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アキノノゲシ(秋の野罌栗)

2007-10-02 | 平成草木図説
キク科アキノノゲシ属の「アキノノゲシ」は昭和初期に台湾から渡来したといわれる1~2年草。生命力が強く、日本全国のあらゆる所に生えていますが、田畑の土手や空き地など日当りのよい場所を好むとのことです。大きいものは草丈が2メートルにもなりますが、写真のものはこの間の出水で横倒しになり、再び頭を持ち上げて花を咲かせています。
花は直径2センチほどで、花弁の色は白に近い淡黄色、中心の筒状花は濃い黄色です。花が開くのは日中だけで、夜間や雨の日はつぼんだままです。花期は8月~12月。花が終わるとタンポポの綿毛をずっと小さくしたような種子が、風に運ばれて飛びます(【秋の野草】山と渓谷社)。同じ仲間に春に花を咲かせる「ノゲシ」があり、別名を「ハルノノゲシ」ともいいますが、それに対してこちらは秋に花が咲くので、「アキノノゲシ」と呼ばれています。
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