鳩山イニシアチブ ー 温室ガス25%削減 家計負担試算、13万~76万円もの負担

2009年11月19日 | news
温室ガス25%削減 家計負担試算、13万~76万円
2009年11月19日21時55分

 温室効果ガス削減の経済影響を検証する政府の専門家会合「タスクフォース」(座長・植田和弘京大教授)が19日開かれ、家計負担の試算を盛り込んだ中間報告案が報告された。20年までに90年比25%削減するには負担増が避けられず、海外から排出枠購入分を増やすほど負担が軽減できるとした。

 タスクフォースは、12月7日から始まる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に間に合わせるため、1カ月足らずで中間報告案をまとめた。

 温暖化対策が経済に与える影響の試算は、国立環境研究所、日本経済研究センター、慶応大の野村浩二准教授が担当した。国内対策だけで削減する「真水」が25%の場合に加え、国内で20%、15%、10%削減し、残りは海外から排出枠を購入する場合も分析。1世帯あたりの年間可処分所得(07年483万円)は経済成長で20年時点には100万円程度増える前提だ。

 いずれの試算も、25%すべてが「真水」のケースが最も負担が重く、負担額は1世帯あたり年間13万~76.5万円となった。試算結果に違いがあるのは、環境税の税収の扱い方が異なるためだ。野村准教授は税収を国債償還にあてる想定で、日経センターや国環研は、家計への一括返還や環境投資に充てる想定で分析している。

 前政権の試算では、真水25%の場合、可処分所得の減少額は22万~77万円だった。日経センターや野村准教授の試算額は微修正にとどまったが、環境税の税収を家計への一括返還に変更するなどした国環研は、前回の44万円から13万円に負担額が大きく減った。

 真水10%、排出枠購入15%のケースでは、試算の中で負担額は最も少なくなり、3万~28.3万円だった。排出枠は二酸化炭素1トンあたり50ドル(約4500円)と仮定しており、1トンあたり1万~8万円程度とされた国内対策と比べはるかに安いためだ。

 排出枠の購入によって、20年時点の実質国内総生産(GDP)の落ち込み幅も軽減される。真水25%の場合は、実質GDPが3.1~5.6%落ち込むが、10%の場合では、0.8~1.3%だった。

 民主党が政権公約に掲げた「25%削減」について、前政権は真水のケースしか試算を出さなかった。タスクフォースの今回の試算は、排出枠の購入を見込むことで国民負担が少なくなることを示した。ただ、排出枠の価格は、各国の削減目標が決まり需要が高まれば、想定よりも高騰する可能性がある。(星野眞三雄、竹中和正)

http://www.asahi.com/eco/TKY200911190475.html




25%削減で家計負担を試算
11月16日 18時23分
温暖化対策による経済影響について検討している専門家グループは、国内対策だけで温室効果ガスを25%削減する対策をとった場合、年間およそ100万円の所得の増加に対し、13万円から77万円の家計の負担が生じるとする試算結果を公表しました。政府の検討チームはこれを基に議論を進めることにしています。
これは16日に開かれた政府の専門家グループの会合で、3つの研究機関から報告されたものです。試算によりますと、今の対策だけを続けた場合、GDP=国内総生産は年率1.3%成長し、平均所得は1世帯あたり年間およそ100万円増えると見込まれますが、温室効果ガスの25%削減をすべて国内で行うと、▽国立環境研究所の試算で13万円、▽慶応大学の試算で77万円の家計の負担が生じるとしています。しかし、海外から10%分の排出枠を購入した場合、家計の負担は、▽国立環境研究所では1万円に、▽慶応大学では41万円に減らせるとしています。また、今回の試算ではGDPは15年間で20%余り伸びる一方、「25%削減」の実施で、▽国立環境研究所は2.9%分、▽慶応大学は5.6%分、成長率が抑えられると予測しています。専門家グループでは今後、環境関連産業の拡大や温暖化対策をとらなかった場合のコストの増大なども試算したうえで、今週中にも中間的な取りまとめを行う予定で、政府の検討チームではこうした試算を受けて今後必要となる対策について議論を進めることにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10013820441000.html#

20年に温室ガス25%減 鳩山氏が明言ー日本国民、日本経済にとって過酷な負担に
温暖化ガス「25%減」目標、海外排出枠購入で国民に過大な負担
「科学的検証のない温暖化問題 日本は排出権取引に参加すべきでない」
地球温暖化は太陽の活動周期によるもの、人為的ではない?=NASA発表/排出量取引 削減に結びつかず
1世帯36万円以上の最低負担 「温室ガス25%削減」鳩山発言への懸念











