対馬の仏像、韓国で返還めぐる議論が再燃 「返還は駄目」VS「ほかの文化財を取り戻すためにも返還すべき

2013年09月30日 | 支那朝鮮関連
対馬の仏像、韓国で返還めぐる議論が再燃
「返還は駄目」VS「ほかの文化財を取り戻すためにも返還すべき」

 韓国の窃盗グループが昨年10月に長崎県対馬市の観音寺から盗み、韓国に持ち込んだ「観世音菩薩座像」(写真)について、日本への返還の是非をめぐる議論が再燃している。

 そのきっかけとなったのは、27日の劉震竜(ユ・ジンリョン)文化体育観光部(省に相当)長官の発言に対する日本メディアの報道だった。劉長官はこの日、韓日中文化相会合が行われた光州市で下村博文・文部科学相と会談したが、朝日新聞電子版など日本のメディアが「下村文部科学相が劉長官に観音寺の仏像の返還を要請し、劉長官は日本に返還すべきだとの見解を示した」などと報じたのだ。

 劉長官は28日、文化相会合の合意文署名式後に開かれた記者会見で、この問題について「まずは韓国の司法判断を待つべきだと述べた。『盗難・略奪による文化財は返還すべき』という国際規約を順守する必要があるとの原則を再確認しただけだ」と釈明した。

 劉長官の発言をめぐり、インターネット上では「そういうことは日本による植民地時代に日本が奪っていった文化財を取り戻してから言え」「親日派の長官なのでは」といった批判が噴出した。

 一方、この問題に慎重にアプローチすべきだとする意見も少なくない。姜友邦(カン・ウバン)一郷韓国美術史研究院長は「この仏像がかつて(忠清南道)瑞山の浮石寺にあったことは間違いないが、日本が略奪したのかそうでないのかはまだ判明していない。盗み出して韓国に持ち込んだ文化財であるため、ひとまず返した上であらためて韓国への返還運動を展開するのが正しいやり方だ」と指摘している。

 この仏像を日本に返さずにいることが、むしろほかの文化財の韓国返還を難しくするとの懸念もある。ある文化財専門家は「『韓国は盗んだ自国の文化財を返還しない国』という認識を国際社会が持つようになれば、反感ばかりが大きくなる」と指摘する。文化財庁が先ごろ兪銀恵(ユ・ウンヘ)議員(民主党)に提出した資料によると、現在海外には20カ国・579カ所に15万2915点の韓国文化財があり、このうち6万6824点が日本にあるという。

 観世音菩薩座像は1330年に韓国の浮石寺で制作され、対馬に渡ったとされている。浮石寺は倭寇(わこう)に略奪されたものだと主張し、日本に渡った経緯が分かるまで返還しないよう求める仮処分を申請、大田地裁が今年2月に認めた。現在は文化財庁の国立文化財研究所に保管されている。先ごろ、この仏像が「偽物」だとの主張が提起されたが、成分分析などの調査は行われていない。

 文化体育観光部はこの問題について、29日も誠意のない釈明と対応に終始し「重要かつデリケートな事案だという問題意識が欠けている」との批判を呼んだ。同部は「長官が(会談で)原則を再確認した」と発表しただけで、どういういきさつで日本のメディアが「返還」報道をするに至ったのかを積極的に明らかにせず、発言内容が「我田引水」的に公開されたことについて外交的対応を取るかどうかをめぐっても右往左往した。一方、劉長官は下村文部科学相との会談で、日本にある韓国文化財の返還問題には触れなかったという。

兪碩在(ユ・ソクチェ)記者

朝鮮日報/記事入力 : 2013/09/30 11:20
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/30/2013093001728.html

韓国窃盗ビジネスを追え 狙われる日本の「国宝」~ 日本から盗まれた文化財が、韓国で流通している
「日本に返すな」返還反対論が過熱…対馬の盗難仏像=韓国
【仏像盗難】「1体だけ日本に返還するべきだ」「日本にある他の多くの文化財を韓国に返還する運動にも良い影響」 韓国団体訴え
【韓国仏像窃盗】日本の市民団体「秀吉や日帝が多く略奪したが、反韓感情や日韓関係に鑑み今回は対馬に返還を」「日本国内の反韓感情を助長しかねない」




韓国、盗難仏像返還に前向き=中国と関係改善意思確認-下村文科相
27日、韓国・光州で、会談前に握手する下村博文文部科学相(左)と韓国の劉震竜文化体育観光相

 【光州(韓国南西部)時事】下村博文文部科学相は27日、日中韓文化相会合が行われる韓国・光州で、韓国の劉震竜文化体育観光相、中国の蔡武文化相とそれぞれ会談した。下村氏は、劉氏に対し、長崎県対馬市から盗まれて韓国にある仏像の返還を要請。劉氏は「当然返還すべきものだ」と前向きに対応する考えを示した。下村氏が記者団に説明した。
 2012年10月に対馬市で盗まれ、韓国に運び込まれた仏像をめぐっては、日本が返還を求めてきた。しかし、韓国で13年2月に返還を差し止める地裁の仮処分決定が出ており、返還は実現していない。
 一方、日中の閣僚級会談は12年9月以来で、安倍政権では初めて。両氏は、文化交流の促進などを通じて関係改善を目指すことで一致。蔡氏は「日中間で領土問題など政治的課題があり、首脳間の交流がスムーズにいっていない。政治的な停滞を改善してほしい」と強調した。下村氏は「第1次安倍内閣で、首相の最初の外遊先は中国で、大歓迎を受けた。その時と全く同じ姿勢で中国に対応しようとしている」と安倍政権の対中姿勢に理解を求めた。 
 また、日韓の会談で劉氏は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に日韓共同で申請することを提案。下村氏は「専門家の議論を経てまとまれば、対応する準備はある」と応じた。朝鮮通信使などを念頭に置いたものとみられる。
 この他、下村氏が韓国の地上波テレビでこれまで放映されていない日本のドラマの放映を求めた。劉氏は「現在は法規制はなく、ニーズと要望があれば可能だ」と述べた。(2013/09/27-20:34)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013092701007

