「石川議員に頼まれ証拠隠した」 元秘書が自民勉強会で告白
2010.1.14 12:06
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入問題で、自民党は14日午前、東京地検特捜部に家宅捜索を受けた小沢氏の元秘書の石川知裕民主党衆院議員の秘書だった金沢敬氏を招き、一連の疑惑に関する勉強会を開いた。金沢氏は「昨年特捜部が陸山会の事務所を家宅捜索する際、石川氏に頼まれ証拠資料を隠すのを手伝った」と証言した。金沢氏は18日召集の通常国会に参考人として出席する考えも示した。
金沢氏によると、特捜部が陸山会事務所を捜索した昨年3月3日、石川氏から「小沢氏から『チュリス(陸山会事務所が入る都内のマンション)でまずいものを隠せ』と指示があった。手伝ってほしい」と電話を受け、勤務先の札幌市から上京し、同日夜に石川氏と合流した。
石川氏は「隠せるものは隠したが、自分の衆院議員会館事務所も捜索が入るかもしれない」と話し、翌4日に石川氏の事務所に出向き、鹿島や西松建設などゼネコン関係の名刺や資料を黒いナイロン製のボストンバッグに詰め込んだという。バッグは一度松木謙公民主党衆院議員の事務所に預けたことも明らかにした。
金沢氏は当時小沢氏の秘書だった樋高剛民主党衆院議員から「陸山会事務所の証拠隠滅工作に加わった」と聞いたことも暴露。樋高氏は「資料が押収されていたら小沢氏を含め全員逮捕だった」と話したという。
金沢氏は「小沢氏が記者会見で『国策捜査』と訴えられたのは、証拠資料を隠すことができたから。石川、樋高両氏もそう話していた」と述べた。
金沢氏は今月8日、松木氏から電話で「石川も議員をやっているから」などと証言を自粛するよう要請を受けたことも証言。また勉強会後記者団に対し、石川氏と事件をめぐり電話でやりとりした録音テープを特捜部に提出したことも明らかにした。
金沢氏は平成20年9月から21年7月まで、石川氏の私設秘書を務めていた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100114/stt1001141117001-n1.htm
<小沢の指令で大々的な証拠隠滅作戦か?>
昨年3月3日:西松建設政治資金虚偽記載容疑で小沢の第一秘書の大久保隆規が逮捕される。
↓
「小沢が『まずいものを隠せ』と石川秘書に指示、証拠資料を隠すのを手伝った」ーと石川知裕民主党衆院議員の秘書だった金沢敬氏が証言
↓
3月4日:正午ごろより、民主党岩手支部の小沢事務所の家宅捜索を開始。
↓
同日午後10時50分ごろ、藤井裕久の個人事務所でもあった木村賢太郎事務所が出火原因不明の火事で全焼
「後援会名簿は無事だが、他の書類などは無くなってしまった」ー秘書の話。
↓
今年1月7:通常国会開会を前に、藤井財務相が健康問題を理由に辞任。
↓
小沢氏団体に15億円 旧自由党資金 藤井前財務相あて助成金装い
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100115/crm1001150131002-n1.htm
火災:卸売市場の960平方m焼く 神奈川・相模原
4日午後10時50分ごろ、神奈川県相模原市東淵野辺の相模原綜合卸売市場H棟から出火、木造2階建て店舗兼事務所延べ約960平方メートルを全焼した。出火当時、棟内には仮眠中の従業員ら数人がいたが、出火に気付いて避難し、けが人はなかった。県警相模原署と市消防局は1階部分から出火したとみて原因を調べている。
市場のホームページなどによると、市場には建物が約10棟あり、水産物や青果などの卸売業者などが入居。4日は休みだった。
樋口利之場長(40)によると、H棟は1970年代初めに建てられた。1階に鮮魚や漬物などの卸売業者、2階に次期衆院選の民主党立候補予定者、本村賢太郎県議(38)の事務所もあった。【高橋和夫】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090305k0000e040055000c.html
卸売市場で火災、960平方メートル焼く/相模原
- 09/03/05 | カナロコ |
四日午後十時五十分ごろ、相模原市東淵野辺四丁目の相模原綜合卸売市場のH棟から出火、木造二階建て事務所兼店舗約九百六十平方メートルを全焼した。
相模原市消防局などによると、H棟には一階に食料や生活品を扱う八店、二階には市場事務所や、民主党県第14区総支部や同党の本村賢太郎県議の事務所など五室があった。出火当時、同棟には翌日の仕事に備えて仮眠中の食料品店の女性従業員(63)ら三人がいたが、逃げて無事だった。
相模原署が出火原因を調べているが、一階店舗の作業場付近が激しく燃えているという。
県議秘書らが一階から火が出ているのを見付け、一一九番通報した。四日は休業日だった。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivfeb0902915/