<事業仕分け>スパコン「凍結」で「国益損なう」と緊急声明
11月18日20時26分配信 毎日新聞
 政府の事業仕分けで「事実上の凍結」とされた次世代スーパーコンピューター(スパコン)について、コンピューターによるシミュレーションを研究手法に用いる基礎研究者の団体「計算基礎科学コンソーシアム」が18日、「国益を大きく損ない、不適切」などと訴える緊急声明を発表した。

 コンソーシアムは素粒子物理学、原子核科学、理論天文学などの研究者で組織。13日の事業仕分けの結果を受け、メールで声明文をまとめ、24人の連名(代表、宇川彰・筑波大副学長)で発表した。スパコンを「現代の科学技術全体において主要な位置を占める」「最先端の技術開発では(スパコンによる)シミュレーションが国際競争の主要な武器」などと主張し、凍結は激しい国際競争の中で「我が国の科学技術の進歩を著しく阻害する」と強く批判した。

 声明は文部科学省が行っている仕分けへの意見募集と、政府の総合科学技術会議に投稿したという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091118-00000105-mai-soci




仕分け、科学技術にはなじまない…緊急提言

 政府の総合科学技術会議(議長・鳩山首相)の有識者議員は19日、行政刷新会議が行った「事業仕分け」で科学技術分野でも廃止や大幅縮減が相次いだことについて、「短期的な費用対効果のみを求める議論は、長期的視点から推進すべき科学技術にはなじまない」とする緊急提言を発表した。

 有識者議員は白石隆・元政策研究大学院大学副学長ら8人。緊急提言は「計画が縮小して人材が散逸すると予算が復活しても水準を元に戻すことは難しい」と人材育成の重要性も指摘している。

 このほか学会や研究者団体からも事業仕分けの方針見直しを求める声が相次いだ。計算基礎科学コンソーシアムなど計算機を使った研究をする科学者3団体は同日、計画が凍結に近い見直しとなった次世代スーパーコンピューター開発について、計画継続を強く訴えた。宇宙、気候変動予測、新薬の創出などに利用されるスパコンの研究計画が凍結されれば我が国の科学技術の進展にとって大きな損失になると強調した。

 日本生化学会など生物系の9学会も同日、若手研究者支援の予算縮減の方針について、「日本の科学技術の発展を大きく損なう不適切な判断」とし、見直しを求める要望書をまとめた。そのなかで、「民主党の科学技術政策への期待が、事業仕分けにより失望に変わりつつある」と指摘している。

(2009年11月19日21時25分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091119-OYT1T01157.htm





仕分け会場にノーベル賞・田中耕一さんの姿

 行政刷新会議による17日の「事業仕分け」の会場には、ノーベル化学賞受賞者の田中耕一さんも姿を見せた。

 技術顧問を務める「先端計測分析技術・機器開発プロジェクト」に「予算を1~2割縮減」との判定が下ると、「若手のやりがいや産業に結びつく事業の意義が認められず残念」と話した。

 田中さんは「自分たちの研究が国民にどう評価されるのか知りたかった」と来場の動機を説明。文科省側が「田中さんのノーベル賞で計測機器という地味な分野にも光が当たり、実用化の可能性が高まっている」と必死にPRした。

 仕分けでは科学研究においても厳しく成果を求める議論が続くなか、田中さんは「人材育成は、目に見えにくいが最も大事なこと。それをいかに評価していくのかが課題です」と話し、会場を後にした。

(2009年11月17日19時26分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20091117-OYT1T00954.htm 

日本の『科学』が傷だらけに・・・科学技術立国 存亡の危機 ー 民主党による予算削減で








探査機「はやぶさ」、奇跡の復活…予定通り帰還へ
奇跡的な復活を果たした「はやぶさ」の想像図(宇宙機構提供、池下章裕さん絵)

 奇跡の復活??。4台あるエンジンのうち3台が停止し、小惑星イトカワから地球への帰還が危ぶまれていた日本の探査機「はやぶさ」について、宇宙航空研究開発機構は19日、故障していた2台のエンジンを組み合わせて、1台分のエンジンの推進力を得ることに成功したと発表した。

 もう1台のエンジンの温存が可能となり、予定通り来年6月に地球へ帰還できる見通しとなった。

 はやぶさは、2003年5月の打ち上げ直後に1台のエンジンがトラブルで停止。その後も様々な機体のトラブルに見舞われたが、05年11月に地球から約3億キロ・メートル離れたイトカワに着陸した。07年4月には、もう一つのエンジンの部品が劣化して、運用を中止した。