朝鮮通信使関連文化財「15年めどに世界記憶遺産に」…韓・日の市民団体が共同で呼びかけ
朝鮮通信使の世界遺産登録目指す~釜山文化財団「日本と共同で取り組めば登録される可能性高い」
また韓国が妨害工作 今度は世界文化遺産 「軍艦島」などの推薦撤回を要求

    

「日本にあるべき」韓国、仏像返還に前向き
< 2013年9月28日 12:24 >
 
 去年、長崎県対馬市で盗まれ、韓国で見つかった仏像について、韓国の文化体育観光相が「日本にあるべき」と述べ、日本への返還に前向きな考えを示した。

 これは27日、下村文科相が韓国の劉震竜文化体育観光相との会談後、記者団に明らかにしたもの。会談で下村文科相は仏像が早期に日本に返還されるよう協力を要請し、これに対し劉文化体育観光相は「仏像は日本にあるべきものだ」と述べたという。韓国政府が仏像の返還に前向きな考えを示したのは初めて。

 去年、対馬市で盗まれ韓国に運び込まれたこの仏像をめぐっては、韓国の寺がもともと所有していたと主張し、韓国の裁判所が返還を差し止める仮処分を決定。この決定を受け、韓国の文化財庁は審理が続いている窃盗グループの刑事裁判の結果を待って仏像の取り扱いを検討するとしていた。

http://www.news24.jp/articles/2013/09/28/10237150.html

    

盗難の仏像、当然日本に返還すべき…韓国文化相

 【光州(韓国南西部)=中川孝之】下村文部科学相は27日訪韓し、光州で韓国の劉震龍文化体育観光相と会談した。

 会談後、下村氏は記者団に対し、長崎県対馬市の寺社で昨年、韓国人窃盗団に盗まれた仏像2体について、劉氏が「当然、日本に返還すべきだ。韓国政府としてきちんと対応したい」と述べたことを明らかにした。下村氏が返還を求めたのに応じたといい、韓国政府高官による、返還に前向きな発言は初めて。

 これらの仏像は今年1月に韓国で見つかったが、本来の所有者だと主張する韓国の寺が「14世紀に日本に略奪された」と主張。韓国の裁判所が2月、日本への返還を当面差し止める仮処分を決定した。

 韓国政府はこれまで、同決定や、窃盗団の刑事裁判が進行中であることなどを理由に「どのように解決すべきか、内部検討している」と述べるにとどめていた。

(2013年9月28日07時10分  読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130927-OYT1T01147.htm?from=ylist

    

仏像返還、改めて強調=国際規範を順守-韓国文化相

 【光州(韓国南西部)時事】韓国の劉震竜文化体育観光相は28日午前、光州で開かれた日中韓文化相会合後の記者会見で、27日の下村博文文部科学相との会談で長崎県対馬市で盗まれ韓国に持ち込まれた仏像返還に前向きな発言をしたことに関し、「文化財に関する国際規約は、盗難や略奪によるものは返還すべきだとなっている。合理的、理性的に順守しなければならない」と述べ、返還に取り組む考えを改めて強調した。
 ただ、劉氏は、窃盗犯の裁判などが進行中であることを踏まえ「司法当局の判断を待っている状態だ」とも述べた。(2013/09/28-11:54)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013092800155

    

仏像返還「司法を尊重」 韓国閣僚、国際規約も強調
2013.9.28 13:14

 韓国の劉震龍文化体育観光相は28日、長崎県対馬市から盗まれた仏像2体の返還問題をめぐり、日本側が正当に取得したことが訴訟で確定するまで返還を差し止めた司法判断を「まずは尊重すべきだ」としつつ、「盗難や略奪の場合、返還するのが国際ルールの基本原則だ」と述べ、前向きに対応する考えをあらためて示した。

 韓国・光州で開かれた日中韓文化相会合後の記者会見で述べた。

 劉氏は27日に下村博文文部科学相と会談した際、仏像は「返還するべきものだ」として返還に向けきちんと対応する考えを伝えていた。だが一部の韓国メディアから、司法判断が出る前に返還の意思を示したのは不適切だとの批判が出ていた。(共同)

http://sankei.jp.msn.com/world/news/130928/kor13092813170004-n1.htm

    

韓国文化相の仏像返還発言、韓国国内で波紋広げる
韓フルタイム2013年09月29日23時30分
韓国文化相の仏像返還発言、韓国国内で波紋広げる

2012年、長崎県対馬市から盗まれた仏像について、韓国の劉震龍文化体育観光相が27日、下村博文文部科学相との会談で返還に前向きな発言をしたと、日本メディアが報じた。

