『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

ツリテラ

2008-04-13 | 化    石
 この産地には「サメ狙い」で行きますが、サメに限定しなければ化石は『なんぼでも』採集することが出来ます。露頭や河原の転石には化石の層が『目に見えて』存在し、しかもかなり密集してあります。
 巻き貝、二枚貝、ツノガイの仲間、カキの仲間...『なんぼでも』採れます。
 運が良ければ甲殻類やヒトデの仲間にも出会えるようですが...
 母岩はかなり硬く分離が悪いのがたまにキズですが...ある程度大きなブロックで持ち帰り、じっくりクリーニングすればいい標本が出来上がると思います。
 (現地でいい標本を得ようと思ってもなかなかいい具合には割れてくれません。
 そんな中、現地でタマガイとツリテラが『ポロッ!』といい具合に分離してくれました。
 上のツリテラは中身が結晶化しており、殻の割れ目から「月のおさがり」が顔をのぞかせています。
 ※「月のおさがり」:地中に埋もれた貝殻の中に地下水中に含まれる二酸化珪素・SiO2(シリカ)が沈殿し結晶化したもの。

 タマガイはいろんな色で採れます。





in 美里

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4 コメント

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いいですね~!! (大吉。)
2008-04-14 09:13:56
ヒトデやかにまで?凄い産地ですね~♪
しかもなんぼでもってのがいいです。
後は選り好みの問題でしょうか。
でもいつかは採れなくなるんだから全部持って帰りたいですね?
今度トラックで行ったら?(笑)
実は「ツリテラ」「タマガイ」はまだ採った事無いんですよ~。

なかなか (仙人)
2008-04-14 18:19:33
大吉。さん、残念ながらヒトデやカニはなんぼでも採れませんよ!
(私自身ここでは採ったことありませんから...寂)
トラックじゃなくても、密集層で大きめなブロック一塊り採れば、長いことクリーニングを楽しめますし、いっぱい標本ができます!
新生代の面白さ (fossil1129)
2008-04-14 21:06:50
「なんぼでも…」
って言うのは、新生代の面白。

いろんな化石に出会えたり、
分類を楽しめたり、
対象になる化石が大量に得られるのが、
いいですね。
徒労 (仙人)
2008-04-14 22:24:37
fossilさん、まったくその通りですね。
中生代は一日頑張っても何にも得られない事もありますし...
でも懲りずにまた行ってしまいますね!(笑)
自分でもかなり笑ってしまいますが...

私の場合、新生代は少々よく出る化石を軽視しがちなところは改めねばと思っていますが...なかなか

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