相模原の卸売市場で火災
3月5日1時0分配信 カナロコ
四日午後十時五十分ごろ、相模原市東淵野辺四丁目の相模原総合卸売市場内の事務所兼店舗から出火、木造二階建て約千平方メートルを全焼した。
相模原署で出火原因を調べている。建物の一角には本村賢太郎県議(民主党)の事務所が入っている。同県議の秘書(35)が一階から火が出ているのを見付け、一一九番通報した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090305-00000000-kana-l14
【神奈川】民主党事務所が焼けた相模原卸売市場火災、関係者は落胆…秘書「最近の書類などは無くなってしまった」
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1236264397/
卸売市場での火災、不況のさなかの被災に関係者は落胆/相模原
? 2009/03/05
「市民の台所」として市内の飲食店や小売業者が業務用食材などを買い求めていた相模原綜合卸売市場(相模原市東淵野辺四丁目)で四日夜に起きた火災は、同市場の約千平方メートルのH棟が全焼し、市場関係者に落胆の色が濃くにじんだ。不況のさなかの被災に「再建できるのか」との声も漏れた。
火災は四日午後十時五十分ごろ発生し、店舗兼事務所を兼ねた同棟が全焼した。
場長によると、同棟は二階には市場事務所や民主党県第14区総支部や県議会議員事務所など五つ事務所、一階には鮮魚店など八店が入居。四日は市場の定休日で、一階の食料品店では翌日の仕事に備えて女性従業員(63)が店舗内で仮眠していた。「パチパチとした音で目覚めたら、壁が燃えていた。火勢が強く、靴も履かずに夢中で外へ飛び出した」などと振り返る。
この建物で鮮魚店を営む男性(57)によると、建物は少なくとも築三十年は経過しているという。男性は「店舗が密集しているので火の気には注意していたが、残念。魚を保管していたので手痛い損害」と落胆した表情で話した。
鮮魚を仕入れている料理店の男性店主(33)は、「五日の分の食材は別な市場などで賄い、今後もそれが続くだろう。早く復旧してほしい」と話す。
事務所が焼けた本村賢太郎県議は次期衆議院選挙への立候補を表明している。 出火当時、現場の事務所で選挙準備の作業などに当たっていた 男性秘書(35)は 「後援会の名簿など書類は別な場所に予備を保管しているので無事だったが、最近の書類などは無くなってしまった。影響は大きい」と話した。
現場は、JR横浜線古淵駅から約六百メートル離れた住宅と店舗が並ぶ一角。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivmar09031/
http://www.47news.jp/CI/200903/CI-20090305-00976.html
民主党政治資金団体 『国民改革協議会』 代表の事務所が全焼
http://antikimchi.seesaa.net/article/115213983.html
本村賢太郎 - Wikipedia
相模原市立桜台小学校、相模原市立相模台中学校、神奈川県立麻溝台高等学校を経て伯父本村和喜参議院議員の秘書。青山学院大学を1995年(平成7年)に卒業後、東鉄工業入社。1997年(平成9年)に同社を退職し藤井裕久衆議院議員の秘書になる。2003年(平成15年)には神奈川県議会議員選挙相模原市選挙区に自由党公認で出馬し当選、民由合併により民主党公認で出馬した2005年(平成17年)の改選では最高位得票で再選された。2009年(平成21年)、第45回衆議院議員総選挙に藤井の組織を引き継ぎ神奈川県第14区より出馬、自由民主党前職の赤間二郎を破り当選を果たす。
「辞任、別のにおい感じる」=疑惑隠しとけん制-自民
自民党の大島理森幹事長は6日夜、藤井裕久財務相の辞任について、記者団に「本当に健康だけの理由かどうか。別のにおいを非常に強く感じる」と語った。同党はかねて、藤井氏が関与したとされる「政治とカネ」の問題を指摘しており、辞任の背景には「疑惑隠し」の意図も見え隠れすると追及していく構えだ。
小沢一郎民主党幹事長が率いた旧自由党が民主党と合併する際、旧自由党の資金が所属議員の政治資金団体などに寄付されていたことについて、自民党は「政党交付金の国庫への返納逃れ」と批判。通常国会では、自由党幹事長だった藤井氏に説明を求める方針だっただけに、大島氏は「背景は何だったのか、しっかり分析しなければならない」と述べた。
菅直人副総理が後任に起用されたことについて、大島氏は「内閣の中でたらい回しをして、この場をくぐり抜けようという気もしないではない」と皮肉った。国対幹部の一人は「財政の専門家ではなく、アジテーターの菅氏は守りに弱い」と語った。