この報道は韓国国内で大きな波紋を広げ、一部の韓国メディアは「不適節な発言」などと批判。28日、劉氏は記者会見で、「(日本が正当に取得したことが証明されるまでは返還を差し止めた)司法の判断を尊重すべき」だとし、「盗難や略奪の場合、返還するのが国際ルールの基本原則だ」との考えをあらためて説明したが、各界から批判が相次いでいる。

韓国文化遺産政策研究所のファン・ピョンウ所長は、「外交的に見ても間違いであり、国際法も知らずに話している」とし、会談は文化財返還について韓国の見解を堂々と主張できる良いチャンスだったのに劉氏は活用できなかったと批判した。

韓国仏教界も強く非難した。「瑞山浮石寺金銅観世音菩薩座像を取り戻す奉安委員会」の共同代表ドシン僧侶は、劉氏の発言は「遺憾であり憂慮すべきことだ」とし、文化体育観光相として不適節だと批判した。奉安委員会として今回の問題に対する声明を発表するつもりだという。

劉氏の発言は国会でも問題視された。最大野党・民主党のユ・ウネ議員は、「劉長官は政治・外交的に波紋を広げるような発言は自制すべきだ」と批判した。与党・セヌリ党のイ・ミョンス議員は「外国にある韓国文化財を返還するという全体的な枠で見た時、劉長官はそのような機会を逃した」と指摘。「文化財返還は歴史を正しく戻すという観点で扱うべきであり、(今回の発言は)国会東北アジア歴史歪曲特別委員会や国政監査でも問題になるだろう」との見方を示した。

http://news.livedoor.com/article/detail/8111261/

    

【取材日記】韓日文化交流の足かせとなる日本の強引なやり方
2013年09月30日09時22分

 27日夜、一瞬理解できない東京特派員の記事が編集局に飛び込んできた。この日の午後、光州(クァンジュ)広域市で開かれた韓日文化相の会談で、韓国の劉震竜(ユ・ジンリョン)文化体育観光部長官が「浮石寺(プソクサ)の観世音菩薩坐像を日本に返還する」と明らかにしたという内容だった。1330年に忠清南道瑞山(チュンチョンナムド・ソサン)の浮石寺でつくられたが、日本に渡った後長崎県のある寺院に祭られていて昨年10月、韓国の窃盗犯によって故郷の地に戻った仏像のことだ。

 劉長官が日本のカウンターパートである下村博文・文部科学相に会ってそのような話をしたということだ。NHKなど日本の代表的な放送会社はもちろん、もう少し落ち着くべき新聞社までが前後の合わない記事報道に加勢した形だった。記事では明らかにせず、特派員が別に伝えてきた日本国内の状況はさらに悪い。一部の放送会社は専門家を動員して「経済沈滞に陥った韓国が、日本人観光客を引き込むために仏像に前向きな姿勢を取ったようだ」という分析を出しているという。

 劉長官が報道内容のとおりに発言したとすれば、彼は長官としては落第点だ。日本が略奪した約8万点の韓国の宝物、仏像の日本への流出経路を確認するまでは日本に返還できないと判断した韓国の司法府や韓日関係の特殊性などを勘案すればそのような発言はできない。少なくとも常識的な政治感覚を持つ長官ならば。

 問題の報道はどのようにして出てくることになったのか。予想から大きく外れてはいなかった。文化体育観光部の説明によれば“極右政治家”の下村氏と刺激的なイシューを探している日本メディアの合同作品である可能性が大きい。当初、仏像は公式議題ではなかったという。下村氏はあえて両国政府が出る必要のない“些細な”案件を取り上げ、それとなく仏像の話を出したという。予想できない発言に対する劉長官の返事は「盗難・略奪文化財は返還が基本という国際規約があるので、それに沿わなければならない」という話だったという。これが「仏像返還」に化けたのだ。日本で仏像が違法盗品類ならば、日本にある8万点は略奪された韓国の宝物だ。それにともなうバランス感覚を念頭に置いた発言であったという説明だ。

 下村氏は2007年「(韓国人)慰安婦がいたことは事実だが、両親が娘を売ったことがあっただけで日本軍が関与したのではない」と主張したことがある。今回の騒動で彼は、日本国内の少数極右勢力の点数を獲得したのかどうか分からない。

 だが中国を含む韓中日の文化相会談が目指す3国間の文化交流拡大に悪影響を及ぼすようで心配だ。文化交流は相手に対する尊重、誠実さが優先されるべきだからだ。

  シン・ジュンボン文化スポーツ部門記者

http://japanese.joins.com/article/609/176609.html

    

韓国文化省、仏像返還発言を否定 日本への抗議準備=韓国報道
2013/09/30(月) 11:46 

  長崎県対馬市の寺から仏像2体が盗まれ、韓国が返還に応じない問題で、劉震竜(ユ・ジンリョン)文化体育観光相の返還をめぐる発言が韓国で波紋を広げている。韓国文化体育観光省は、「返還の意思を示した」と伝えた日本の報道を否定し、非公開の会談内容を無断で公開したとして日本政府に抗議する方針という。複数の韓国メディアが報じた。

  劉氏は27日、韓国・光州で開かれた日中韓文化省会合で下村博文文部科学相と会談した。日本のメディア各社は会談後、下村氏の返還要請に劉氏が前向きな発言をしたとし、28日の記者会見でも改めて返還に取り組む姿勢を示したと伝えた。

