2010年4月8日
石油生産量世界一のサウジアラビアがアメリカと組んで太陽光発電による電気を動力とする海水淡水化施設の設立を目的とする共同研究を行うと発表しました。
http://www-06.ibm.com/jp/press/2010/04/0801.html
それにより、水およびエネルギーのコストが大幅に削減できます。
集光型太陽光発電システムを利用して、塩水の脱塩プロセスは IBMとKACSTの共同開発成果を前提としています。
それは、水処理ナノ薄膜を用いて、塩水の脱塩および汚染物質除去を効果的に行うことができ、他の水浄化方法よりもエネルギー効率の良い方法です。
海水の淡水化処理に最も一般的に使われる方法には熱技術と逆浸透膜法(RO)の2種類があり、双方とも1立方メートルあたり2.5から5.5サウジリアル(約23円/サウジリアル)のコスト*がかかります。
* 日本円換算で約60~130円/m3
⇒ 海水の淡水化処理にかかるコストを大幅に削減することを目標としています。
現在の化石エネルギー保有国が着手しようとしている海を利用した新規な「淡水化」技術について着目する必要があります。
また、海を含めれば無尽蔵な「水」からのエネルギーにも注目したいと想いました。
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