鍼灸師 てっかんの奮闘記 ~師曰 愚按曰 問曰~

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関西漢法苞徳之会の情報

花粉症(春に発症する症状)は、今の時期の養生で決まる!

2008年07月14日 | アレルギー、花粉症 関連
漢法医学でいう

外因というのは

季節の気

いわゆる

春なら風、夏なら熱、夏土用の前半なら暑

夏土用後半なら湿、秋は乾燥の燥、冬は寒であり、

陰陽の性質上

風・熱・暑は陽性の邪

湿・燥・寒は陰性の邪

として分類されています。

邪というのは

今で言うウイルスも含まれます。

それらが身体に影響を及ぼして症状が現れます。


身体にも陰陽があって

体表が陽で、体内が陰。

今の時季

邪気は陽性の邪ですから

体表を安易に侵しやすく(親和性がある)

邪気が身体の陰の場所、陰のものと

激しく抵抗し、陰(水分など)を消耗します。

ですので熱が深い場所にあり

ただの発汗だけでは体内にこもった抜けません。


この夏に胃腸に負担をかけていて

暑さのために陰を消耗していたら

夏に症状が発症しなくても

冬や春先に症状を出します。

土(夏土用:脾)剋水(冬:腎)の関係

または土畏木(春:肝)の関係。

五行論でいうと

春の時期は肝蔵が威張っている時季。

木剋土(脾胃)、木畏金(肺:呼吸器)となるので

胃腸や呼吸器を中心とした

アレルギー症状が多くなります。

春先の治療は

風邪は風邪でも

冬の傷寒ではなく、温病ですのでご注意を!

つづきは次回に!



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