  しかし、韓国メディアは30日までに、日本の報道を否定する韓国文化体育観光省の見解を伝えた。報道によると、日本から仏像の返還を求められた際、劉氏は「司法当局の判断を待っている。国際ルールが順守されるべきだ」と発言したが、日本側がこれを恣意的に解釈し、日本メディアもわい曲して伝えたという。また、仏像の話題は会談の正式な議題ではなく歓談で出たもので、日本による一方的な公開は「欠礼にあたる」と主張した。

  同省は、準備が整い次第、日本政府に抗議する方針で、日本のメディアにも報道を自粛するよう求めるという。(編集担当:新川悠)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0930&f=national_0930_026.shtml

    

韓国「盗難仏像」日本返還は見送り 「前向き発言」閣僚、「親日派」と袋叩き
2013/9/30 19:27

 対馬・観音寺から盗難された仏像について、「返還」に前向きな発言をした韓国閣僚が、国内で「親日派(売国奴)」などと集中砲火を浴びている。日本国内では「ついに返還か」と大きく報じられたが、とてもそんな空気ではない。

「劉文化相よ、あなたはいったいどの国の人間か」
「日本の無礼に対し生ぬるい対応、屈辱的とさえいえる」

「当然返還すべき」と話したはずが…

 韓国メディアには、こうした激しい「論難」(韓国語で「批判」)の言葉が大量に書き連ねられている。

 2013年9月27日、韓国の龍震竜文化体育観光相は、日中韓文化大臣会合のため訪韓した下村博文文部科学相と会談した。この席で劉文化相が対馬仏像問題について、

「当然返還すべきものである」
「韓国政府としては返還に向けた対応についてきちっとしていきたい」

という意向を述べたと、下村文科相が明らかにしている。

 問題の仏像は2012年、長崎県対馬の観音寺から韓国人窃盗犯によって日本から持ち去られ、「かつて日本に略奪されたもの」とし、大田地裁が「日本に渡った経緯が明らかになるまで」返還を差し止める仮処分を2月に下し、今なお韓国に留められたままだ。

 窃盗犯らの裁判などがまだ続いていることなどを理由に、韓国政府はこれまで明確な態度を示してこなかった。劉文化相の発言は政府関係者として初めての「返還」への言及で、日本国内では、「韓国 仏像返還に向け対応する考え」(NHK)、「韓国、盗難仏像返還に前向き」(時事通信)などと事態打開への期待が高まった。

ネット上でも、「辞表を出せ」「お前は日本の大臣か」

 しかしこの発言にはたちまち韓国内から批判が殺到、政界からも、

「世界には15万点、日本には6万点以上も我が国の文化財があるが、その返還は遅々として進んでいないのが現状だ。(仏像を返還すべきだという)劉文化相は発言を慎まねばならない」(野党・民主党の兪銀恵議員)
「国会や国政監査などでも劉文化相の発言は問題になるだろう」(与党・セヌリ党の李明洙議員)

と激しい批判に晒された。ネット上でも、「辞表を出せ」「仏像は正当に取り戻したものだ」「お前は日本の大臣か」などと袋叩き状態だ。

 翌28日の会見はこの発言に質問が集中、劉文化相は、

「仏像の返還については、司法当局の判断を尊重すべき。国際規約は、盗難や略奪による文化財は返還すべきというのが原則。我が政府は規範に従い、理性的に行動する」

と返答した。日本では「返還に取り組む考えを改めて強調」(時事)と報じられたが、韓国では「あくまで原則論を話しただけ」という「火消し」発言として受け止められている。いずれにせよ、「真っ当な」発言をしたはずの劉文化相への攻撃は止む様子を見せない。

 さらに韓国側の矛先は、「発言を捏造・拡大解釈して問題を大きくした無礼な日本」にも及び、「韓日文化交流の足かせとなる日本の強引なやり方」(中央日報)、「会談相手の下村文科相は代表的な右翼政治家」(釜山日報)などと盛んに書き立てられる。

保守系大手紙は理性的な対応促す

 韓国側が返還拒否の根拠としているのは、「日本は仏像を盗んだというが、それ以上に我が国の文化財を大量に略奪してきたではないか。『返せ』というなら、まずはそちらから返すのが筋だ」という主張だ。ただ、さすがに分が悪いとわかっているのか、保守系の大手紙はそろって社説で、

「今必要なのは、どうすれば日本各地に存在する韓国の文化財を取り戻せるかという戦略的な思考だ。文化財の返還を実現するには、まずは私たちが国際社会の常識と慣例に従う姿を示す必要がある」(朝鮮日報)
「くやしいがこの(国際的)原則を適用する場合、浮石寺の仏像は不法搬出と見なされ日本に返すのが正しい」(中央日報)

とひとまず仏像は返した上で、他の文化財の返還要求をすべきとの見解を示している。

http://www.j-cast.com/2013/09/30185049.html?p=all

「盗んだものは返すべきです」という考えが袋叩きにされる国
http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11623372544.html
【韓国】東亜日報文化部次長 日本は優れた国との趣旨で社説を掲載、韓国で袋叩きに…
【韓国】95歳男「日本統治よかった」発言で殴り殺される 韓国ネットでは「死んで当然」「正義の審判だ」




