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試写会「超高速!参勤交代」@ニッショーホール

2014-06-25 01:31:59 | 映画感想
2014/6/10、虎ノ門のニッショーホール。

虎ノ門駅から行くと最近供用開始された「新虎通り」を横切ることになり、
虎ノ門ヒルズも間近に見ることができる。この話は別途。



佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、西村雅彦、陣内孝則、市川猿之助。



8代将軍吉宗の時代(1720年ごろ)
江戸勤めを終えて磐城の国、湯長谷藩に戻った藩主、内藤政醇(まさあつ、佐々木蔵之介)や
藩士の面々は久しぶりの故郷にようやく気持ちも落ち着いたところだ。

そこへ、江戸屋敷から一大事を告げる早馬が。
書状には、金山開発での不正申告の疑いあり、5日以内に参勤せよ、との命令が。

江戸では 松平信祝(陣内孝則)の隠密が湯長谷藩の不正(=金の産出を隠蔽)を察知したと、
将軍吉宗(市川猿之助)に進言があり、今回のお達しとなった。

不満たらたらの藩士たちだが、参勤しないことは将軍家への謀反と取られる可能性がある。
しかし、通常8日は掛かる江戸への道中を5日で参勤せよとは無理難題。
しかも藩の財政はひっ迫、参勤交代の多額の費用を賄う余裕は全くない。

内藤政醇の結論は「5日以内に参勤する」

そして、そのやり方は城代家老の相馬兼嗣 (西村雅彦)に委ねられた。

・最低限の人数で参勤を行う。
・牛久と取手の関所近くでは臨時雇いを家来に見せかけ、関所役人をごまかす。
・そのために先遣者を送り、手はずを整えさせる。
・途中山越えをして街道をショートカットし、時間と経費の節約をする。

かくして、藩主とわずか6名の藩士で超高速参勤交代が行われることとなった。

しかし、素人の脚で山越えは難しい。
道に迷ってしまえばそれまで。
そこに雲隠れ段蔵(伊原剛志)と名乗る抜け忍が登場、報奨金を貰って案内をすると言う。

臨時雇いを入れて立派な大名行列に偽装し、関所役人をごまかす。
別の譜代大名(前田旺志郎)の行列に遭遇。これをごまかす。

一方、大名行列が続いていることを知った松平信祝は途中で一行を襲わせる。

妨害工作にも逢い、果たして一行は期限までに江戸城にたどり着くことができるだろうか、

**

西村雅彦は秀逸。
吊り橋のシーンは爆笑。
その他にも腹話術など細かい笑いが多かった。

ふかきょんを「側室」にするのは違和感がなくはない。
国元に連れ帰るために側室にしたのだろうが
(正室は江戸屋敷にいなければならない)
正室がいないで側室にすることができるのかはよくわからない。

監督は本木克英。
「鴨川ホルモー」「犬と私の10の約束」「ゲゲゲの鬼太郎」「おかえり、はやぶさ」など。
「釣りバカ」の11、12、13も担当。
「踊る」の本広克行監督とは全く別人だが、本人によれば良く間違えられるらしい。



参勤交代の経費を節約するため、要所のみ臨時雇いで行列を水増しすることは
実際にあったらしい。

本作のストーリーはフィクションだが、
湯長谷藩は、現在の福島県いわき市付近に実在した。

実在の内藤政醇は4代藩主で、1722年に藩主となり、
1725年将軍吉宗に御目見した。(当時14歳)
1741年、31歳で死去している。



「うつけ者の金」は言葉として見つけられなかったが、
おそらくは「愚者の黄金」=「フールズ・ゴールド」のことだろう。
実体は黄鉄鉱で、金鉱石と見間違えてぬか喜びするところからきているようだ。

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2 コメント

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こんにちは (maki)
2014-11-15 13:20:02
コミカルに味付けされているものの、
大量の忍者軍団がでてきたりとゲンナリするところもあって
正直面白いのか普通なのか迷ったのですが、
まあエンタメってことで好しとしました
深田さんは可愛かったけれど、
同じ決め台詞を2回いうところは、くどく感じました

殿と西村さんは良かったです
返信する
makiさんへ (KGR)
2014-11-16 09:23:14
繰り返しの面白さ、ベタですけど、監督の好みかも。
見た目の「変」さも好きみたいです。

西村雅彦は面白かった。
佐々木蔵乃介との掛け合い、無茶振りされて苦悩するところとか。
返信する

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