ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

放送業界には落胆、新興企業への侮蔑

2005-03-18 19:58:32 | Weblog
フジ系列27局が声明文 ニッポン放送支持 (朝日新聞) - goo ニュース

この声明文なるものが、いったいどういう経緯で出されたのかは知らないが、ニュースを見る限り「さもありなん」という感じです。
最近、「さもありなん」の意味がわからん人がいるらしいので、付け加えきますが、「そういうこともあるでしょうね」って意味です。
ここでは、「どうせそうでしょうよ」のニュアンスを含んでいて、「お前らの考えることはどうせその程度だろうと思っていたよ」に近い感じです。

以前にもふれたことがありますが、今のデジタルテレビの双方向は、電話を掛けているだけで、インターネットの双方向性とはまったく異なるものです。
アンケートの即時性が(やや)高まったに過ぎません。

インターネットを敵だと思うのは、ある意味正しいですが、敵だと思っている間は敵になります。
味方にしてこそ味方になるわけで、敵にしていればやられます。
映画とTVの関係をもう一度思い起こしてください。

ただし、一つだけ確実にいえることは、インターネットを活用すればするほど、今あるTV局のすべてが生き延びることはありえ得ない、ということです。

その意味で、系列局が現状維持に動くのはある意味当然といえるかもしれません。
ただ、その保身に一生懸命になればなるほど、業界全体に落胆し、その態度に辟易します。

追記:
夜のニュースを見て、追記。
ライフドアのやり方に高い倫理性は感じられないとのことのようです。
これは、現存する新しいビジネスの仕組みの企業にとともに、
これから起業しようとしているアントレプレナー予備軍に対する侮蔑です。

大体、今のTV放送がすべて高い倫理性により作られているとは思えません。
あびる優の事件がその象徴です。
ライブドア支持者の中には、現在の放送局こそ、放送局側の言う「高い倫理性」「社会の公器」「公共性」がないがしろにしていると、感じている人が多いのではないでしょうか。

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