理性的 打算的な対応を示し始めた韓国メディア 】

【社説】浮石寺の仏像返還、理性的に対処せねば=韓国
2013年09月29日13時24分

 日本から密搬入された浮石寺(プソクサ)の仏像に関連した劉震竜(ユ・ジンリョン)文化体育観光部長官の発言が議論を起こしている。27日に日本の下村博文文部科学相と会った劉長官が「浮石寺の観世音菩薩坐像を日本に返還する」と明らかにしたというのが日本のメディアが伝える内容だ。このような報道に怨み声があふれた。「文化体育観光部長官が倭寇に略奪された文化財をどうして返すというのか」という批判論が優勢だ。波紋が大きくなると劉長官は28日に発言の真意が歪曲されたと釈明した。「合理的で理性的に国際規約を順守しなければならないという点を再確認したもの」という説明だった。

 問題の仏像は1330年ごろに作られ浮石寺に安置され、対馬の観音寺に移されていたものだった。流出経路ははっきりしないが、1370年ごろこの地域に出没した倭寇が強奪して行ったものと推定される。この仏像を昨年10月に韓国人窃盗犯が盗み出した後、韓国に搬入して発覚した。

 日本側はすぐに返還するよう騒いでいる。韓国ではもともと韓国所有だったものをなぜ返すのかとの反発が強い。2月に大田(テジョン)地裁は、「日本が正当に持ち出したという証拠がない限り返してはならない」とし、仏像返還を防いでほしいという浮石寺の仮処分申し立てを認めた。こうした状況で日本メディアの報道通りに劉長官が性急に仏像返還を約束したとすればこれは間違いだ。韓国の司法の判断を長官が予断するものではないか。

 しかしいくら流出文化財でもこうした形で還収するのが正しいのかは落ち着いて考えなければならない。略奪されたものだから窃盗行為の盗品として戻ってきてもいいという考え方はグローバルな視点から見て潔くも穏当でもない。文化財返還と関連しては1970年にユネスコで決議された「文化財不法搬出入と所有権譲渡禁止と予防に関する協約」が最も代表的な国際条約だ。この条約は所在国の公式許可なく文化財を持ち出せば不法搬出と規定している。問題はこの協約が遡及適用を禁じているというところにある。くやしいがこの原則を適用する場合、浮石寺の仏像は不法搬出と見なされ日本に返すのが正しい。留意すべき点は、仏像返還時に強奪文化財を還収する契機になれるという点だ。そうするためには国際規範により対応することが必須だ。日本の良心にも訴える契機を作ることができる。

 国立文化財研究所によると現在海外流出文化財は15万点に達する。このうち6万6000点余りが日本にあるという。日本も強奪した韓国の文化財を最初から戻さないというのではない。2010年に朝鮮王室儀軌をはじめとする1200点を返還したことがある。韓国の文化財返還を本格化する状況で仏像1点点にあまりに執着するのは望ましくない。時間がかかっても理性的で合法的な方式に従うのが潔く正しく返還される道だ。短い実利と長い国益の間の選択だ。(中央SUNDAY第342号)

http://japanese.joins.com/article/599/176599.html



【社説】対馬の仏像問題、戦略的思考で対応を

 日本のメディアは27日、韓国文化体育観光部(省に相当)の劉震竜(ユ・ジンリョン)長官が同日に下村博文・文部科学相と行った会談で、韓国の窃盗グループが長崎県対馬市で盗んだ「観世音菩薩座像」について「日本に返還すべきだ」との見解を示したと報じた。この仏像は14世紀に忠清南道・瑞山の浮石寺に奉安されたもので、昨年10月に窃盗グループが対馬の観音寺から盗み、韓国に持ち込んだ。浮石寺は倭寇(わこう)に略奪されたものだと主張し、日本に渡った経緯が分かるまで返還しないよう求める仮処分を申請、大田地裁が今年2月に認めた。

 こうした状況の中、日本の報道を受け「文化体育観光部長官がどうして略奪された文化財を返還するなどと言えるのか」という批判が巻き起こっている。劉長官は「(盗難・略奪による文化財は返還すべきとの)国際規約に従うべきだという原則的な一般論を述べただけ」と釈明したが、議論は依然収まっていない。

 海外に持ち出された韓国の文化財約15万点のうち、44%に当たる6万6000点余りが日本にあるという。日本の民間の博物館には、世に知られていない国宝級の絵画や陶磁器が数え切れないほどたくさん所蔵されている。数多くの文化財が奪われ、盗掘されて日本に持ち出されたことを考えると、仏像を日本に返したくないと思うのも無理はない。

 だが、今必要なのは、どうすれば日本各地に存在する韓国の文化財を取り戻せるかという戦略的な思考だ。文化財の返還を実現するには、まずは私たちが国際社会の常識と慣例に従う姿を示す必要がある。米国は、6・25戦争(朝鮮戦争)の際に米兵が盗んだことが判明した文定王后の御宝(王室の印章)と旧韓末(朝鮮王朝時代末期から大韓帝国までの時期)の貨幣の印刷用原版を韓国に返還したか、または返還する予定だ。このように、強奪されたことが明らかな文化財は返還するというムードが国際社会に広がっている。仏像の問題もこうした国際的な流れを促進するという観点に立ち、得失を考え適切に対応する必要がある。