 満身創痍(そうい)の機体は、残る2台のエンジンを交互に運用して地球への帰還を目指した。しかし、うち1台が、今月9日に故障していた。

 エンジン復活に向け、宇宙機構は、故障した3台のうち、早い段階で運転を中止したエンジン2台に着目。正常に動く部品同士を電子回路でつなぐ「離れ業」で、互いの故障を補う形でエンジン1台分の推進力を出すことに成功。電子回路は、万一に備え、「エンジン間をつないでおいた」ものだった。

 復活したエンジンは、順調に作動している。電力、燃料の消費は、2倍になるが、電力は太陽電池によって補給できる見通し。燃料にも余裕があるという。

 宇宙機構の川口淳一郎プロジェクトマネージャは「動いている方が奇跡的だ。予断を許さないが、万一に備えた回路が功を奏し、電力補給できるという幸運にも恵まれた」と話している。

(2009年11月19日23時00分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20091119-OYT1T01282.htm?from=main7

JAXA|小惑星探査機「はやぶさ」の帰還運用の再開について
http://www.jaxa.jp/press/2009/11/20091119_hayabusa_j.html


5 :名無しさん@十周年:2009/11/20(金) 00:46:16 ID:O9Xr9h9m0

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             ヽ.リ      l     ̄´ ,l,i,゛i } こんなこともあろうかと思ってな、
             `l     _/        l`∨ エンジン同士を予備回路で繋いでおいた。
              ',     ゛ `     /ー ゛
                  ,'、   `──-'   /
              l .ヽ       /l゛
             / `'-、,ゝ ..,,_,,,..‐゛ .!
        ___,,.... -ー'''゛.l:::::::::::::`゛'?─-─-"l
  ,?- 、''''''゛゛゛´_,,.. ?ー'''''^゛ゝ ,,,,_::::::::::::::::::::::::::::::l゛_、
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63 :名無しさん@十周年:2009/11/20(金) 00:51:32 ID:vJ9pio5Z0

1秒で理解できる『はやぶさ』の画像

http://photo.mywiki.jp/hayabusafan/5601/20060306/20060306132500-4995e694.jpg

ハヤブサ*アドベンチュア
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3637668


118 :名無しさん@十周年:2009/11/20(金) 00:55:25 ID:wiRVTIc/0
本来ならリアクションホイール3個で姿勢制御

⇒ ホイール1個壊れたのでホイール残り2個と化学スラスタで制御 (ここまでは普通の「こんなこともあろうかと」、な範囲)

⇒ ホイールさらに1個壊れた!化学スラスタ全損!燃料全部漏れた!漏れた燃料が機体内で凍ってる!!通信途絶!!!バッテリも壊れて太陽電池パネルは常に太陽を向けなきゃなんない!!!

⇒ 姿勢が狂っても、ほっとけば持ち直すように設計してたんだよね。こんなこともあろうかと。1年以内に60%の確率で通信回復するはず。ほうら3ヶ月で繋がったぜ!

⇒ とりあえずイオンエンジンの中和器から生キセノン吹かして姿勢制御。こんなこともあろうと中和器の向きを微妙にずらしてたんだよね。

⇒ 機体内をヒーターで暖めてベーキング。爆発しないようにゆっくりとね。気化した燃料はそのうち機体外に逃げるだろう。

⇒ 生キセノン吹かしつづけてると地球帰還用の燃料が足らなくね?あ、風車の原理で太陽光圧を利用して回転させて安定させればよくね?こんなこともあろうかと、回転軸が機体の中心を貫くように設計してたんだよ。

⇒ 地球帰還用のカプセルに採取した試料を入れるにはバッテリーの電力が必要だなぁ。でも極低温で短絡故障してるから充電すると爆発しそうだなぁ。あ、古川電工のおっちゃんが補充電回路で充電する裏技教えてくれた。ラッキー。

⇒ よし、地球帰還航行開始っと。イオンエンジンは3基生きてるからオッケー。ホイールは残り1個だから今のうちに何かいい手を考えておこうっと。

⇒ 地球帰還第一期軌道変換完了。半年お休みして、第二期軌道変換開始。イオンエンジンBはどうやら寿命らしい。お疲れさん。残り2基。

⇒ おや、メモリエラー(SEU)か。良くある良くある。とりあえずセーフホールドモードで指示待ちっと。地球から診断してもらってイオンエンジンも再起動出来たので巡航再開。

⇒ 「はやぶさ」イオンエンジン1基に異常」 っっっっきゃーーーっ!残りエンジン1基じゃ推進力足らないっ!

⇒早期に故障したエンジン2基の正常部分を繋ぎ合わせ推進力復活!万一に備えてエンジン間の電気回路を繋いでおいたんだよね ←New!!


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