今年は琳派400年ということで、京都の美術館では琳派展が目白押しです。
そのなかでも、京都最大規模の琳派展示会が京都国立博物館で開催されています。
早速、昨日朝妻と行ってきました。
博物館の開館時間は9時半、私たちが着いたのは9時前です。
すでに開館待ちの行列ができています。
会場は明治古都館ではなく、平成知新館です。
琳派は江戸時代に出現した装飾的な作風です。
本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳・乾山兄弟、酒井抱一といった芸術家の一群を言う場合が多いです。
琳派の源流は京都洛北の鷹峯に住し、様々な芸術に関与した本阿弥光悦に遡りま す。
光悦が徳川家康から鷹峯の地を拝領して400年、琳派誕生と言われています。
展示会の構成は7つに分かれています。
画像は私のブログで今まで紹介してきたのと、昨日の会場でいただいた印刷物です。
1章:光悦琳派誕生
「国宝 舟橋蒔絵硯箱」、「重文 黒楽茶碗 銘雨雲」「重文 赤楽茶碗 銘乙御前」
「重文 赤楽茶碗 銘 加賀光悦」など20点
国宝「舟橋蒔絵硯箱」
重文「赤楽茶碗 乙御前」
2章:光悦と宗達 書と料紙の交響
「重文 鶴下絵三十六歌仙和歌巻」など14点
光悦「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」
『牛図』
3章:宗達と俵屋工房
「国宝 蓮池水禽図」をはじめ数々の屏風、色紙など32点
宗達『扇面散貼付屏風』
宗達『国宝 蓮池水禽図』
4章:かたちを受け継ぐ
俵屋宗達「国宝 風神雷神図屏風」、写し取った尾形光琳「重文 風神雷神図屏風」、
後期展示になりますが、酒井抱一「風神雷神図屏風」が最大の目玉です。
さらに抱一「重文 夏秋草図屏風」など9点
宗達「国宝 風神雷神図屏風」17世紀
金や銀を多様したきらびやかな色使いや大胆かつ巧みな構成、
平安時代の個展を斬新な感覚で捉えています。
尾形光琳の「風神雷神図屏風」18世紀
光琳は宗達の作品を写し、宗達のデザイン性を受けついたのです。
光琳から100年後光琳に魅了されたのが、江戸で活躍した、酒井抱一です。
「夏秋草図屏風」
宗達、光琳、抱一、何の繋がりもない絵師たちが時代も空間も越えて受け継いだ、
美の潮流、それが琳派です。
5章:琳派浪漫
光琳「重文 太公望図屏風」など26点
6章:くらしを彩る
光琳「国宝 八橋蒔絵硯箱」(後期)をはじめ、乾山の作品など48点
「国宝 八橋蒔絵硯箱」
7章:光琳の後継者たち
光琳の後の酒井抱一、鈴木其一などの作品26点
酒井抱一 「八橋図屏風」
鈴木其一 「三十六歌仙図屏風」
私は今まで多くの琳派展を見てきましたが、これほど充実した展示会は初めてです。
光悦、宗達、光琳、乾山、抱一の代表作品を満喫できます。
琳派ファンには是非お薦めです。
ただし、曜日と時間帯にもよりますが、待ち時間の覚悟は必要です。
私は車で行き、辛うじてすぐ駐車できましたが、公共交通機関がお薦めです。
もう足を運ばれたのですね。
10日からスタートで、平日の9時前から行列とは・・・
さすが京博!
琳派イヤーの大トリを飾るにふさわしい展示内容ですね。毎日HPを眺めてはわくわくしています。
私は特に25日まで限定公開の宗達の
「舞楽図屏風」が気になっています。
醍醐寺秋の特別展でも展示されるようですが、
ぜひ京博で拝見したいです。
今回は日帰り京都になりそうなので、秋のお庭やお花は京都で定年後生活さまのブログで堪能させていただいています。
ありがとうございます。
並ばずにゆっくり見せていただいてありがとうございます
教科書で見たり、書物で見るくらいです
自分の目で見ることの機会があり良かったですね
京都の方々は羨ましい~~
それにしても保存が大変で魅力的な作品ばかり!
うっとり!(充実した展示会)¨¨¨納得ですよ(^^♪
昨日は平日でしたが、開館前後は長い行列ができました。時間帯にもあるようですが、11時頃は混雑の波がひと休みすることもあるようです。
今回の琳派展はすばらしいの一言に尽きます。
「舞楽図屏風」も見てきました。醍醐寺より博物館がやはりお薦めです。
素晴らしい琳派展でした。
京都国立近代美術館では、近代から現代の琳派が開催され、先日行ってきました。
やはり、宗達、光琳、乾山、抱一の作品は別格です。
宗達、光琳、抱一の三つの風神雷神図屏風を揃って鑑賞できるのは11月8日までと云うことで今日行って参りました。入館まで1時間でしたが、光悦、宗達、光琳、乾山、抱一の迫力には驚くばかりでした。
本当に感動の琳派展でした。
ありがとうございます。
三つの風神雷神図、見られて良かったです。
私は二つでした。
京都で最大規模の琳派展ということで、かなり混んでいるようですね。日曜日8時過ぎに博物館前を車で通ったとき、開館9時半だというのに長い長い行列でした。明日、明後日の土日も大混雑ではないでしょうか。
1時間待ちだったそうですが、待っても見る価値はある展示会だったのではないでしょうか。