前回までのあらすじ
かくかくしかじかで屋久島に到着して、登山して、下山して、観光もした我々ワンゲル部員は屋久島を引き上げることになった。
それぞれが胸に秘めたる期待や不安と共に、皆さんご存知ラジオ天気図でお馴染みの濃い霧の中を高速船はひた走る。
しかし辿りついた鹿児島で我々を待ちかまえていたのは、一足早く上陸していた雨男の存在証明、うごめくような曇天だったのだ。
きっとここまでは誰かが詳しく書いてくれるだろうと 丸投げ 期待しつつ、 加速していく物語はついに衝撃の第二章に突入する。
お久しぶりです。牧です。
最近はカリスマブロガー(笑) のぞみくんに任せきりでしたが、たまには自分もブログ更新を頑張ってみます。
つまり春合宿後の帰り道、ちょっとした旅行の事を淡々と語りたいと思います。
自分の記事は写真なんかも少ないし、文章ばかりでつまらないと思いますが、他の皆が面白おかしく続々と更新してくれるはずなのでぜひそちらの方にご期待ください! わーい、楽しみだなー。
というわけで唐突に始まります。
ネタばれ防止のため画像処理済み。(モザイクを使ってみたかっただけ)
≪九州脱出編≫
3月18日(日)
雨男と同じ九州になんていられるか! 俺は中国地方に逃げる!
なんてことは毛頭考えてないですが、この日の目標は下関まで到達することでした。
本当なら九州もじっくり回りたかったのですが、お金も時間もお金も、あとお金も少ない今回の旅行では、他の行きたいところを優先するために泣く泣く九州をスル―することにしました。
一個前の記事で、各自の九州個人旅行が云々などと書いてありますが知ったことかですね。
そいうわけでこの日は昼から一日かけて移動したのでとくに見どころはありません。
九州脱出編・完
さすがにこれではあっさりしすぎですね。どうしよう。
それでは、鹿児島から門司あたりまでずっと電車で一緒だった、目玉のおやじ柄のトートバックを提げたぬりかべみたいなおじさんについてじっくり語りますか? 興味ない? そうですか。いい人なんだけどな。
じゃあ、真面目にやりますね。
一年生のドンチーに駅のホームで再会、同じ電車に乗ったのに車両の先頭と最後尾くらい距離をおかれてそのままお別れし、もしかして嫌われてるのかなと悩み、板チョコをやけ食いしてたらぬりかべおじさんにガン見された吉松駅にて。
C55形蒸気機関車……というらしい。
やけにオシャレな列車だと思ったら、次に乗る予定の列車でした。しんぺい号です。
吉松-人吉間で駅や景色の良いところの度にじっくり止まって、車内放送で解説してくれるなかなか面白い列車でした。宣伝ではないです。
よくわからないけど、スイッチバック? とかループ線? とかがあって鉄道ファンにはおもしろいらしいですよ。よくわからないけど。
それはさておき、誰が決めたかは知らないですが「日本一の車窓」とやらが見れるポイントがあるそうです。
霧島連山や桜島が一望でき、運が良ければ雲海もきれいに広がるとのこと。これはわかりやすい。
親切にも一時停車してくれたので、自分もカメラ片手に「日本一の車窓」を狙いに行きました!
そういえば曇りでしたね。あはは。くそっ、雨男め……!
美しい状態の「日本一の車窓」が見たい方はgoogleで。
他、わかりやすい見どころ。
真幸駅と幸せの鐘。シャイなので鐘は鳴らせず。ぬりかべさんは2,3回鳴らしてました。
D51形蒸気機関車……というらしい。矢岳駅にて。
呪いのお札のごとく名刺でいっぱいの大畑駅の駅舎。名刺を貼ると出世するというジンクスがあるらしい。
なんやかんやで気が付けば終点の人吉駅へ。全く予備知識無しの状態でしたが面白い列車でした。しんぺい号、また乗りたいです。
今度は晴れてるときに来たいですね。近くに立ち寄った時は皆さんもぜひ。宣伝ではないです。
人吉橋より球磨川。雲の切れ間から光が差し込む。
国宝、青井阿蘇神社。手前の赤い橋は禊橋。
とりあえず新入部員が入りますようにと祈願してみた。えらい!
本当は人吉城跡も行きたかったのですが乗換時間の都合で断念。まあこの辺は他の部員も誰か来てるだろうし、ブログ的にはそいつに任せよう。
というわけで後はひたすら電車に揺られ下関を目指すのみ!
人吉駅で乗り換えた列車がさっき降りたばかりのしんぺい号で、なんか感動が薄れたのはここだけの話。また乗りたいとは言ったけどさー。
さて何時間も同じ電車に乗り合わせた、ぬりかべさんとの暖かい交流と感動の別れは需要がないのでカットすると、あっという間に下関!
ザックよ! あれが門司の灯だ。
写真がブレすぎで泣きたくなる。あのときはちゃんと撮れてると思ったんだけど……。今後、夜の写真はずっとこんな感じです。
まあいいや。そんなわけで九州脱出編・完。
やる気が継続したらつ づ く