公明党の山口那津男代表は「後任大臣が説明責任を尽くせるか懸念が持たれる。われわれは予算が抱える問題点を厳しく追及していきたい」と強調。一方、共産党の市田忠義書記局長は「健康上の理由ということでやむを得ない。後任は首相が決めることでコメントする立場ではない」との談話を出した。 (2010/01/06-23:05)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010010600984
政党交付金見えぬ使途、自由党解散で返納せず
鳩山首相や民主党の小沢幹事長の「政治とカネ」が問題化する中、税金を原資とする政党交付金制度の在り方が改めて注目されている。
自民党は18日召集の通常国会で、小沢氏が党首を務めた自由党が解散した際、政党交付金を国庫に返納しなかったことなどを追及する構えだ。
◆揺さぶる自民◆
「藤井さんが辞任しそうだ。自由党幹事長当時のカネの問題を国会で追及されたくないということだ」
藤井裕久・前財務相の辞任に先立つ今月3日夜、自民党の閣僚経験者が谷垣総裁に電話でこう告げた。この議員も自由党出身で、当時の政治資金の不透明な処理が小沢氏や藤井氏の「弱点」であると推察した。予算編成を巡る小沢氏とのあつれきや健康不安だけが辞任の理由ではない、というわけだ。
自由党は2003年9月に解散し、民主党と合併した。自由党は解散当日、すでに党に支給されていた政党交付金を、党の政治資金団体だった「改革国民会議」に5億6096万円、所属国会議員の政治団体などに500万円ずつ計1億7500万円を寄付するなどして使い切った。
政党助成法は、解党時の残金について「総務相が返還を命ずることができる」と定めており、自由党の処理方法には「返還逃れ」との指摘がある。
自民党は18日召集の通常国会に、解党を決めた政党が他の政治団体に政党交付金を寄付することを禁じる政党助成法改正案を提出する構えだ。成立の見通しはなく、民主党、とりわけ小沢氏を揺さぶる狙いであるのは明らかだ。
改革国民会議は現在も一般の政治団体として存続しており、08年時点で10億円余りの資金を持つ。08年の政治資金収支報告書によると、小沢氏を支持する民主党の若手衆院議員グループ「一新会」に500万円を寄付するなど、小沢氏の政治活動を支えている。
西松建設の違法献金事件では、検察側は改革国民会議が献金の受け皿になったと追及している。自民党は「返還すべきだった政党交付金と違法献金が今も小沢氏のために使われているなら、決して終わった話とは言えない」(幹部)と主張している。
◆小沢氏が差配◆
自由党時代の政治資金問題はこれにとどまらない。
自由党の政治資金収支報告書は、藤井氏個人に02、03両年で計約16億円を支出したと記載しているが、「あまりに巨額で不自然だ」との指摘が出ている。自由党OBの一人は「資金の扱いは小沢氏が決めていた。藤井氏は幹事長として名義を貸しただけではないか」と見ている。
背景には、政党が政治家個人に渡した形を取れば、金額の制限もなく、使途報告書の提出なども求められないことがある。巨額の政治資金の実際の支出先は不透明になる。
政党の政治資金を議員個人に渡して「組織対策費」などとして記載する例は、民主、自民両党にもみられる。
民主党が「組織対策費」として特定の議員に資金を集中させるようになったのは、小沢氏が代表に就いた後の06年9月からだ。
民主党の政治資金収支報告書によると、06~08年の間、財務委員長と国会対策委員長を歴任した山岡賢次衆院議員に計17億310万円、山岡氏の後任の財務委員長である佐藤泰介参院議員に計5億3000万円が支出され、2人に計22億3310万円と集中している。このほか、輿石東参院議員会長に計4000万円、鉢呂吉雄選挙対策委員長(当時)にも計1500万円が支出されている。
自民党も、06年の収支報告書によると、幹事長を務めた武部勤、中川秀直両氏に対し、在任中にそれぞれ4億5300万円、2億3900万円を支出している。
(政治部 鈴木雄一、山田真也)
(2010年1月10日17時40分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100110-OYT1T00430.htm
小沢氏団体に15億円 旧自由党資金 藤井前財務相あて助成金装い
2010.1.15 01:30
民主党の小沢一郎幹事長が党首を務めていた自由党が平成14年、当時同党の幹事長だった藤井裕久前財務相個人に支出したとされる15億円余りの党資金が、実際には小沢氏の関連政治団体「改革フォーラム21」に流れていたことが14日、関係者への取材で分かった。この資金はすべて政党交付金(政党助成金)で、小沢氏は国から党に支給された公金を自身の支配下に置いていた格好だ。
関連政治団体の政治資金収支報告書にはこの記載がない。政治資金規正法違反(不記載)の上ではすでに時効(5年)となるが、小沢氏側の不透明な資金移動が改めて浮かんだ。
藤井氏はこの資金について周囲に「まったく知らない」と話しており、国会でも資金流出先が不明なことが問題となっていた。自由党をめぐる巨額の使途不明金の流出先が判明するのは初めて。
