業に手伝いとして携わることができる」
「そのエネルギーにどんな役割を与えられようとも、それはお前たちがそのエネルギーに必要とされているということだ」
「役割に不平不満をもってはいけないぞ」
「役割によい役割、悪い役割なんていうものはないからだ」
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リンク先変更頂いてありがとうございますm(__)m
天皇についてちょっと、わたしも考えてました。
万世一系でルーツのことしか思い浮かばなかったのだけど、とびらさんの記事は非常に納得いたしました。知的でわかりやすいです。勉強になります(^^)
天皇についてはまだまだ考えることがあるかなぁ。。ニギハヤヒ・・・・
天皇制については霊的なことから考えないと何もわからない、というか霊的な意味こそ、その真理ですから、なかなか理解をシェアすることは難しいですね。
しかし納得されたとのことで、うれしいです。
現代では何事も三次元の現実からのみ解明しないと世間的には認められないので、結局、天皇制もだれも説明できないこととなっています。
ここに書いたことで忘れていたことがあり、いま続きを書いていました。
またお訪ね下さいませ。
ありがとうございました。
たしかにサハリンは一時的に日本領であったことはありますが、北方四島とは違って日本固有とはいえないですね。
それと北海道は明らかに北アメリカトと思います。
メキシコと渡島半島は象の鼻のような感じで非常に似ています。
また場所がちょっとズレますが、北方領土は
南米諸島に似ています。具体的には
「国後島」は「キューバ」
「択捉島」は「ドミニカ」
「色丹島」は「プエルトリコ」
「歯舞諸島」は「ジャマイカ」
となりますが、キューバと国後島はどちらかを反転させると良く似ているとか、いろいろと謎解きが入ります。
ただ、北海道と北アメリカは確かに大雑把な気もしますね。
いずれにしましても100%と間違いない、と納得できるようには作られてはいませんね。