『天・地・水・命』 ~自然の恵み~

 「 天を仰ぎつ 地に伏しつ 水に語りて 命覚ゆる 」 仙人

鬼菱

2008-12-29 | 化    石
 「古琵琶湖層群」からは、こんなものも出てきました...
 炭化して真っ黒ですが、水草(浮葉植物)のヒシの仲間、『オニビシ』の種子です。
 このヒシの仲間の種子は食用にもなりますが、かなり危険です。
 川の調査をしているときに、網にヒシの種子が絡んだら取るのに苦労しますし、手裏剣のように尖っている部分はかなり鋭く、針のようにプスプス刺さります。
 忍者が追っ手の足止めに使う“マキビシ(撒き菱)”は、ヒシの種子を真似て作ったことからこの名が付いています。

 裏はこんな感じです。

 

 数個密集して産出しましたので、綺麗な形の分を持ち帰りました。

 これはかなりサイズは小さいですが『カラスガイ』でしょうか...

 

 カワニナの仲間も採れました。

 

 この化石はかなり脆く、すぐにボロボロ崩れてしまいます。
 よくみると、同種ではなさそうです。
 現生のカワニナの仲間は琵琶湖に16種ほど生息していますが...
 何種採れるか頑張ってみるのも面白そうです。

 in 古琵琶湖層群

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2 コメント

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まきびし (fossil1129)
2008-12-30 19:25:05
ヒシの実は、食べられるに
食べる機会に恵まれませんでした。
一度、食してみたいものです。

( -.-)ノ・・・-=≡≡≡********* マキビシ
シュッ -=≡卍
男の子のあこがれです!
クリ (仙人)
2008-12-30 19:44:32
fossilさん

遠い昔の記憶ですが、近所に「ヒシの実売り」のおばちゃんが来ていました。
“タライ船”に乗ってのヒシの実採りの光景がよみがえってきます。
 
「ヒシの実」はクリをあっさりしたような感じで、結構美味しかったような気がします。
「ハスの実」はクリよりさらに美味しかった記憶があります。

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