自由党の収支報告書や政党交付金に関する使途報告書によると、自由党は14年7月に9億7900万円、同年12月に5億4190万円の計15億2090万円を藤井氏あてに支出していた。これらはすべて政党交付金が原資だった。
いずれの支出も、名目は組織活動費の中の「組織対策費」。組織対策費は組織の拡充や強化を図るための経費で、領収書があれば個人にも支出できる。使途の説明は不要とされる。
政党交付金について定めた政党助成法は、解党時に総務相が政党交付金の残金を国に返還するよう命じることができると規定している。藤井氏あての巨額の交付金支出が、自由党と民主党の合併の動きが表面化する直前だったため、17年の国会で「返還逃れではないか」と問題視されていた。
関係者によると、支出の記載があった前後、小沢氏の関連政治団体「改革フォーラム21」の複数の口座に、藤井氏あてに支出された資金全額が分散して入金されていた。しかし、同フォーラムの政治資金収支報告書には14年以降、この資金の記載はない。
自由党は10年に設立、15年に解散している。
フォーラム21は東京都千代田区にある小沢氏の個人事務所と同じ所在地で、小沢氏が実質的に運営している。20年の収支報告書によると、約6億9千万円の資金を保有し、過去数年、資金の動きはほとんどない。
フォーラム21をめぐっては、小沢氏が代表幹事だった新生党(5年設立)が6年12月に解散する直前、党本部と支部に残っていた資金の大半に当たる約9億2千万円を移していたことが明らかになっている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100115/crm1001150131002-n1.htm
小沢氏、新生・自由党解党時残金22億円余を自分の運営する政治団体にー多額の公金含む
特捜部執念の捜査 「国民を欺いている点で悪質」
2010.1.16 00:28
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は15日夜、小沢氏の元秘書で会計事務担当だった衆院議員の石川知裕容疑者(36)らの逮捕に踏み切った。昨年3月の公設第1秘書の逮捕以来、小沢氏側の不透明な資金について、執念の捜査を続けてきた特捜部。捜査の経緯や狙いを追った。
批判をバネに
特捜部が初めて小沢氏側の強制捜査に着手したのは西松建設の違法献金事件を立件した昨年3月。
その際、民主党側だけでなく、身内の検察OBからも「衆院選が近い時期になぜ着手するのか」「表のカネだけで逮捕するのか」などの批判が渦巻いた。
特捜部は“逆風”を受けながらも、その後もヤミ献金など小沢氏周辺の「裏のカネ」を探る捜査を継続。その過程で浮上したのが、小沢氏の資金管理団体「陸山会」が平成16年10月に購入した東京都世田谷区の土地をめぐる疑惑だった。
昨年7月には、国発注の胆(い)沢(さわ)ダムの下請け工事を受注した水谷建設元幹部らから、土地購入と同時期に5千万円を石川容疑者に渡したとの供述を得て、ダム工事を受注した各社の裏献金が土地代金の原資になった疑いがあるとの見方を強めていった。
逮捕か在宅か
購入原資の特定には当時、資金移動に直接関与していた石川容疑者の供述が焦点となり、昨年12月、特捜部は石川容疑者の任意聴取に踏み切った。
しかし、石川容疑者は「小沢先生のたんす預金」「記載を忘れていた」などと虚偽ともとれる供述を続け、今月13日に陸山会などが一斉捜索を受けた後の3回目の聴取でも、その対応は変わらなかった。
また、小沢事務所が土地代金の原資について、定期預金を担保にした融資で支払ったと虚偽の説明を報道機関に展開し、土地代金の原資を隠すための偽装工作が発覚。これに加え、小沢氏も5日の聴取要請を「忙しいから」などと無視し続けた。
この事態に、任意での捜査を慎重に進めるべきだとする上級庁に対し、特捜部は石川容疑者らの逮捕を強く迫った。検察内部では石川容疑者らの刑事処分をめぐって判断が分かれた。
だが、小沢氏の聴取拒否や石川容疑者の虚偽説明などが風向きを変えた。逮捕に慎重だった上級庁も「全容解明には石川容疑者らの逮捕が必要」と一致したのだ。ある検察幹部は「捜査に協力的ではない小沢氏側の対応で、検察内の雰囲気が変わった」と話す。
陸山会の不動産問題では「隠し資産を所有している」との週刊誌記事をめぐって、小沢氏が出版社を訴えたが、20年6月の高裁判決で「前提事実の重要部分は事実」として1審に続いて小沢氏の請求が棄却されている。
こうした経緯からも、ある幹部は「不動産問題がこれほど問題視されている中で、小沢氏側は一貫して融資で購入したと説明してきた。国民を欺き続けている点で悪質だ」としている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100116/crm1001160029003-n1.htm
2010.1.14 12:06