朝鮮日報/記事入力 : 2013/09/30 11:17
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/09/30/2013093001720.html




韓国メディア、仏像で内紛! 「悔しいが返せ」の社説に反する記者コラムも…
2013.10.08

 韓国世論が、長崎県・対馬から盗まれ、国内に持ち込まれた仏像をめぐって分裂している。裁判所は返還を差し止める判断を下したが、朴槿恵(パク・クネ)政権の閣僚は日本に返還する意向を示し、一部韓国メディアも同調しているのだ。国際法上、返還は至極当然の話だが、反日妄執にとらわれた韓国世論は反対論が優勢といえる。返還論者を袋だたきにするなど“内ゲバ”の様相を呈してきた。

 「27日夜、一瞬理解できない東京特派員の記事が編集局に飛び込んできた」

 韓国紙・中央日報(日本語電子版)は先月30日、こんな書き出しで始まる記者コラムを掲載した。

 「理解できない記事」とは、韓国の劉震龍(ユ・ジンリョン)文化体育観光相に関するニュース。劉氏は、韓国・光州で行った下村博文文科相との会談で、問題の仏像について「当然返還すべきものだ」と発言したのだ。

 記者コラムでは「報道内容のとおりに発言したとすれば、彼は長官(=大臣)としては落第点だ」と一刀両断。劉氏の発言を「“極右政治家”の下村氏と刺激的なイシューを探している日本メディアの合同作品」とする、文化体育観光省の“珍説”まで紹介した。

 ところが、これは中央日報の統一見解ではなさそうだ。何と、同月29日の同紙社説では「悔しいが、仏像は不法搬出と見なされ、日本に返すのが正しい」として、正反対の主張を展開していた。記者コラムは社説に真っ向から異を唱える“下克上コラム”といえる。

 1965年に締結した日韓請求権協定では「財産、権利などの請求権は完全かつ最終的に解決された」と明記している。盗まれた仏像を返還しないことはユネスコ文化財不法輸出等禁止条約の明白な違反にもなる。

 朝鮮日報も先月30日付の社説で「ひとまず返したうえで、改めて韓国への返還運動を展開するのが正しいやり方」と呼びかけており、韓国世論も返還に傾くかと思いきや、そうではない。

 筑波大学大学院の古田博司教授は「韓国には『法治国家になるべきだ』という人と、『法治国家じゃなくてもいい』と思う人の2種類いる。だが、歴史を重んじる尚古(しょうこ)主義に傾くあまり、国際法などなかった昔までさかのぼってしまう」と解説する。

 確かに、韓国のネット上では「そういうことは日本による植民地時代に日本が奪っていった文化財を取り戻してから言え」「劉文化相よ、あなたはいったいどの国の人間か」などと、国際法無視の返還反対論が支配的となっている。

 こうした世論を受けて、最大野党である民主党だけでなく、政権与党のセヌリ党からも劉氏の発言を問題視する発言が噴出している。日本政府内でも「(劉氏の)発言を聞いた瞬間、『辞任せざるを得なくなるのではないか…』と思った」と心配する声すら上がった。

 結局、劉氏は「国際規約は、盗難や略奪による文化財は返還すべきと言うのが原則」としながらも、「韓国では関連の司法判断を待っている状況だ。まずは司法の判断を尊重すべきだ」などと釈明に追われた。

 ちなみに、肝心の韓国司法は、韓国中部の大田(テジョン)地裁が今年2月、盗まれた仏像2体のうち1体について、日本への返還を当分差し止める仮処分決定を出しただけでなく、条約や協定で解決済みの対日個人請求権を認めるトンデモ判決が続出している。

 本紙で『新・悪韓論』を連載するジャーナリストの室谷克実氏は「国際規約にのっとった判断が韓国で行われる可能性は低い。仮に返還が決まっても要警戒だ」といい、こう指摘する。

 「日本から見たら返還は当たり前だが、韓国は『特別なことを日本にしてやった』という態度に出るに違いない。返還する代わりに、日本にある朝鮮半島由来の文化財を返せと言ってくるだろう」

 文化財返還をめぐっては、民主党政権が行った李氏朝鮮時代の儀典書「朝鮮王朝儀軌」の引き渡しが、かえって対日文化財返還要求の過激化を招いたことは記憶に新しい。

 日本としては、負の反日連鎖を断ち切るためにも、決然たる態度で仏像返還を求め、「見返り」の文化財返還も拒絶する覚悟が必要だ。

 ■対馬・仏像返還問題 長崎県対馬市の観音寺などで昨年10月上旬に本堂から仏像が盗まれ、韓国・大田地方警察庁が今年1月29日、窃盗グループ首謀者の男を立件し、仏像の回収を発表した。日本政府は返還を求めたのに対し、韓国・瑞山市の浮石寺や仏教界が「(仏像は)倭寇に略奪された」などと訴え、大田地裁は当面返還を差し止める仮処分を出した。

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131008/frn1310081810006-n1.htm

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<丶`∀´> 日本にあるものは全部盗難品ニダ、ウェーハッハ

【日韓】東京国立博物館が朝鮮王室の武具など展示、韓国国会議員らが盗難品と推定[10/01]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1380612625/

