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横断歩道の自転車レーン(自転車横断帯)の廃止

2016-10-26 17:22:40 | 観察
大きめの交差点や交通量の多い道路を横切る横断歩道には
自転車レーン(自転車横断帯)が設けられていることがある。

歩道のいわゆるゼブラ模様とは違い、白線で囲まれ、
自転車のマークが書かれている。
ところがいつのころからか、これを消して回っているようだ。


場所によってはゼブラの長さを長くして自転車横断帯を覆い隠しているものと、
ただ単に自転車横断帯を消しているものがある。

(写真はいずれも単に消したもの、かすれて消えたようにも見える)

自転車横断帯があると、自転車はここを通らなければならないのに、
歩行者が歩いていることが多いため、自転車が通れないことがある。

歩行者が悪いというより、むしろ線の引き方がまずい、と思っていた。
歩行者の目線で見れば、ここを歩きたくなるというか、歩いてしまう構造だ。

また、交差点にある自転車横断帯の場合、横断歩道に隣接しているので、
交差点から少し離れた位置にあることが多い。

この場合、車道を直進して交差点に入った自転車は、一旦左折して自転車横断帯に入り、
交差点を渡り切ると右折左折して車道に戻るという走行となる。

後続の車からすると、交差点の手前では、曲がると思いきや曲がらないように見え、
向こう側では突然左から(信号無視して)左折して車道に入ってくるように見える。

自転車は原則車道を走るということになっているので、この動きは自転車側からも
大変危険な挙動だ、と訴える人がたくさんいるようだ。

自転車が歩道を安全速度で走行してよければ、この不自然な動きは起こらない。
何年か前に「自転車は原則車道」とやったもんだから、不都合が生じたんだろう。
このことには警察も「まずい」と気づいたようで消して回っているらしい。
(歩道上に自転車レーンがある場合などは除く)

ただ、消していることやなぜ消すのか、どういう場合は消さないのか、
自転車はどう走行すればいいのかなどは明確に公表しているところは少なく、
ざっと調べたところでは兵庫県警の自転車横断帯の撤去ぐらいしかわからなかった。

詳しくはリンク先の記事を読んでいただければわかるが、
そこには「不自然かつ不合理であり」「危険な状況が生じている」とある。

また、自転車横断帯撤去後の自転車の通行方法の記述もあり、大変わかりやすい。
同様のページを警視庁でも探したが見つからず、警察庁から都道府県警への通知文書
くらいしか見つからなかった。

そこには、第2 1 (2) イ において(条件付きで)
「自転車横断帯は撤去すること」と明示されている。
各県警等はもっと積極的に広報しろよ、と思うのであった。


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