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入問題で、自民党は14日午前、東京地検特捜部に家宅捜索を受けた小沢氏の元秘書の石川知裕民主党衆院議員の秘書だった金沢敬氏を招き、一連の疑惑に関する勉強会を開いた。金沢氏は「昨年特捜部が陸山会の事務所を家宅捜索する際、石川氏に頼まれ証拠資料を隠すのを手伝った」と証言した。金沢氏は18日召集の通常国会に参考人として出席する考えも示した。
金沢氏によると、特捜部が陸山会事務所を捜索した昨年3月3日、石川氏から「小沢氏から『チュリス(陸山会事務所が入る都内のマンション)でまずいものを隠せ』と指示があった。手伝ってほしい」と電話を受け、勤務先の札幌市から上京し、同日夜に石川氏と合流した。
石川氏は「隠せるものは隠したが、自分の衆院議員会館事務所も捜索が入るかもしれない」と話し、翌4日に石川氏の事務所に出向き、鹿島や西松建設などゼネコン関係の名刺や資料を黒いナイロン製のボストンバッグに詰め込んだという。バッグは一度松木謙公民主党衆院議員の事務所に預けたことも明らかにした。
金沢氏は当時小沢氏の秘書だった樋高剛民主党衆院議員から「陸山会事務所の証拠隠滅工作に加わった」と聞いたことも暴露。樋高氏は「資料が押収されていたら小沢氏を含め全員逮捕だった」と話したという。
金沢氏は「小沢氏が記者会見で『国策捜査』と訴えられたのは、証拠資料を隠すことができたから。石川、樋高両氏もそう話していた」と述べた。
金沢氏は今月8日、松木氏から電話で「石川も議員をやっているから」などと証言を自粛するよう要請を受けたことも証言。また勉強会後記者団に対し、石川氏と事件をめぐり電話でやりとりした録音テープを特捜部に提出したことも明らかにした。
金沢氏は平成20年9月から21年7月まで、石川氏の私設秘書を務めていた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100114/stt1001141117001-n1.htm
<小沢の指令で大々的な証拠隠滅作戦か?>
昨年3月3日:西松建設政治資金虚偽記載容疑で小沢の第一秘書の大久保隆規が逮捕される。
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「小沢が『まずいものを隠せ』と石川秘書に指示、証拠資料を隠すのを手伝った」ーと石川知裕民主党衆院議員の秘書だった金沢敬氏が証言
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3月4日:正午ごろより、民主党岩手支部の小沢事務所の家宅捜索を開始。
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同日午後10時50分ごろ、藤井裕久の個人事務所でもあった木村賢太郎事務所が出火原因不明の火事で全焼
「後援会名簿は無事だが、他の書類などは無くなってしまった」ー秘書の話。
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今年1月7:通常国会開会を前に、藤井財務相が健康問題を理由に辞任。
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小沢氏団体に15億円 旧自由党資金 藤井前財務相あて助成金装い
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100115/crm1001150131002-n1.htm
火災:卸売市場の960平方m焼く 神奈川・相模原
4日午後10時50分ごろ、神奈川県相模原市東淵野辺の相模原綜合卸売市場H棟から出火、木造2階建て店舗兼事務所延べ約960平方メートルを全焼した。出火当時、棟内には仮眠中の従業員ら数人がいたが、出火に気付いて避難し、けが人はなかった。県警相模原署と市消防局は1階部分から出火したとみて原因を調べている。
市場のホームページなどによると、市場には建物が約10棟あり、水産物や青果などの卸売業者などが入居。4日は休みだった。
樋口利之場長(40)によると、H棟は1970年代初めに建てられた。1階に鮮魚や漬物などの卸売業者、2階に次期衆院選の民主党立候補予定者、本村賢太郎県議(38)の事務所もあった。【高橋和夫】
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090305k0000e040055000c.html
卸売市場で火災、960平方メートル焼く/相模原
- 09/03/05 | カナロコ |
四日午後十時五十分ごろ、相模原市東淵野辺四丁目の相模原綜合卸売市場のH棟から出火、木造二階建て事務所兼店舗約九百六十平方メートルを全焼した。
相模原市消防局などによると、H棟には一階に食料や生活品を扱う八店、二階には市場事務所や、民主党県第14区総支部や同党の本村賢太郎県議の事務所など五室があった。出火当時、同棟には翌日の仕事に備えて仮眠中の食料品店の女性従業員(63)ら三人がいたが、逃げて無事だった。
相模原署が出火原因を調べているが、一階店舗の作業場付近が激しく燃えているという。
