天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

浄土真宗のお仏壇のご本尊の安置の仕方(絵像と名号)

2011-09-09 17:12:27 | 天真寺
お仏壇は、ご本尊様を安置するするところ。浄土真宗本願寺派のご本尊には、絵像とお名号があります。

絵像の場合



[左側]蓮如上人 [中心]阿弥陀如来 [右側]親鸞聖人

左右どちらが上位になるかといえば、右側が上位になり、
ご開山親鸞聖人を右側、中興の祖蓮如上人は左側という並び方になります。




お名号の場合



[左側]南無不可思議光如来 [中心]南無阿弥陀仏  [右側]帰命尽十方無碍光如来

上記の並び方になります。

学生時代に、なぜ右側が十字名号、左側が九字名号になるのかと質問を承ったが答えられませんでした。
この度、舟橋一哉先生の書籍を読んでいると、以下のように解説がなされていました。南無不可思議光仏と帰命尽十方無碍光如来は南無阿弥陀仏のお名号と同じ意味になります。そして、ご本尊の名号を右から左に読めば、『正信偈』の「帰命無量寿如来 南無不可思議光」という順序になるからという。さらには、絵像も名号も下に蓮華の華がついている。それは、「仏様がここにおいでになる」ということを示している解説がありました。

ウンウン、ということだそうです。答えには諸説あるのでしょうが、10年間かかえていた疑問がスッキリしました。

(龍)