東京国立博物館が朝鮮王室の武具など展示 盗難品と推定
2013/10/01 15:41

【東京聯合ニュース】東京国立博物館が盗難品と推定される朝鮮王室の武具などを展示しており波紋を呼んでいる。

 同博物館で1日から始まった展示会「朝鮮時代の美術」では、朝鮮王朝第26代王の高宗が使ったとされる甲冑(かっちゅう)をはじめ朝鮮王室の文化財が多数含まれた。

 博物館側は、会場に展示されているかぶとやよろいが19世紀の朝鮮時代のもので、小倉コレクション保存会から寄贈を受けたと説明するにとどまり、朝鮮王室の遺物という事実を明らかにしていない。

 同コレクションは朝鮮が日本の植民地だった時代に南鮮合同電気の社長などを務めた日本人事業家、小倉武之助氏(1870~1964)が1910~1950年代に朝鮮半島全域で収集した文化財の一部。小倉氏の死去後、子息が1982年に同博物館に寄贈した。小倉氏は盗掘など不法な方法で文化財を収集した人物として知られる。

 海外に持ち出された韓国文化財の返還運動を展開する市民団体代表を務める僧侶の慧門(ヘムン)さんは同日、博物館を訪問した。かぶととよろいについて「朝鮮王室のものだという博物館の確認を受けた。年代などから高宗が使っていたものに間違いない」と述べた。その根拠として、かぶとに最高の地位を示す白翡翠(ひすい)の装飾があること、爪が5本の龍が刻まれていることなどを挙げた。

 会場には高宗の妃、明成皇后を殺害した日本の刺客が持ち出したとされる膳が「風穴盤」という名称で紹介されているほか、官服や冠なども展示されている。

 20点の展示品のうち10点が小倉コレクション保存会から寄贈を受けたもので、盗難品を展示しているとの声が出ている。

 慧門さんは「個人が所蔵できない王室の物品の寄贈を受けたということは、博物館側が盗難品であることを承知で寄贈を受け入れた可能性がある」と指摘した。

 この日博物館を訪問した韓国の安敏錫(アン・ミンソク)国会議員は、寄贈を受けた展示品がどのような経緯で日本に渡ったかを博物館側が調査し明らかにするよう促す国会決議案の採択を推進するとの考えを示した。



「朝鮮時代の美術」に展示されているかぶと。高宗が使ったものとみられる=1日、東京(聯合ニュース)

http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2013/10/01/0200000000AJP20131001001900882.HTML



東京国立博物館の「朝鮮時代の美術」、展示物は盗難品か

 東京国立博物館は1日、「朝鮮時代の美術」と題する企画展示会で、朝鮮の国王が使用していたと推定されるよろいやかぶとを初めて公開した。高宗の官服(「ドンダリ」と呼ばれる上着)や翼善冠など約20点の遺物が公開された。これらの展示物の一部は盗難品の可能性があり、韓国の市民団体が文化財返還を求めている。

 遺物の保存状態はほぼ完全だ。遺物のうち約10点は、東京国立博物館が「小倉コレクション」から寄贈を受け、公開せずに保管してきたもの。小倉武之助氏(1870-1964)は戦前、植民地だった朝鮮の文化財を大量に収集した。小倉氏の死去後、82年に同氏の息子が文化財1040点を東京国立博物館に寄贈した。

 1日の展示物の中には、木で作って漆を塗った「風穴盤」という食膳もあった。東京にある「高麗博物館」の李素玲(イ・ソリョン)理事によると、小倉コレクションの図録には、この食膳について「1895年の乙未事変(朝鮮王妃殺害事件)で明成皇后(閔妃)を暗殺した刺客が部屋から持ち出したもの」と記載されているという。

 1日に東京国立博物館を訪れた市民団体「文化財を元の場所に」代表の慧門(ヘムン)僧侶は「展示されたかぶとには、王を象徴する5本指の竜が刻まれており、またかぶとの両側に翼が付いている点や制作年代などを考慮すると、高宗のよろい・かぶとだとみられる」と語った。盗難品との非難が起きたからか、展示案内には王室関連の品だとの説明はなかった。

 慧門僧侶は「植民地時代も朝鮮王室の物品は宮内省(当時)が管理していたため、日本国内で流通することはあり得ない。小倉武之助氏が違法なルートを経由してかぶとなどを入手したことは確実とみられる」と語り、さらに「東京国立博物館が、盗難品だという事情を知りながら寄贈を受けたのなら、韓国に返還すべき」と要求した。国際博物館会議の規約は、盗難品の寄贈を受けたり購入したりしてはならないと定めている。

 東京国立博物館が今回遺物を公開したのも、慧門僧侶などが小倉コレクションの図録に基づき関連遺物の存在を確認した後、粘り強く公開を要求し続けたからだ。

東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員

朝鮮日報/記事入力 : 2013/10/02 09:42
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/02/2013100200875.html



東京国立博物館の朝鮮王室遺物は盗品と推定、韓国に返すべき=韓国
2013/10/02(水) 14:12 

 東京国立博物館が1日から企画展「朝鮮時代の美術」を開催しているが、朝鮮時代の高宗が使っていたと思われる鎧(よろい)や兜(かぶと)など王室の遺物が公開されており、これらが盗難品ではないかとして韓国国内で物議を醸している。複数の韓国メディアが報じた。

 東京国立博物館の東洋館は、アジア各地域の美術や歴史が集まっており、朝鮮半島の遺物も多数展示されている。

 韓国メディアによると、博物館側はこれらが朝鮮王室の遺物であることは明示せず、19世紀の朝鮮の品であり 「小倉コレクション」から寄贈されたという案内文をつけて公開しているという。