県議秘書らが一階から火が出ているのを見付け、一一九番通報した。四日は休業日だった。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivfeb0902915/
相模原の卸売市場で火災
3月5日1時0分配信 カナロコ
四日午後十時五十分ごろ、相模原市東淵野辺四丁目の相模原総合卸売市場内の事務所兼店舗から出火、木造二階建て約千平方メートルを全焼した。
相模原署で出火原因を調べている。建物の一角には本村賢太郎県議(民主党)の事務所が入っている。同県議の秘書(35)が一階から火が出ているのを見付け、一一九番通報した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090305-00000000-kana-l14
【神奈川】民主党事務所が焼けた相模原卸売市場火災、関係者は落胆…秘書「最近の書類などは無くなってしまった」
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1236264397/
卸売市場での火災、不況のさなかの被災に関係者は落胆/相模原
? 2009/03/05
「市民の台所」として市内の飲食店や小売業者が業務用食材などを買い求めていた相模原綜合卸売市場(相模原市東淵野辺四丁目)で四日夜に起きた火災は、同市場の約千平方メートルのH棟が全焼し、市場関係者に落胆の色が濃くにじんだ。不況のさなかの被災に「再建できるのか」との声も漏れた。
火災は四日午後十時五十分ごろ発生し、店舗兼事務所を兼ねた同棟が全焼した。
場長によると、同棟は二階には市場事務所や民主党県第14区総支部や県議会議員事務所など五つ事務所、一階には鮮魚店など八店が入居。四日は市場の定休日で、一階の食料品店では翌日の仕事に備えて女性従業員(63)が店舗内で仮眠していた。「パチパチとした音で目覚めたら、壁が燃えていた。火勢が強く、靴も履かずに夢中で外へ飛び出した」などと振り返る。
この建物で鮮魚店を営む男性(57)によると、建物は少なくとも築三十年は経過しているという。男性は「店舗が密集しているので火の気には注意していたが、残念。魚を保管していたので手痛い損害」と落胆した表情で話した。
鮮魚を仕入れている料理店の男性店主(33)は、「五日の分の食材は別な市場などで賄い、今後もそれが続くだろう。早く復旧してほしい」と話す。
事務所が焼けた本村賢太郎県議は次期衆議院選挙への立候補を表明している。 出火当時、現場の事務所で選挙準備の作業などに当たっていた 男性秘書(35)は 「後援会の名簿など書類は別な場所に予備を保管しているので無事だったが、最近の書類などは無くなってしまった。影響は大きい」と話した。
現場は、JR横浜線古淵駅から約六百メートル離れた住宅と店舗が並ぶ一角。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivmar09031/
http://www.47news.jp/CI/200903/CI-20090305-00976.html
民主党政治資金団体 『国民改革協議会』 代表の事務所が全焼
http://antikimchi.seesaa.net/article/115213983.html
本村賢太郎 - Wikipedia
相模原市立桜台小学校、相模原市立相模台中学校、神奈川県立麻溝台高等学校を経て伯父本村和喜参議院議員の秘書。青山学院大学を1995年(平成7年)に卒業後、東鉄工業入社。1997年(平成9年)に同社を退職し藤井裕久衆議院議員の秘書になる。2003年(平成15年)には神奈川県議会議員選挙相模原市選挙区に自由党公認で出馬し当選、民由合併により民主党公認で出馬した2005年(平成17年)の改選では最高位得票で再選された。2009年(平成21年)、第45回衆議院議員総選挙に藤井の組織を引き継ぎ神奈川県第14区より出馬、自由民主党前職の赤間二郎を破り当選を果たす。
「辞任、別のにおい感じる」=疑惑隠しとけん制-自民
自民党の大島理森幹事長は6日夜、藤井裕久財務相の辞任について、記者団に「本当に健康だけの理由かどうか。別のにおいを非常に強く感じる」と語った。同党はかねて、藤井氏が関与したとされる「政治とカネ」の問題を指摘しており、辞任の背景には「疑惑隠し」の意図も見え隠れすると追及していく構えだ。
小沢一郎民主党幹事長が率いた旧自由党が民主党と合併する際、旧自由党の資金が所属議員の政治資金団体などに寄付されていたことについて、自民党は「政党交付金の国庫への返納逃れ」と批判。通常国会では、自由党幹事長だった藤井氏に説明を求める方針だっただけに、大島氏は「背景は何だったのか、しっかり分析しなければならない」と述べた。
菅直人副総理が後任に起用されたことについて、大島氏は「内閣の中でたらい回しをして、この場をくぐり抜けようという気もしないではない」と皮肉った。国対幹部の一人は「財政の専門家ではなく、アジテーターの菅氏は守りに弱い」と語った。
公明党の山口那津男代表は「後任大臣が説明責任を尽くせるか懸念が持たれる。われわれは予算が抱える問題点を厳しく追及していきたい」と強調。一方、共産党の市田忠義書記局長は「健康上の理由ということでやむを得ない。後任は首相が決めることでコメントする立場ではない」との談話を出した。 (2010/01/06-23:05)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201001/2010010600984
政党交付金見えぬ使途、自由党解散で返納せず
鳩山首相や民主党の小沢幹事長の「政治とカネ」が問題化する中、税金を原資とする政党交付金制度の在り方が改めて注目されている。
自民党は18日召集の通常国会で、小沢氏が党首を務めた自由党が解散した際、政党交付金を国庫に返納しなかったことなどを追及する構えだ。
◆揺さぶる自民◆
「藤井さんが辞任しそうだ。自由党幹事長当時のカネの問題を国会で追及されたくないということだ」
藤井裕久・前財務相の辞任に先立つ今月3日夜、自民党の閣僚経験者が谷垣総裁に電話でこう告げた。この議員も自由党出身で、当時の政治資金の不透明な処理が小沢氏や藤井氏の「弱点」であると推察した。予算編成を巡る小沢氏とのあつれきや健康不安だけが辞任の理由ではない、というわけだ。
自由党は2003年9月に解散し、民主党と合併した。自由党は解散当日、すでに党に支給されていた政党交付金を、党の政治資金団体だった「改革国民会議」に5億6096万円、所属国会議員の政治団体などに500万円ずつ計1億7500万円を寄付するなどして使い切った。
政党助成法は、解党時の残金について「総務相が返還を命ずることができる」と定めており、自由党の処理方法には「返還逃れ」との指摘がある。
自民党は18日召集の通常国会に、解党を決めた政党が他の政治団体に政党交付金を寄付することを禁じる政党助成法改正案を提出する構えだ。成立の見通しはなく、民主党、とりわけ小沢氏を揺さぶる狙いであるのは明らかだ。
改革国民会議は現在も一般の政治団体として存続しており、08年時点で10億円余りの資金を持つ。08年の政治資金収支報告書によると、小沢氏を支持する民主党の若手衆院議員グループ「一新会」に500万円を寄付するなど、小沢氏の政治活動を支えている。
西松建設の違法献金事件では、検察側は改革国民会議が献金の受け皿になったと追及している。自民党は「返還すべきだった政党交付金と違法献金が今も小沢氏のために使われているなら、決して終わった話とは言えない」(幹部)と主張している。
◆小沢氏が差配◆
自由党時代の政治資金問題はこれにとどまらない。
自由党の政治資金収支報告書は、藤井氏個人に02、03両年で計約16億円を支出したと記載しているが、「あまりに巨額で不自然だ」との指摘が出ている。自由党OBの一人は「資金の扱いは小沢氏が決めていた。藤井氏は幹事長として名義を貸しただけではないか」と見ている。
背景には、政党が政治家個人に渡した形を取れば、金額の制限もなく、使途報告書の提出なども求められないことがある。巨額の政治資金の実際の支出先は不透明になる。
政党の政治資金を議員個人に渡して「組織対策費」などとして記載する例は、民主、自民両党にもみられる。
民主党が「組織対策費」として特定の議員に資金を集中させるようになったのは、小沢氏が代表に就いた後の06年9月からだ。
民主党の政治資金収支報告書によると、06~08年の間、財務委員長と国会対策委員長を歴任した山岡賢次衆院議員に計17億310万円、山岡氏の後任の財務委員長である佐藤泰介参院議員に計5億3000万円が支出され、2人に計22億3310万円と集中している。このほか、輿石東参院議員会長に計4000万円、鉢呂吉雄選挙対策委員長(当時)にも計1500万円が支出されている。
自民党も、06年の収支報告書によると、幹事長を務めた武部勤、中川秀直両氏に対し、在任中にそれぞれ4億5300万円、2億3900万円を支出している。
(政治部 鈴木雄一、山田真也)
(2010年1月10日17時40分??読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100110-OYT1T00430.htm
小沢氏団体に15億円 旧自由党資金 藤井前財務相あて助成金装い
2010.1.15 01:30
民主党の小沢一郎幹事長が党首を務めていた自由党が平成14年、当時同党の幹事長だった藤井裕久前財務相個人に支出したとされる15億円余りの党資金が、実際には小沢氏の関連政治団体「改革フォーラム21」に流れていたことが14日、関係者への取材で分かった。この資金はすべて政党交付金(政党助成金)で、小沢氏は国から党に支給された公金を自身の支配下に置いていた格好だ。
関連政治団体の政治資金収支報告書にはこの記載がない。政治資金規正法違反(不記載)の上ではすでに時効(5年)となるが、小沢氏側の不透明な資金移動が改めて浮かんだ。