 また今回の企画展では「小倉コレクション」から1982年に寄贈された124点が展示され、このうち5点が朝鮮王室の遺物として確認されたと指摘。

 日本人の事業家である小倉武之助氏は、日本統治時代に朝鮮から多数の文化財を収集した。死亡した後は、彼の息子が文化財1040点を東京国立博物館に寄贈した。小倉氏は盗掘など不法な方法で収集した人物として知られていると解説。

 韓国メディアは、国際博物館会議(ICOM)の規約では、盗難品などを寄贈されたり、購入したりしないと定めており、東京博物館側が盗難品ではないという証明をしていない場合、所有国である韓国に返す必要があると強調した。(編集担当:李信恵・山口幸治)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1002&f=national_1002_038.shtml



朝鮮王朝時代の国立博物館展示品 韓国メディアが「盗難品」と指摘
2013/10/ 2 19:20

 東京国立博物館(東京都台東区)で始まった朝鮮王朝時代をテーマにした展示をめぐり、韓国メディアが「盗難品と推定される」と相次いで指摘し、波紋が広がっている。展示されている文化財のうち、半分が民間のコレクションから寄贈を受けたものだ。

 韓国の一部国会議員は、このコレクションがどのような経緯で日本に渡ったか解明を求める国会決議の採択を働きかけたい考えだ。

1980年代に日本政府に寄贈される

 韓国側が問題視しているのは、2013年10月1日に博物館の「東洋館」で展示が始まった「朝鮮時代の美術」。博物館のウェブサイト上には、

「朝鮮王朝時代の両班階級の人々の生活文化を紹介します。文人の書斎、応接間である舎廊房を再現する家具や文房具、文人の衣裳の展示のほか、朝鮮王室(1897年以降、韓国皇室)に関連すると思われる甲冑や印、国書を収めた朱漆の箱を展示します」

と説明されている。展示されている20点のうち10点に「小倉コレクション保存会寄贈」とある。

 この「小倉コレクション」は日本の植民地統治時代に「南鮮合同電気」の社長などを務めた小倉武之助氏(1870~1964)が朝鮮半島全域で収集したもので、死後の80年代になって「財団法人小倉コレクション保存会」が約1000点を日本政府に寄贈し、国立博物館が所蔵することになった。今回の展示では、そのほんの一部が公開されたという訳だ。

市民団体は博物館には接触していない

 10月1日、韓国文化財の返還運動を展開する市民団体の代表が博物館を訪問。展示されている小倉コレクションには、朝鮮王朝第26代王の高宗(コジョン)が使ったとされる甲冑が含まれているというのが市民団体側の主張で、聯合ニュースによると、市民団体の代表は、

「かぶととよろいについて『朝鮮王室のものだという博物館の確認を受けた。年代などから高宗が使っていたものに間違いない』」

と述べ、展示品が盗難品だとみている。さらに、同行した韓国の国会議員は、コレクションの入手経路を明らかにするように求める国会決議の採択を進める考えを明らかにしている。

 だが、博物館の総務部では、

「一団が来館したことは承知しているが、接触していない」

 と、韓国側の報道には事実誤認があるとみている。博物館の説明によると、一団は特に展示品に関する説明を求めたり、「韓国に返すべきだ」といった抗議や要求をした訳でもないようだ。

 また、盗難品が含まれている可能性については、博物館側は、

「小倉コレクションがどのように入手されたかについては承知しておらず、質問にはお答えできない」

と述べるにとどまった。

日韓基本条約締結時には引き渡し対象から外れる

 小倉コレクションをめぐる日韓の綱引きには、長い歴史がある。1965年に結ばれた日韓基本条約をめぐる交渉で、韓国側は朝鮮半島から日本に渡った文化財の返還を要求。条約締結後、日本政府は「日本にある韓国由来の文化財を韓国に返還する義務はない」という立場を取る一方、「日韓間の友好関係の増進を考慮」した結果として韓国由来の国有文化財1321点を韓国側に「贈与」している。ただし、小倉コレクションに関しては、民間が所有していることを理由に引き渡しの対象から外れていた。

 国会でも論点になったことがある。07年4月の衆院文部科学委員会では、共産党の石井郁子衆院議員(当時)が、小倉コレクションを含む韓国由来の文化財の返還を主張した。伊吹文明文科相(同)の答弁では、

「韓国あるいは韓半島由来の文化財がどういう形で日本に来ているかということについては、正常な商取引によって来ているものもあれば、あるいは、日本として韓国に対し贖罪的な意識を持たねばならないような形で日本に来たものもあるかもわかりません、それは」

と盗難品が含まれている可能性を示唆している。ただし、返還については、

「法律上は、国際法上の決着はついているという問題」
「少しそれ(法的問題と道義的問題)を先生、余り混同してやってしまうと、国と国との関係はかえって情緒的になるんじゃないでしょうか」

と否定的だった。

http://www.j-cast.com/2013/10/02185297.html?p=all

日韓併合100年:「総督府が持ち出したものは全て返還対象」/韓国側、文化財4千点余りの返還要求
【日韓】朝鮮王室の武具など 東京国立博物館が所蔵認める…韓国市民団体、本格的な返還運動へ

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