藤井氏はこの資金について周囲に「まったく知らない」と話しており、国会でも資金流出先が不明なことが問題となっていた。自由党をめぐる巨額の使途不明金の流出先が判明するのは初めて。
自由党の収支報告書や政党交付金に関する使途報告書によると、自由党は14年7月に9億7900万円、同年12月に5億4190万円の計15億2090万円を藤井氏あてに支出していた。これらはすべて政党交付金が原資だった。
いずれの支出も、名目は組織活動費の中の「組織対策費」。組織対策費は組織の拡充や強化を図るための経費で、領収書があれば個人にも支出できる。使途の説明は不要とされる。
政党交付金について定めた政党助成法は、解党時に総務相が政党交付金の残金を国に返還するよう命じることができると規定している。藤井氏あての巨額の交付金支出が、自由党と民主党の合併の動きが表面化する直前だったため、17年の国会で「返還逃れではないか」と問題視されていた。
関係者によると、支出の記載があった前後、小沢氏の関連政治団体「改革フォーラム21」の複数の口座に、藤井氏あてに支出された資金全額が分散して入金されていた。しかし、同フォーラムの政治資金収支報告書には14年以降、この資金の記載はない。
自由党は10年に設立、15年に解散している。
フォーラム21は東京都千代田区にある小沢氏の個人事務所と同じ所在地で、小沢氏が実質的に運営している。20年の収支報告書によると、約6億9千万円の資金を保有し、過去数年、資金の動きはほとんどない。
フォーラム21をめぐっては、小沢氏が代表幹事だった新生党(5年設立)が6年12月に解散する直前、党本部と支部に残っていた資金の大半に当たる約9億2千万円を移していたことが明らかになっている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100115/crm1001150131002-n1.htm
小沢氏、新生・自由党解党時残金22億円余を自分の運営する政治団体にー多額の公金含む
特捜部執念の捜査 「国民を欺いている点で悪質」
2010.1.16 00:28
民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は15日夜、小沢氏の元秘書で会計事務担当だった衆院議員の石川知裕容疑者(36)らの逮捕に踏み切った。昨年3月の公設第1秘書の逮捕以来、小沢氏側の不透明な資金について、執念の捜査を続けてきた特捜部。捜査の経緯や狙いを追った。
批判をバネに
特捜部が初めて小沢氏側の強制捜査に着手したのは西松建設の違法献金事件を立件した昨年3月。
その際、民主党側だけでなく、身内の検察OBからも「衆院選が近い時期になぜ着手するのか」「表のカネだけで逮捕するのか」などの批判が渦巻いた。
特捜部は“逆風”を受けながらも、その後もヤミ献金など小沢氏周辺の「裏のカネ」を探る捜査を継続。その過程で浮上したのが、小沢氏の資金管理団体「陸山会」が平成16年10月に購入した東京都世田谷区の土地をめぐる疑惑だった。
昨年7月には、国発注の胆(い)沢(さわ)ダムの下請け工事を受注した水谷建設元幹部らから、土地購入と同時期に5千万円を石川容疑者に渡したとの供述を得て、ダム工事を受注した各社の裏献金が土地代金の原資になった疑いがあるとの見方を強めていった。
逮捕か在宅か
購入原資の特定には当時、資金移動に直接関与していた石川容疑者の供述が焦点となり、昨年12月、特捜部は石川容疑者の任意聴取に踏み切った。
しかし、石川容疑者は「小沢先生のたんす預金」「記載を忘れていた」などと虚偽ともとれる供述を続け、今月13日に陸山会などが一斉捜索を受けた後の3回目の聴取でも、その対応は変わらなかった。
また、小沢事務所が土地代金の原資について、定期預金を担保にした融資で支払ったと虚偽の説明を報道機関に展開し、土地代金の原資を隠すための偽装工作が発覚。これに加え、小沢氏も5日の聴取要請を「忙しいから」などと無視し続けた。
この事態に、任意での捜査を慎重に進めるべきだとする上級庁に対し、特捜部は石川容疑者らの逮捕を強く迫った。検察内部では石川容疑者らの刑事処分をめぐって判断が分かれた。
だが、小沢氏の聴取拒否や石川容疑者の虚偽説明などが風向きを変えた。逮捕に慎重だった上級庁も「全容解明には石川容疑者らの逮捕が必要」と一致したのだ。ある検察幹部は「捜査に協力的ではない小沢氏側の対応で、検察内の雰囲気が変わった」と話す。
陸山会の不動産問題では「隠し資産を所有している」との週刊誌記事をめぐって、小沢氏が出版社を訴えたが、20年6月の高裁判決で「前提事実の重要部分は事実」として1審に続いて小沢氏の請求が棄却されている。
こうした経緯からも、ある幹部は「不動産問題がこれほど問題視されている中で、小沢氏側は一貫して融資で購入したと説明してきた。国民を欺き続けている点で悪質だ」としている。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100116/crm1001160029003-n1.htm